2020/07/22(水) - 09:23
カンパニョーロが誇るロードホイール「SHAMAL」のカーボンリムバージョンが登場する。スポークがアルミからステンレスへと切り替えられるなどスペックが一新されるSHAMAL CARBON DBは、ロードからグラベルまで対応できるオールラウンドなエンデュランス用ホイールとなっている。
カンパニョーロ SHAMAL CARBON DB (c)campagnolo
カンパニョーロが誇るアルミホイールの頂点「SHAMAL(シャマル)」。1992年のリリース以来、プロレースでカーボンホイールが当然となった今でも、レーシングホイールとして数多くのライダーから支持を集める名作だ。姉妹ブランドのフルクラムのレーシングゼロカーボンをはじめ、各社がハイエンドアルミモデルのカーボンバージョンを用意するなか、カンパニョーロはSHAMALのカーボン化には慎重な姿勢を見せていた。
ディスクブレーキ化、チューブレスタイヤの増加などホイールにまつわる要素が変化しつつある2020年。カンパニョーロは満を持してSHAMALのカーボンリムバージョン「SHAMAL CARBON DB」をリリースすることに。BORAシリーズとBORA WTOシリーズが揃うカンパニョーロのカーボンホイールラインアップにおいて、SHAMAL CARBON DBはロングライド派のライダーに向けたエンデュランス用ホイールという位置づけが与えられた。
BORA WTOのようにUDカーボンが露出するリムとなったSHAMAL CARBON DB。リムの最大の特徴は内幅21mmという非常にワイドな設計が与えられたこと。カンパニョーロの最新レースホイールであるBORA WTOシリーズがC19 (19mm)を採用しており、25Cタイヤとのマッチングを最適化している一方で、SHAMAL CARBONでは25mm、28mm、30mmタイヤとのペアリングが最適とされている。もちろんさらに幅広のグラベル用タイヤも視野に入ってくるだろう。
フロントはローター側がJベンド、反対側がストレートスポークとされている (c)campagnolo
リアはローター側がストレート、ドライブ側がJベンドスポークとされている (c)campagnolo
リム形式は2WAY(クリンチャーとチューブレス互換)で、リムベッドにスポークホールが空けられていないことが特徴だ。チューブレスタイヤのインストールにリムテープが必要無いため、テープとホールの隙間から空気が逃げるという心配も少ない。空気漏れの原因の1つを無くすことで、TLタイヤ運用のハードルも低くなるはずだ。スポークホールがないことで、強度と剛性、重量を高次元でバランスさせていることにもつながっている。
前後でリムハイトが異なることもSHAMALの特徴であり、今作はフロントが25mmから30mm、リアが28mmから40mmへと進化を遂げている。カンパニョーロによるとフロントはハンドリング性能、リアは反応性を向上させているという。
スポーキングはアルミのディスクブレーキモデル同様に前後G3を採用するが、スポーク素材がアルミからステンレスへと切り替えられている。また、フロントのローターサイド(左)とリアのドライブサイド(右)がベンドスポーク仕様となっていることもポイントだ。
現代的な丸みを帯びたプロファイルと内幅21mmのカーボンリムとなった (c)campagnolo
カンパニョーロらしいカップ&コーン方式のハブベアリングは標準的なスチールボールを採用。必要に応じてUSBやCULTへとアップグレードできる仕様とされている。また、フリーボディはシマノHG(175,000円)とスラムXDR(176,000円)の2種類。重量は1,585g。
ロードバイクやシクロクロス、グラベルなどあらゆるジャンルにマッチするオールラウンド性、クリンチャーとチューブレスどちらも対応する汎用性、Jベンドスポークやカップアンドコーンベアリングによる整備性を獲得したSHAMAL CARBON DB。スピードを追い求めるだけではなく、自転車を快適に楽しみたいと思う幅広い方にフィットするホイールだろう。
カンパニョーロ SHAMAL CARBON DB
リム:UDカーボン、2-Way Fit
リムハイト:35mm(フロント)/ 40mm(リア)
リム幅:28.1mm
リム内幅:C21
適合タイヤ幅:25mm、28mm、30mm / グラベル用 65mmまで
スポーク:ステンレス、ダブルバテッド・ラウンド、ストレートプル&Jベント、24本-G3パターン
ニップル:アルミニップル
ハブ:アルミニウム、カップ&コーンベアリング
重量制限(ライダー、バイク、アクセサリーの総重量) :120kg
重量:1,585g
税抜価格:175,000円(HGボディ)、176,000円(XDR)

カンパニョーロが誇るアルミホイールの頂点「SHAMAL(シャマル)」。1992年のリリース以来、プロレースでカーボンホイールが当然となった今でも、レーシングホイールとして数多くのライダーから支持を集める名作だ。姉妹ブランドのフルクラムのレーシングゼロカーボンをはじめ、各社がハイエンドアルミモデルのカーボンバージョンを用意するなか、カンパニョーロはSHAMALのカーボン化には慎重な姿勢を見せていた。
ディスクブレーキ化、チューブレスタイヤの増加などホイールにまつわる要素が変化しつつある2020年。カンパニョーロは満を持してSHAMALのカーボンリムバージョン「SHAMAL CARBON DB」をリリースすることに。BORAシリーズとBORA WTOシリーズが揃うカンパニョーロのカーボンホイールラインアップにおいて、SHAMAL CARBON DBはロングライド派のライダーに向けたエンデュランス用ホイールという位置づけが与えられた。
BORA WTOのようにUDカーボンが露出するリムとなったSHAMAL CARBON DB。リムの最大の特徴は内幅21mmという非常にワイドな設計が与えられたこと。カンパニョーロの最新レースホイールであるBORA WTOシリーズがC19 (19mm)を採用しており、25Cタイヤとのマッチングを最適化している一方で、SHAMAL CARBONでは25mm、28mm、30mmタイヤとのペアリングが最適とされている。もちろんさらに幅広のグラベル用タイヤも視野に入ってくるだろう。


リム形式は2WAY(クリンチャーとチューブレス互換)で、リムベッドにスポークホールが空けられていないことが特徴だ。チューブレスタイヤのインストールにリムテープが必要無いため、テープとホールの隙間から空気が逃げるという心配も少ない。空気漏れの原因の1つを無くすことで、TLタイヤ運用のハードルも低くなるはずだ。スポークホールがないことで、強度と剛性、重量を高次元でバランスさせていることにもつながっている。
前後でリムハイトが異なることもSHAMALの特徴であり、今作はフロントが25mmから30mm、リアが28mmから40mmへと進化を遂げている。カンパニョーロによるとフロントはハンドリング性能、リアは反応性を向上させているという。
スポーキングはアルミのディスクブレーキモデル同様に前後G3を採用するが、スポーク素材がアルミからステンレスへと切り替えられている。また、フロントのローターサイド(左)とリアのドライブサイド(右)がベンドスポーク仕様となっていることもポイントだ。

カンパニョーロらしいカップ&コーン方式のハブベアリングは標準的なスチールボールを採用。必要に応じてUSBやCULTへとアップグレードできる仕様とされている。また、フリーボディはシマノHG(175,000円)とスラムXDR(176,000円)の2種類。重量は1,585g。
ロードバイクやシクロクロス、グラベルなどあらゆるジャンルにマッチするオールラウンド性、クリンチャーとチューブレスどちらも対応する汎用性、Jベンドスポークやカップアンドコーンベアリングによる整備性を獲得したSHAMAL CARBON DB。スピードを追い求めるだけではなく、自転車を快適に楽しみたいと思う幅広い方にフィットするホイールだろう。
カンパニョーロ SHAMAL CARBON DB
リム:UDカーボン、2-Way Fit
リムハイト:35mm(フロント)/ 40mm(リア)
リム幅:28.1mm
リム内幅:C21
適合タイヤ幅:25mm、28mm、30mm / グラベル用 65mmまで
スポーク:ステンレス、ダブルバテッド・ラウンド、ストレートプル&Jベント、24本-G3パターン
ニップル:アルミニップル
ハブ:アルミニウム、カップ&コーンベアリング
重量制限(ライダー、バイク、アクセサリーの総重量) :120kg
重量:1,585g
税抜価格:175,000円(HGボディ)、176,000円(XDR)
リンク
Amazon.co.jp