2020/07/28(火) - 09:16
楕円チェーンリングQ-Ringsでお馴染みのローターが、新型パワーメーター「INSPIDER」をリリースしている。これまで用意されていたクランクアームおよびスピンドル計測型から、スパイダーアーム計測型かつダイレクトマウントチェーンリングに対応したモデルに進化を遂げている。
ROTOR POWER、ROTOR POWER LT、INPOWER、2INPOWERと時代ごとに進化を遂げているローターのパワーメーター。これまでローターが用意してきたパワーメーターはクランクアームやスピンドルでパワーを計測することが共通してきた。2020年モデルとしてデビューを果たしたINSPIDER(インスパイダー)は、その名の通りスパイダーアームで計測する方式を採用した。ローターのパワーメーターの歴史が転換点を迎えている。
スパイダーアーム型パワーメーターは計測センサーがクランクアームとスピンドルから独立。もちろんチェーンリングも別体だ。それぞれが分離したモジュラー式は、クランクセット交換≒パワーメーターの買い直しではなくなることがメリット。ただ高価なクランクセットを交換すること自体が珍しいケースではあるが、考えられないことではないはず。
楕円チェーンリングのQ-Ringsや、ペダリングバランスを可視化するTORQUE360°を通して効率の良いペダリングの実現をサポートしてきたローター。クランク長の変更もペダリングに大きな影響を与えるため、ローターがクランク交換のハードルを下げることは自然な流れと言えるだろう。
各種コンポーネントの進化に追従しやすいこともポイントだ。変速機の都合でクランクセットの設計が変更されたとしても、ローターが新形状に適したモデルさえ用意してくれれば、INSPIDERはそのままにチェーンリングだけの変更で済むはずだ。
また、INSPIDERはロードだけではなくシクロクロスやグラベル、MTB用としても使うことが可能。もしパワーメーターを新調したとしても、INSPIDERを保管しておけば、メインとしている自転車の楽しみ方以外にチャレンジする時にパワーメーターを使い回しやすいはず。様々な遊び方が登場している今、汎用的なパワーメーターを用意しておくのも1つの手だろう。
計測できるのはパワーとケイデンス、仮想左右バランス、Q-Ringsのセッティングに貢献するOCA、TORQUE360°と、INPOWERシリーズからほぼ変わりない。通信形式はANT+とBluetooth。PCとスマホアプリどちらにも接続可能。
ボディは7075アルミ素材を使用。IPX7の防水性能を獲得しているため、MTBやシクロクロスなどハードユースにもしっかり対応する。INSPIDERの単体重量は149g。内蔵リチウムイオンバッテリーを電源とし、最大200時間のバッテリーライフを備えている。充電は既存モデルのINPOWER同様に専用ケーブルを用いる。
スパイダーはダイレクトマウント式のチェーンリングと同じ様に取付角度によってOCPポジション調整を行える。対応するチェーンリングはPCDが110mm、4アームのモデル。現在ローターがラインアップするのは、”Q RINGS SPIDER MOUNT”というモデル名が与えられた4種類。内訳は一般的なx2モデルとエアロ形状のx2モデル、エアロ形状のx1モデル、エアロ形状のスラム AXSシリーズ対応x2モデルとなっている。エアロモデルに関しては別売のカバーを装着することで、チェーンリングボルトの露出を抑え、より高いエアロ効果を得られるようになる。
対応クランクはALDHU、ALDHU24、VEGAST、KAPIC、KAPIC CARBONの5種類。ALDHUとVEGASTはロードクランクで、KAPICはMTBモデル。
INSPIDERの販売はスパイダー単体で行われており、価格は89,800円(税抜)。そこに各種クランクとチェーンリングを追加購入してアセンブルしていく方式となる。例えばALDHUクランクの価格は32,600円(税抜)、エアロ形状のチェーンリングはアウターが18,600円(税抜)、インナーが8,500円(税抜)となり、合計は約15万円(税抜)という計算。もちろん既に対応クランクを使用している場合はスパイダーアームを交換するだけで使用可能。各対応モデルなどは下記スペックで確認して欲しい。
ローター INSPIDER
表示可能データ:パワー、ケイデンス、左右バランス、Optimum Chainring Angle (OCA)、TORQUE 360°
通信規格:ANT+™ / Bluetooth® Smart
PCD:110X4
ソフトウェア:ROTOR INpower ユーザーソフトウェア、専用モバイルアプリ (iOSとアンドロイドに対応)
対応クランクアーム:ALDHU、ALDHU24、VEGAST、KAPIC、KAPIC CARBON
チェーンリング:Q RINGS PCD 110X4, RHAWK, ROUND RINGS
カラー:BLACK
バッテリーライフ:最大200時間(使用条件によって異なります)
バッテリー:内臓リチウムイオンバッテリー、充電用専用USBケーブル付属
マテリアル:100% CNC-machined, 7075 aluminum alloy
対応AXLE:30mm、24mm (取付には専用アクスルが必要です)
使用可能ジャンル:ROAD、MTB、CYCLOCROSS、TRIATHLON
重量:149g (スパイダー本体のみ)
価格:89,800円(税抜)
エアロカバー
価格:7,500円(税抜)
対応チェーンリング
Q RINGS SPIDER MOUNT OVAL CHAINRING AERO 2X
仕様:エアロ、フロントダブル
アウター:50T、52T、53T、54T/18,600円(税抜)
インナー:34T、36T、39T/8,500円(税抜)
Q RINGS SPIDER MOUNT OVAL CHAINRING AERO 1X
仕様:エアロ、フロントシングル
サイズ:38T、40T、42T、44T、46T、48T、50T
価格:18,800円(税抜)
Q RINGS SPIDER MOUNT OVAL CHAINRING AERO AXS 2X
仕様:エアロ、フロントダブル、スラムAXSシリーズ対応モデル
アウター:48T/18,000円(税抜)
インナー:35T/8,500円(税抜)
Q-RINGS SPIDER MOUNT BCD110 4ARM
仕様:フロントダブル
アウター:50T、52T、53T/17,000円(税抜)
インナー:34T、36T、39T/8,500円(税抜)
対応クランク
ALDHU CRANKS
サイズ:150mm、155mm、160mm、165mm、170mm、172.5mm、175mm
重量:347.8g(175mm クランクのみ)
アクスル径:30mm
価格:32,600円(税抜)
ALDHU24 CRANKS
サイズ:165mm、170mm、172.5mm、175mm
重量:355g(170mm クランクのみ)
アクスル径:24mm
価格:32,600円(税抜)
VEGAST CRANKS
サイズ:170mm、172.5mm、175mm
重量:347.8g(175mm クランクのみ)
アクスル径:30mm
価格:20,400円(税抜)
ROTOR POWER、ROTOR POWER LT、INPOWER、2INPOWERと時代ごとに進化を遂げているローターのパワーメーター。これまでローターが用意してきたパワーメーターはクランクアームやスピンドルでパワーを計測することが共通してきた。2020年モデルとしてデビューを果たしたINSPIDER(インスパイダー)は、その名の通りスパイダーアームで計測する方式を採用した。ローターのパワーメーターの歴史が転換点を迎えている。
スパイダーアーム型パワーメーターは計測センサーがクランクアームとスピンドルから独立。もちろんチェーンリングも別体だ。それぞれが分離したモジュラー式は、クランクセット交換≒パワーメーターの買い直しではなくなることがメリット。ただ高価なクランクセットを交換すること自体が珍しいケースではあるが、考えられないことではないはず。
楕円チェーンリングのQ-Ringsや、ペダリングバランスを可視化するTORQUE360°を通して効率の良いペダリングの実現をサポートしてきたローター。クランク長の変更もペダリングに大きな影響を与えるため、ローターがクランク交換のハードルを下げることは自然な流れと言えるだろう。
各種コンポーネントの進化に追従しやすいこともポイントだ。変速機の都合でクランクセットの設計が変更されたとしても、ローターが新形状に適したモデルさえ用意してくれれば、INSPIDERはそのままにチェーンリングだけの変更で済むはずだ。
また、INSPIDERはロードだけではなくシクロクロスやグラベル、MTB用としても使うことが可能。もしパワーメーターを新調したとしても、INSPIDERを保管しておけば、メインとしている自転車の楽しみ方以外にチャレンジする時にパワーメーターを使い回しやすいはず。様々な遊び方が登場している今、汎用的なパワーメーターを用意しておくのも1つの手だろう。
計測できるのはパワーとケイデンス、仮想左右バランス、Q-Ringsのセッティングに貢献するOCA、TORQUE360°と、INPOWERシリーズからほぼ変わりない。通信形式はANT+とBluetooth。PCとスマホアプリどちらにも接続可能。
ボディは7075アルミ素材を使用。IPX7の防水性能を獲得しているため、MTBやシクロクロスなどハードユースにもしっかり対応する。INSPIDERの単体重量は149g。内蔵リチウムイオンバッテリーを電源とし、最大200時間のバッテリーライフを備えている。充電は既存モデルのINPOWER同様に専用ケーブルを用いる。
スパイダーはダイレクトマウント式のチェーンリングと同じ様に取付角度によってOCPポジション調整を行える。対応するチェーンリングはPCDが110mm、4アームのモデル。現在ローターがラインアップするのは、”Q RINGS SPIDER MOUNT”というモデル名が与えられた4種類。内訳は一般的なx2モデルとエアロ形状のx2モデル、エアロ形状のx1モデル、エアロ形状のスラム AXSシリーズ対応x2モデルとなっている。エアロモデルに関しては別売のカバーを装着することで、チェーンリングボルトの露出を抑え、より高いエアロ効果を得られるようになる。
対応クランクはALDHU、ALDHU24、VEGAST、KAPIC、KAPIC CARBONの5種類。ALDHUとVEGASTはロードクランクで、KAPICはMTBモデル。
INSPIDERの販売はスパイダー単体で行われており、価格は89,800円(税抜)。そこに各種クランクとチェーンリングを追加購入してアセンブルしていく方式となる。例えばALDHUクランクの価格は32,600円(税抜)、エアロ形状のチェーンリングはアウターが18,600円(税抜)、インナーが8,500円(税抜)となり、合計は約15万円(税抜)という計算。もちろん既に対応クランクを使用している場合はスパイダーアームを交換するだけで使用可能。各対応モデルなどは下記スペックで確認して欲しい。
ローター INSPIDER
表示可能データ:パワー、ケイデンス、左右バランス、Optimum Chainring Angle (OCA)、TORQUE 360°
通信規格:ANT+™ / Bluetooth® Smart
PCD:110X4
ソフトウェア:ROTOR INpower ユーザーソフトウェア、専用モバイルアプリ (iOSとアンドロイドに対応)
対応クランクアーム:ALDHU、ALDHU24、VEGAST、KAPIC、KAPIC CARBON
チェーンリング:Q RINGS PCD 110X4, RHAWK, ROUND RINGS
カラー:BLACK
バッテリーライフ:最大200時間(使用条件によって異なります)
バッテリー:内臓リチウムイオンバッテリー、充電用専用USBケーブル付属
マテリアル:100% CNC-machined, 7075 aluminum alloy
対応AXLE:30mm、24mm (取付には専用アクスルが必要です)
使用可能ジャンル:ROAD、MTB、CYCLOCROSS、TRIATHLON
重量:149g (スパイダー本体のみ)
価格:89,800円(税抜)
エアロカバー
価格:7,500円(税抜)
対応チェーンリング
Q RINGS SPIDER MOUNT OVAL CHAINRING AERO 2X
仕様:エアロ、フロントダブル
アウター:50T、52T、53T、54T/18,600円(税抜)
インナー:34T、36T、39T/8,500円(税抜)
Q RINGS SPIDER MOUNT OVAL CHAINRING AERO 1X
仕様:エアロ、フロントシングル
サイズ:38T、40T、42T、44T、46T、48T、50T
価格:18,800円(税抜)
Q RINGS SPIDER MOUNT OVAL CHAINRING AERO AXS 2X
仕様:エアロ、フロントダブル、スラムAXSシリーズ対応モデル
アウター:48T/18,000円(税抜)
インナー:35T/8,500円(税抜)
Q-RINGS SPIDER MOUNT BCD110 4ARM
仕様:フロントダブル
アウター:50T、52T、53T/17,000円(税抜)
インナー:34T、36T、39T/8,500円(税抜)
対応クランク
ALDHU CRANKS
サイズ:150mm、155mm、160mm、165mm、170mm、172.5mm、175mm
重量:347.8g(175mm クランクのみ)
アクスル径:30mm
価格:32,600円(税抜)
ALDHU24 CRANKS
サイズ:165mm、170mm、172.5mm、175mm
重量:355g(170mm クランクのみ)
アクスル径:24mm
価格:32,600円(税抜)
VEGAST CRANKS
サイズ:170mm、172.5mm、175mm
重量:347.8g(175mm クランクのみ)
アクスル径:30mm
価格:20,400円(税抜)
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