2018/03/08(木) - 09:43
18.4kmのアップダウンコースで行われたパリ〜ニース第4ステージの個人タイムトライアル。ワウト・プールス(チームスカイ)がトップタイムを叩き出し、ルイスレオン・サンチェス(アスタナ)が28秒遅れながらも総合首位を守った。
ロワール県のサンテティエンヌ郊外で行われた18.4kmの「時間との戦い」。前半8kmで高低差476mを駆け上がり、短い登りを含みながらも後半10kmは概ね下り基調。150名の選手たちが総合下位から順にスタートしていった。
勾配4%の登り頂上に設定された中間計測(8km地点)で12分58秒のトップタイムを叩き出したのは総合17位のワウト・プールス(オランダ、チームスカイ)だった。後半も安定した速さを見せたプールスは、それまで前年度覇者のセルジオルイス・エナオ(コロンビア、チームスカイ)がキープしていたトップタイムを33秒も更新してみせる。
次に好走した総合15位マルク・ソレル(スペイン、モビスター)はプールスから11秒遅れのステージ2位に。イサギレ兄弟(スペイン、バーレーン・メリダ)が同じ27秒遅れのステージ5位とステージ6位で終える中、総合4位のジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ)が気を吐いた。
アラフィリップは中間計測(8km地点)でプールスから24秒遅れたものの、後半の下り区間でペースアップ。身長173cm/体重62kgと比較的小柄ながら、下りコーナーを目一杯攻め続けたアラフィリップがタイムを挽回し、遅れを16秒まで縮めて3番手タイムでフィニッシュした。
前走者のアルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)を早々にパスした最終走者ルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ)は中間計測(8km地点)で15秒遅れ。最終的にプールスから28秒のタイムを失ったが、総合首位を守るには十分な走りだった。
「前半に登りが組み込まれたコースは自分向きだった。昨日は重要な局面でパンクしてしまう不運に見舞われていただけにここで奮起したかったんだ」というプールスが、ブエルタ・ア・アンダルシアの山頂フィニッシュに続く今シーズン2勝目。2016年にリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで勝利している30歳がサンチェスと15秒差の総合2位に浮上した。
「15秒というタイム差がが大きいのか小さいのか分からないけど、良い走りをしたセルジオ・エナオも総合上位(総合9位)に残っているので、引き続きダブルエース体制で戦いたい。1チームの出場メンバーが8名から7名に減ったので、戦略的に動きづらくなったものの、それが面白いレースを演出すると思う」とプールスは語る。残る4ステージでチームスカイは猛攻をかけてくるだろう。
タイムを失いながらも総合首位を守ったサンチェスは「昨日の疲労が今日の走りに影響した。確かにタイムを失ったものの、このパリ〜ニースでマイヨジョーヌを着るとは思っていなかったので、これはボーナスのようなもの。初日に落車でタイムを失ったヤコブ・フルサングもまだ大きく遅れていないので、アスタナには2つの可能性があると言っていい」とコメント。2009年大会の覇者はもちろん9年ぶりの総合優勝を目指す。
「昨日はアタックを連発しながらも結果につながらなかったので、今日は良いタイムトライアルをしようと思っていた」と語るのは、2017年大会の個人タイムトライアルで勝利しているアラフィリップ。連日積極的な走りを見せているアラフィリップは「新しいバイクでの初レースだったのでモチベーションも高かった。前半はペースが上がらなかったけど後半にかけて全開走行。今日のようなハードなタイムトライアルでステージ3位は良い成績であり、総合でも3位。ニースに着くまで闘い続けるよ」と語っている。
ロワール県のサンテティエンヌ郊外で行われた18.4kmの「時間との戦い」。前半8kmで高低差476mを駆け上がり、短い登りを含みながらも後半10kmは概ね下り基調。150名の選手たちが総合下位から順にスタートしていった。
勾配4%の登り頂上に設定された中間計測(8km地点)で12分58秒のトップタイムを叩き出したのは総合17位のワウト・プールス(オランダ、チームスカイ)だった。後半も安定した速さを見せたプールスは、それまで前年度覇者のセルジオルイス・エナオ(コロンビア、チームスカイ)がキープしていたトップタイムを33秒も更新してみせる。
次に好走した総合15位マルク・ソレル(スペイン、モビスター)はプールスから11秒遅れのステージ2位に。イサギレ兄弟(スペイン、バーレーン・メリダ)が同じ27秒遅れのステージ5位とステージ6位で終える中、総合4位のジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ)が気を吐いた。
アラフィリップは中間計測(8km地点)でプールスから24秒遅れたものの、後半の下り区間でペースアップ。身長173cm/体重62kgと比較的小柄ながら、下りコーナーを目一杯攻め続けたアラフィリップがタイムを挽回し、遅れを16秒まで縮めて3番手タイムでフィニッシュした。
前走者のアルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)を早々にパスした最終走者ルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ)は中間計測(8km地点)で15秒遅れ。最終的にプールスから28秒のタイムを失ったが、総合首位を守るには十分な走りだった。
「前半に登りが組み込まれたコースは自分向きだった。昨日は重要な局面でパンクしてしまう不運に見舞われていただけにここで奮起したかったんだ」というプールスが、ブエルタ・ア・アンダルシアの山頂フィニッシュに続く今シーズン2勝目。2016年にリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで勝利している30歳がサンチェスと15秒差の総合2位に浮上した。
「15秒というタイム差がが大きいのか小さいのか分からないけど、良い走りをしたセルジオ・エナオも総合上位(総合9位)に残っているので、引き続きダブルエース体制で戦いたい。1チームの出場メンバーが8名から7名に減ったので、戦略的に動きづらくなったものの、それが面白いレースを演出すると思う」とプールスは語る。残る4ステージでチームスカイは猛攻をかけてくるだろう。
タイムを失いながらも総合首位を守ったサンチェスは「昨日の疲労が今日の走りに影響した。確かにタイムを失ったものの、このパリ〜ニースでマイヨジョーヌを着るとは思っていなかったので、これはボーナスのようなもの。初日に落車でタイムを失ったヤコブ・フルサングもまだ大きく遅れていないので、アスタナには2つの可能性があると言っていい」とコメント。2009年大会の覇者はもちろん9年ぶりの総合優勝を目指す。
「昨日はアタックを連発しながらも結果につながらなかったので、今日は良いタイムトライアルをしようと思っていた」と語るのは、2017年大会の個人タイムトライアルで勝利しているアラフィリップ。連日積極的な走りを見せているアラフィリップは「新しいバイクでの初レースだったのでモチベーションも高かった。前半はペースが上がらなかったけど後半にかけて全開走行。今日のようなハードなタイムトライアルでステージ3位は良い成績であり、総合でも3位。ニースに着くまで闘い続けるよ」と語っている。
パリ〜ニース2018第4ステージ結果
個人総合成績
ポイント賞
山岳賞
1位 | ピエールリュック・ペリション(フランス、フォルトゥネオ・サムシック) | 8pts |
2位 | ファビアン・グレリエ(フランス、ディレクトエネルジー) | 8pts |
3位 | ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ) | 4pts |
ヤングライダー賞
チーム総合成績
1位 | チームスカイ | 41:26:09 |
2位 | ミッチェルトン・スコット | 0:00:42 |
3位 | バーレーン・メリダ | 0:01:13 |
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