シクロクロスUCIワールドカップの第6戦がベルギーのカルムトハウトで開催され、雪の降りしきる氷点下の過酷な環境下で、ベテランのスヴェン・ネイス(ベルギー、ランドバウクレジット)が優勝。また、日本からは辻浦圭一、竹之内悠、豊岡英子の3人の日本チャンピオンが出場した。

スタートラインに並んだ辻浦圭一(チームブリヂストン・アンカー)スタートラインに並んだ辻浦圭一(チームブリヂストン・アンカー) photo:Sonoko Tanaka日本を寒波が襲った週末、同じくヨーロッパも記録的な寒波に見舞われた。氷点下の吹雪の中、12月20日、ベルギーのカルムトハウトでシクロクロス・ワールドカップ第6戦が開催された。

雪がコースを覆う過酷なコンディションの中、過去にワールドカップのシリーズチャンピオンに2度輝いている33歳のスヴェン・ネイスが活躍。ネイスは機材トラブルによって序盤に順位を落としながらも、最終周回でゼネク・スティバル(チェコ、テレネット・フィデア)を抜いて先頭へ。勢いそのままに、ゴールまで独走した。

急坂を進む選手たち 奥に辻浦圭一(チームブリヂストン・アンカー)、手前に竹之内悠(TREK)急坂を進む選手たち 奥に辻浦圭一(チームブリヂストン・アンカー)、手前に竹之内悠(TREK) photo:Cor Vos2位にはスティバル。そして3位にはアルカンシェルを着るニールス・アルベール(ベルギー、BKCPパワープラス)が入った。ワールドカップ第6戦を終えて、アルベールがランキングトップを維持している。

また、日本からは、全日本選手権後すぐに渡欧した日本チャンピオンの辻浦圭一(チームブリヂストン・アンカー)、U23日本チャンピオンの竹之内悠(TREK)、エリート女子日本チャンピオンの豊岡英子(パナソニックレディース)が出場。辻浦と竹之内は53位と54位、豊岡は41位で今シーズンのヨーロッパ初レースを終えた。

日本人3選手のレース後インタビューは後ほどお伝えする。

レースの模様はフォトギャラリーで。

シクロクロス・ワールドカップ第6戦カルムトハウト大会結果
1位 スヴェン・ネイス(ベルギー、ランドバウクレジット)1h00'30"
2位 ゼネク・スティバル(チェコ、テレネット・フィデア)+03"
3位 ニールス・アルベール(ベルギー、BKCPパワープラス)+04"
4位 クラース・ファントルノ(ベルギー、サンウェブ・プロジョブ)+09"
5位 スヴェン・ファントウレンハウト(ベルギー、サンウェブ・プロジョブ)+16"
6位 マルチン・ビーナ(チェコ、サイクロチーム・ブドヴァルターボル)+42"
7位 バート・アルノーツ(ベルギー、ラボバンク)+50"
8位 フランシス・ムレー(フランス、フランセーズデジュー)+54"
9位 バルト・ウェレンス(ベルギー、テレネット・フィデア)+1'05
10位 ヘルベン・デクネクト(オランダ、ラボバンク)+1'17"
53位 辻浦圭一(チームブリヂストン・アンカー)+6'05"
54位 竹之内悠(TREK)+6'07"

エリート女子結果
1位 ダフニー・ファンデンブラント(オランダ)36'33"
2位 マリアンヌ・フォス(オランダ)+04"
3位 キャサリン・コンプトン(アメリカ)+35"
41位 豊岡英子(パナソニックレディース)+1lap

text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos, Sonoko Tanaka

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