2009/10/31(土) - 23:39
来年度の実業団TRクラス選考会レースである宮田ロード初日が10月31日(土)長野県宮田村で行われた。ヒルクライム形式で行われた第1日目は序盤から積極的にレースをリードした外勢健一朗(ダイハツ・ボンシャンス飯田)が優勝した。
宮田ロードは2010年実業団Jサイクルツアー(TRクラス)登録のチームと選手個人の選考を行う対象となる大会だ。すでにシード権があるチームと上位選手は基本的に参加しない。チームポイントと個人のポイントそれぞれ上位に入る目的を持った選手が参加した。1日目はヒルクライム、2日目はクリテリウムで、両方のポイント合計で総合順位が決まる。
第1日目はヒルクライムのロードレースだ。宮田高原へ至る12km、標高差880mのコース。勾配の緩急が弱冠ありペースの維持が難しい。そして選考会ゆえ、タイムよりも順位が選手にとって絶対の目標だ。
TR+BR-1は107人が参加。個人ではすでに上位にいる選手はチームポイントのため、チームにシード権があっても個人のポイントが不足する選手は個人のために走る。さまざまな選手がそれぞれの目的で出走する。
スタート後1km過ぎて徐々に先頭メンバーが固まる。その中で外勢が先頭を積極的に引き速いペースを維持する。これに付いてきたのは中里聡史(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS)。ブリッツェンから移籍した中里が積極的に外勢と先頭グループを作って後続を離す。
4km過ぎ、先頭は外勢単独に、後方から才田直人(ダイハツ・ボンシャンス飯田)が数人を引き連れて迫ってくる。5km地点で才田が外勢に追いつき同チームの2人が先頭に。後方は中里、若松達人(たかだフレンドレーシング)、山本聖吾(スワコレーシングチーム-TR)、海藤稜馬(エルドラード)、中野清太郎(オーベストディープラスデザイン)、奈良基(ダイハツ・ボンシャンス飯田)らが続く。
才田、外勢のワンツーかと思われたが、9km過ぎて才田が脱落。外勢は単独でゴールを目指す。後方では若松が2位に出てくる。そのまま外勢がゴール、優勝した。
大本命の才田は「途中、調子が良かったので今日はいけるかと思った。が、終盤にペースを上げることができなかった」と語る。当初、1週間前のジャパンカップオープンでシーズンを終える予定が、急遽参戦したとのことだ。
優勝した外勢は「自分が勝てたことに驚いています。ジャパンカップオープン後100kmくらいしか走っていなくて、チームのポイント重視で出場したものです。才田さんが合流してからは2人でゴールを目指せばいいかと。ワン・ツーで。9kmほどで才田さんが少し遅れたとき苦しそうな表情だったので、チーム全体を考え待つよりもこのまま行くことを選びました。最後は根性でゴールしました。明日はチーム戦はできないのでガチンコ勝負で狙いたいと思います」と語る。
結果
TR+BR-1
1位 外勢健一朗(ダイハツ・ボンシャンス飯田)35分34秒
2位 若松達人(たかだフレンドレーシング)+19秒
3位 才田直人(ダイハツ・ボンシャンス飯田)+44秒
4位 中里聡史(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS)+1分01秒
5位 山本聖吾(スワコレーシングチーム-TR)+1分10秒
6位 中野清太郎(オーベストディープラスデザイン)+1分20秒
7位 奈良基(ダイハツ・ボンシャンス飯田)+1分42秒
8位 北正樹(クラブ シルベストTR)+1分51秒
9位 海藤稜馬(エルドラード)+2分08秒
10位 佐々木英雄(TACURINO-KS Material)+2分09秒
ER
1位 小田尚弘(Squadra di LAVORANTE)40分52秒
2位 永瀬勝彬(atelierFLEUVE Racing)+49秒
3位 守口海(チームサイクルマインド)+1分04秒
photo&text:高木秀彰
宮田ロードは2010年実業団Jサイクルツアー(TRクラス)登録のチームと選手個人の選考を行う対象となる大会だ。すでにシード権があるチームと上位選手は基本的に参加しない。チームポイントと個人のポイントそれぞれ上位に入る目的を持った選手が参加した。1日目はヒルクライム、2日目はクリテリウムで、両方のポイント合計で総合順位が決まる。
第1日目はヒルクライムのロードレースだ。宮田高原へ至る12km、標高差880mのコース。勾配の緩急が弱冠ありペースの維持が難しい。そして選考会ゆえ、タイムよりも順位が選手にとって絶対の目標だ。
TR+BR-1は107人が参加。個人ではすでに上位にいる選手はチームポイントのため、チームにシード権があっても個人のポイントが不足する選手は個人のために走る。さまざまな選手がそれぞれの目的で出走する。
スタート後1km過ぎて徐々に先頭メンバーが固まる。その中で外勢が先頭を積極的に引き速いペースを維持する。これに付いてきたのは中里聡史(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS)。ブリッツェンから移籍した中里が積極的に外勢と先頭グループを作って後続を離す。
4km過ぎ、先頭は外勢単独に、後方から才田直人(ダイハツ・ボンシャンス飯田)が数人を引き連れて迫ってくる。5km地点で才田が外勢に追いつき同チームの2人が先頭に。後方は中里、若松達人(たかだフレンドレーシング)、山本聖吾(スワコレーシングチーム-TR)、海藤稜馬(エルドラード)、中野清太郎(オーベストディープラスデザイン)、奈良基(ダイハツ・ボンシャンス飯田)らが続く。
才田、外勢のワンツーかと思われたが、9km過ぎて才田が脱落。外勢は単独でゴールを目指す。後方では若松が2位に出てくる。そのまま外勢がゴール、優勝した。
大本命の才田は「途中、調子が良かったので今日はいけるかと思った。が、終盤にペースを上げることができなかった」と語る。当初、1週間前のジャパンカップオープンでシーズンを終える予定が、急遽参戦したとのことだ。
優勝した外勢は「自分が勝てたことに驚いています。ジャパンカップオープン後100kmくらいしか走っていなくて、チームのポイント重視で出場したものです。才田さんが合流してからは2人でゴールを目指せばいいかと。ワン・ツーで。9kmほどで才田さんが少し遅れたとき苦しそうな表情だったので、チーム全体を考え待つよりもこのまま行くことを選びました。最後は根性でゴールしました。明日はチーム戦はできないのでガチンコ勝負で狙いたいと思います」と語る。
結果
TR+BR-1
1位 外勢健一朗(ダイハツ・ボンシャンス飯田)35分34秒
2位 若松達人(たかだフレンドレーシング)+19秒
3位 才田直人(ダイハツ・ボンシャンス飯田)+44秒
4位 中里聡史(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS)+1分01秒
5位 山本聖吾(スワコレーシングチーム-TR)+1分10秒
6位 中野清太郎(オーベストディープラスデザイン)+1分20秒
7位 奈良基(ダイハツ・ボンシャンス飯田)+1分42秒
8位 北正樹(クラブ シルベストTR)+1分51秒
9位 海藤稜馬(エルドラード)+2分08秒
10位 佐々木英雄(TACURINO-KS Material)+2分09秒
ER
1位 小田尚弘(Squadra di LAVORANTE)40分52秒
2位 永瀬勝彬(atelierFLEUVE Racing)+49秒
3位 守口海(チームサイクルマインド)+1分04秒
photo&text:高木秀彰
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