吹雪の翌日、今度は「凍結と泥」が牙を剥いた。 女子は移籍初戦のフランス女王アマンディーヌ・フークネが新ジャージで圧巻の勝利し、男子はニルス・ファンデプッテが熾烈な心理戦を制す。欧州遠征最終戦の織田聖は執念のフルラップ完走で締めくくった。
前日開催された吹雪のX2Oトロフェーから中0日。グルレーゲムのテクニカルなコースに今季好調を維持するメンバーが集結した。断続的な雨と雪が泥を呼び、凍った地面と轍が牙を剥くヘビー&スリッピーなコンディション。女子エリートは比較的硬い泥のスピード勝負、男子エリートは途中から降り出した雪によってより難しくなったコースで勝負が繰り広げられた。
女子エリート:移籍を叶えたフークネが幸先よく勝利

アマンディーヌ・フークネ(フランス、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ)が今季ビッグレース2勝目をマーク photo:SuperprestigeCX
積極的な走りで女子エリートレースを引っ張ったのは、真新しいフランスチャンピオンジャージに身を包んでの初戦となったアマンディーヌ・フークネ(フランス)だった。アルケア・B&Bホテルズの解散によってレース参戦しながら所属チームのオファーを待っていたフランス女王は、キャリアハイとも呼べる今季の活躍で、希望通り1月1日からベルギーのシクロクロス専門チームであるパウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ入り。気合いの入った走りで2周目から一気にリードを奪った。
レース中盤を過ぎてベルギー女王のマリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・コレンドン)やアニック・ファンアルフェン(オランダ、セブンレーシング)の合流を許したものの、「激しい戦いだったけれど、最終的に自分が最強であることを証明できた」と終盤戦でライバル勢を再度突き放してフィニッシュラインへ。最良の結果で新チームでのデビュー戦を締め括った。

テレネット・スーパープレスティージュ2025-2026第7戦 女子エリート表彰台 photo:Pauwels Sauzen Altez Industriebouw
「新しいチームのために、新しいジャージで勝利できるのはもちろん素晴らしいこと」と言うフークネは、チームメイトのレオニー・ベントフェルド(オランダ)と同じく、ロードシーズンではAGインシュランス・スーダルと契約を結ぶ見込み。「まずはシクロクロスシーズンをできる限り良い形で終えたいと思っているけれど、ロードシーズンでもしっかりと契約を結んで活躍したい。今日は来週のフランス選手権に弾みをつける結果になったので本当に嬉しい」と今季2回目のビッグレース優勝を喜んでいる。
ファンデプッテが競り合い制す、織田聖はフルラップ26位で欧州遠征最終戦を締めくくる

先頭グループ内で展開するニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) photo:Alpecin - Premier Tech
今季欧州遠征最終レースとして織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と岡山優太(オランダベース/ウォータスレイ)が出場した男子エリートレースは、序盤から昨年末の好調を引き継ぐニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)に加え、マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ)、ヨラン・ウィズーレ(ベルギー、クレラン・コレンドン)らが先頭グループを形成し、互いの出方を探り合う展開となる。
中盤にはヘルベン・クイペルス(ベルギー、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ)が5,6秒リードで逃げる展開となったものの、ファンデプッテたちが冷静に追走。レース後半に入ってバトルが加熱する中、突如降り出した雪で足元を滑らせたクイペルスやヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)が相次いでコースネットに吸い寄せられて失速してしまう。最後は最終周回のキャンバー区間をスムーズにこなし、ファントーレンハウトとの気持ちの戦いを制したファンデプッテが勝利した。

過酷な泥レースを制したニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) photo:SuperprestigeCX

テレネット・スーパープレスティージュ2025-2026第7戦 男子エリート表彰台 photo:Alpecin - Premier Tech
「今シーズンのレベルは非常に高く、こういうトップレースで優勝するのは簡単なことじゃない。クリスマスから年末年始にかけてのハイシーズンに優勝できて最高の気分だよ」と語るファンデプッテは、シリーズランキングでも今回破ったファントーレンハウトに対して僅か3ポイント差で先行中。1ヶ月おいて開催される最終戦でのポイント争いは白熱したものになるだろう。
同じく吹雪だった前日の反省から、万全の防寒対策を施して臨んだ織田は順調にレースを進め、最後は一緒に走り切った選手とゴールスプリント勝負を繰り広げてフルラップの26位でフィニッシュ。「欧州遠征最後のレースをしっかり完走し、最後まで争えたのはよかった」と、感謝の言葉とともに自身のブログで振り返っている。
前日開催された吹雪のX2Oトロフェーから中0日。グルレーゲムのテクニカルなコースに今季好調を維持するメンバーが集結した。断続的な雨と雪が泥を呼び、凍った地面と轍が牙を剥くヘビー&スリッピーなコンディション。女子エリートは比較的硬い泥のスピード勝負、男子エリートは途中から降り出した雪によってより難しくなったコースで勝負が繰り広げられた。
女子エリート:移籍を叶えたフークネが幸先よく勝利

積極的な走りで女子エリートレースを引っ張ったのは、真新しいフランスチャンピオンジャージに身を包んでの初戦となったアマンディーヌ・フークネ(フランス)だった。アルケア・B&Bホテルズの解散によってレース参戦しながら所属チームのオファーを待っていたフランス女王は、キャリアハイとも呼べる今季の活躍で、希望通り1月1日からベルギーのシクロクロス専門チームであるパウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ入り。気合いの入った走りで2周目から一気にリードを奪った。
レース中盤を過ぎてベルギー女王のマリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・コレンドン)やアニック・ファンアルフェン(オランダ、セブンレーシング)の合流を許したものの、「激しい戦いだったけれど、最終的に自分が最強であることを証明できた」と終盤戦でライバル勢を再度突き放してフィニッシュラインへ。最良の結果で新チームでのデビュー戦を締め括った。

「新しいチームのために、新しいジャージで勝利できるのはもちろん素晴らしいこと」と言うフークネは、チームメイトのレオニー・ベントフェルド(オランダ)と同じく、ロードシーズンではAGインシュランス・スーダルと契約を結ぶ見込み。「まずはシクロクロスシーズンをできる限り良い形で終えたいと思っているけれど、ロードシーズンでもしっかりと契約を結んで活躍したい。今日は来週のフランス選手権に弾みをつける結果になったので本当に嬉しい」と今季2回目のビッグレース優勝を喜んでいる。
ファンデプッテが競り合い制す、織田聖はフルラップ26位で欧州遠征最終戦を締めくくる

今季欧州遠征最終レースとして織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と岡山優太(オランダベース/ウォータスレイ)が出場した男子エリートレースは、序盤から昨年末の好調を引き継ぐニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)に加え、マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ)、ヨラン・ウィズーレ(ベルギー、クレラン・コレンドン)らが先頭グループを形成し、互いの出方を探り合う展開となる。
中盤にはヘルベン・クイペルス(ベルギー、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ)が5,6秒リードで逃げる展開となったものの、ファンデプッテたちが冷静に追走。レース後半に入ってバトルが加熱する中、突如降り出した雪で足元を滑らせたクイペルスやヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)が相次いでコースネットに吸い寄せられて失速してしまう。最後は最終周回のキャンバー区間をスムーズにこなし、ファントーレンハウトとの気持ちの戦いを制したファンデプッテが勝利した。


「今シーズンのレベルは非常に高く、こういうトップレースで優勝するのは簡単なことじゃない。クリスマスから年末年始にかけてのハイシーズンに優勝できて最高の気分だよ」と語るファンデプッテは、シリーズランキングでも今回破ったファントーレンハウトに対して僅か3ポイント差で先行中。1ヶ月おいて開催される最終戦でのポイント争いは白熱したものになるだろう。
同じく吹雪だった前日の反省から、万全の防寒対策を施して臨んだ織田は順調にレースを進め、最後は一緒に走り切った選手とゴールスプリント勝負を繰り広げてフルラップの26位でフィニッシュ。「欧州遠征最後のレースをしっかり完走し、最後まで争えたのはよかった」と、感謝の言葉とともに自身のブログで振り返っている。
テレネット・スーパープレスティージュ2025-2026第7戦 女子エリート結果
| 1位 | アマンディーヌ・フークネ(フランス、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ) | 48:00 |
| 2位 | マリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +0:09 |
| 3位 | ラファエレ・キャリア(カナダ) | +0:11 |
| 4位 | アニック・ファンアルフェン(オランダ、セブンレーシング) | +0:16 |
| 5位 | ゾーイ・バックステッド(イギリス、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト&ジェネレーション) | +0:27 |
| 6位 | リヌ・ブルキエ(フランス) | +0:28 |
| 7位 | エレーヌ・クラウツェル(フランス、チーム・エコイ) | +0:36 |
| 8位 | ヨランダ・ネフ(スイス、キャノンデール・ファクトリーレーシング) | +1:24 |
| 9位 | レティツィア・ボルゲージ(イタリア) | +151 |
| 10位 | プック・ランヘンバーグ(オランダ、フェニックス・プレミアテック) | +2:05 |
テレネット・スーパープレスティージュ2025-2026 第7戦 男子エリート結果
| 1位 | ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) | 56:43 |
| 2位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ) | +0:03 |
| 3位 | ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム) | +0:04 |
| 4位 | ヨラン・ウィズーレ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +0:06 |
| 5位 | ヘルベン・クイペルス(ベルギー、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ) | +0:28 |
| 6位 | ケヴィン・クーン(スイス、ヘイゾマット・キューブ) | +0:47 |
| 7位 | フェリペ・オルツ(スペイン、リドレーレーシングチーム) | |
| 8位 | ランダー・ロックス(ベルギー) | +0:48 |
| 9位 | アントン・フェルディナンド(ベルギー) | +0:57 |
| 10位 | クィンティン・ヘルマンス(ベルギー、ピナレロ・Q36.5プロサイクリング) | +1:17 |
| 26位 | 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +3:50 |
| 67位 | 岡山優太(オランダベース/ウォータスレイ) | LAP |
text:So.Isobe
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