コッピ・エ・バルタリ(UCI2.1)の最後を締めくくるのは10kmの個人タイムトライアル。登りを含むコースでトップタイムを叩き出したダリオ・カタルド(イタリア、チームスカイ)とリーダージャージのピーター・ケノー(イギリス、チームスカイ)が、総合ワンツーで締めくくった。



トップタイムでステージ優勝したダリオ・カタルド(イタリア、チームスカイ)トップタイムでステージ優勝したダリオ・カタルド(イタリア、チームスカイ) photo:Riccardo Scanferla急勾配の登りを含む10kmコースで行なわれた最終個人タイムトライアル。2カ所ある登りを考慮して、多くの選手たちがノーマルバイクで出走した。

総合トップスリーが表彰台に上がる総合トップスリーが表彰台に上がる photo:Riccardo Scanferlaカタルドがマークしたトップタイムは16分28秒。マッテーオ・ラボッティーニ(イタリア、ネーリソットリ)やディエゴ・ローザ(イタリア、アンドローニジョカトリ)、ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、キャノンデール)ら、TTスペシャリストではなくクライマーが上位を独占する結果となった。

「今週はメンバー全員がそれぞれ最高の仕事をした。チーム力の成果だと思う。毎朝のミーティングで決めた作戦を実行し、正しくレースを進めた。個人的にも良い走りが出来たし、最終的に総合順位を上げることが出来て良かったよ」と、総合2位でレースを終えたカタルドは語る。

リーダージャージを着るケノーは47秒遅れのステージ22位に終わったが、総合首位を守るには充分だった。4日間5ステージで4勝を飾り、総合優勝とポイント賞、チーム総合成績を獲得したチームスカイ。「いつでもこんな支配的なレースを出来るわけじゃない。だが、メンバー全員にとって素晴らしい経験であり、次なる目標へのモチベーションになる」と、ダン・フロスト監督は語っている。

ヴィーニファンティーニNIPPOの石橋学と宮澤崇史はそれぞれステージ104位と151位でフィニッシュ。総合131位と125位でそれぞれ4日間の闘いを終えた。

選手コメントはチーム公式サイトより。



コッピ・エ・バルタリ2014第4ステージ
1位 ダリオ・カタルド(イタリア、チームスカイ)
2位 マッテーオ・ラボッティーニ(イタリア、ネーリソットリ)
3位 ディエゴ・ローザ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
4位 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、キャノンデール)
5位 アレクサンドル・フォリフォロフ(ロシア、イテラ・カチューシャ)
6位 フランコ・ペッリツォッティ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
7位 アレッサンドロ・マッツィ(イタリア、ウテンシルノルド)
8位 ラファエル・バルス(スペイン、ランプレ・メリダ)
9位 ダニエル・テクレハイマノ(エリトリア、MTNキュベカ)
10位 メルハウィ・クドゥス(エリトリア、MTNキュベカ)
104位 石橋学(日本、ヴィーニファンティーニNIPPO)
151位 宮澤崇史(日本、ヴィーニファンティーニNIPPO)
16'28"
+07"
+11"
+13"
+17"
+23"
+29"
+29"
+32"
+35"
+2'08"
+3'27"


個人総合成績
1位 ピーター・ケノー(イギリス、チームスカイ)
2位 ダリオ・カタルド(イタリア、チームスカイ)
3位 マッテーオ・ラボッティーニ(イタリア、ネーリソットリ)
4位 フランチェスコ・ボンジョルノ(イタリア、バルディアーニCSF)
5位 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、キャノンデール)
6位 フランコ・ペッリツォッティ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
7位 セルゲイ・フィルサノフ(ロシア、ルスヴェロ)
8位 ラファエル・バルス(スペイン、ランプレ・メリダ)
9位 ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、コロンビア)
10位 ディエゴ・ローザ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
10h30'40"
+12"
+35"
+43"
+50"
+1'06"
+1'20"
+1'24"
+1'45"
+1'48"


ポイント賞
ベン・スウィフト(イギリス、チームスカイ)

山岳賞
ミルコ・テデスキ(イタリア、チームイデア)

ヤングライダー賞
シモーネ・ペティッリ(イタリア、アレアゼロ)

text:Kei Tsuji
photo:Riccardo Scanferla

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