ピナレロQ36.5プロサイクリングが、エースであるトーマス・ピドコック(イギリス)の今春のレーススケジュールを公開した。2年連続でパリ〜ルーベには出場せず、アルデンヌクラシックに焦点を当てるプログラムだ。



トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) photo:CorVos

イタリアの名門バイクブランド、ピナレロがタイトルスポンサーに就き、サム・ベネット(アイルランド)などワールドチームから8名が加入するなど、プロチームらしからぬ資金と戦力となったピナレロQ36.5プロサイクリング。そんな進化を続けるチームのエース、ピドコックの春のレーススケジュールが明らかとなった。

シーズン初戦となるのは2月13日に開幕する2日間のステージレース、ブエルタ・ア・ラ・レヒオン・デ・ムルシアで、そこからスペインのレースを転戦。そしてオムロープ・ヘット・ニュースブラットから、本格的なクラシックシーズンへと入っていく。2023年に制し、2度目の優勝を目指すストラーデ・ビアンケ(3月7日)からミラノ〜トリノ(3月18日)を挟み、過去4度出場しているが、トップ10入りは一度もないミラノ〜サンレモ(3月21日)での成功を目指す。

ボルタ・ア・カタルーニャ(3月23日〜)を挟み、4月はブラバンツ・パイル(4月17日)から2024年に優勝したアムステルゴールドレース(4月19日)、ラ・フレーシュ・ワロンヌ(4月22日)、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(4月26日)と、いわゆるアルデンヌクラシックに注力する。そのため、北のクラシックであるロンド・ファン・フラーンデレンやパリ〜ルーベには今年も出場しない。

アルデンヌクラシックに注力する予定のトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) photo:CorVos

オフロードを得意とするピドコックは過去、ロンドに3度出場し、最高位は2022年の14位。ルーベでは2024年の1度のみで、17位と体重の軽いピドコックにとって相性が良いとは言い難い。

ピドコックはレーススケジュールの発表に際し、「スケジュール自体はこれまでの年と大きく変わらない。ただし新しいレースをいくつか加えて新鮮さを保ちつつ、トレーニングブロックと期分けに十分な時間を割き、本当に重要なレースに向けて万全の準備ができるようにしている」とコメント。2025年はストラーデ・ビアンケで2位など、勝負に絡みながらも勝てなかった春の巻き返しを図る。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos