2013/12/07(土) - 18:47
降りしきる雨の中、翌日に本戦を控えた選手たちがシクロクロス全日本選手権のコースを試走した。竹之内悠(コルバ・スペラーノハム)をはじめ、有力選手のコメントを紹介。
なお、代表者会議で協議した結果、全カテゴリーで立体交差は「危険と判断して」使わないことに。また、コース上の階段1箇所は、横のラインを塞いで階段だけを使って上ることが決まっている。
竹之内悠(コルバ・スペラーノハム)
コースは登りが多い印象です。コースの性質上、下りが少なく感じる。下ったあとに登りというリズムが4〜5ヶ所ある。下りの勢いを活かしてコース全体の平均スピードを上げ、楽に登りをこなすイメージで走ります。あとは隠れた石に注意したい。立体交差は何も問題なかったんですけどね。
調子は良いですよ。でも身体以上に気分が良いので全てOKです。
小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロス)
体調はバッチリ仕上げることができました。これまでの全日本選手権の中でも最高のコンディションですね。後はやる(走る)だけですね。先週の信州クロス上山田はかなり追い込むトレーニングをした直後で疲れがたまっていたのですが、今週は練習量を減らして疲れを取ることに費やしたので、しっかりとリカバリーをすることができています。
コースは結構登りが多くかなりパワーを要するものですが、今日のようにいったん芝が濡れてしまうとどこで滑るか分かりません。ですからとにかく集中力を切らさないように走ることに焦点を当てています。タイアの空気圧はとりあえず1.5気圧で試走しましたが、明日のコンディション次第で変えるつもり。走りも体調も上がってきているので、明日は良いパフォーマンスを披露できると確信していますよ。
沢田時(ブリヂストン・アンカー)
体調はかなり良いですよ。逆に悪い理由も無いので、明日はしっかりと走りたいですね。去年の今頃と比較してもコンディションは良く仕上げることができたので、余計良い順位で走りたいという気持ちが強いですね。
従来のマキノのコースと比較しても斜度がキツい部分が何カ所かありますし、難しいコーナーも増えてはいるのですが、シクロクロスの基本を抑えた良いコースだと思いますよ。しっかりと丁寧に走りたいですね。当然(タイトルを)狙っていきますよ。
丸山厚(JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX)
ここまできたら後はもう戦うだけ。竹之内(悠)くんに負けないようにしないといけません。マイアミの時は野辺山の疲れが出てしまい、かなり辛い思いをしたのですが、現在は疲れも取れていてかなり良好なコンディションですね。明日は全力を出すのみです。
マキノは緩斜面のアップダウンが終止続くパワーコースですから、それに合うような練習を重ねてきました。練習の成果を出してみせます。
武井享介(チームフォルツァ!)
今回は2位を狙いに来ているんです。イケルと思います。コースはもっとアップダウンが厳しいほうが僕に向いているんですが、今回のコースは平坦系のコースなのでそれ以上は難しいでしょうね。竹之内悠君の牙城を崩すことはできないでしょう。前回の関西クロス(丹波)では僕が勝ちましたが、残念ながら彼は僕に手の内を見せてくれませんでした。
本当は後ろに着いて走って彼の走りや特徴を把握しておきたかった。でも彼はそれをさせないために調整のフリをしたんだと思っています。彼の集中力の高さは僕が勝てる程度のものではないはずです。僕はシクロクロスを初めてまだ2ヶ月。4、5レース出た程度です。面白さにハマったので、来年は本気で取り組もうと思っています。
與那嶺恵理(チームフォルツァ!)
皆さんが私に期待してくれているようなので、その期待に応えて面白いレースが出来ればと思っています。私には守るものは何もないので、プレッシャーもありません。楽しんで走ります。
この前走ったマイアミの砂より、今回の芝のほうが全然好きなコースです。確かに難しい箇所はありますが、転ばないように気をつけて走れば他の箇所では他の選手に対してそれほど劣ることがあるとは思っていません。
危険なポイントでは女子選手は誰でもおっかなびっくり走っている感じなので、テクニック的に抜けている選手がいるとは思っていません。登りや平坦路はそのまま踏んでいけるので、私に有利なコースだと思っています。
與那嶺恵理について武井享介(チームフォルツァ!代表)のコメント
今回のコースが彼女に向いているかどうかは分かりかねるんですが、フィジカル面のレベルでは豊岡選手を上回っていることは確実なので、勝てると見ています。マシントラブルや落車など、アクシデントが無いように走れれば良いでしょう。
ここまでの1ヶ月、恵理はサイクルハウスミカミの三上和志さんのお宅にホームステイして三上さんにみっちりコーチしてもらい、テクニックを学ばせていただきました。テクニック面でド素人だった恵理がどれだけ走れるか、その成果を楽しみにしています。三上さんには本当に感謝しています。
レース運営/関西シクロクロスオルガナイザー 矢野淳さん
三船雅彦さんがコース設定を監修したおかげで、2年前の大会とは別物のコースになっていると考えたほうがいいですね。急斜面で荒れたテクニカルな下りや、一直線に下るハイスピードの長い下りなど、ディスクブレーキのCXバイクに有利なコースと言えるかもしれません。
text:So Isobe, Makoto Ayano, Kei Tsuji
なお、代表者会議で協議した結果、全カテゴリーで立体交差は「危険と判断して」使わないことに。また、コース上の階段1箇所は、横のラインを塞いで階段だけを使って上ることが決まっている。
竹之内悠(コルバ・スペラーノハム)
コースは登りが多い印象です。コースの性質上、下りが少なく感じる。下ったあとに登りというリズムが4〜5ヶ所ある。下りの勢いを活かしてコース全体の平均スピードを上げ、楽に登りをこなすイメージで走ります。あとは隠れた石に注意したい。立体交差は何も問題なかったんですけどね。
調子は良いですよ。でも身体以上に気分が良いので全てOKです。
小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロス)
体調はバッチリ仕上げることができました。これまでの全日本選手権の中でも最高のコンディションですね。後はやる(走る)だけですね。先週の信州クロス上山田はかなり追い込むトレーニングをした直後で疲れがたまっていたのですが、今週は練習量を減らして疲れを取ることに費やしたので、しっかりとリカバリーをすることができています。
コースは結構登りが多くかなりパワーを要するものですが、今日のようにいったん芝が濡れてしまうとどこで滑るか分かりません。ですからとにかく集中力を切らさないように走ることに焦点を当てています。タイアの空気圧はとりあえず1.5気圧で試走しましたが、明日のコンディション次第で変えるつもり。走りも体調も上がってきているので、明日は良いパフォーマンスを披露できると確信していますよ。
沢田時(ブリヂストン・アンカー)
体調はかなり良いですよ。逆に悪い理由も無いので、明日はしっかりと走りたいですね。去年の今頃と比較してもコンディションは良く仕上げることができたので、余計良い順位で走りたいという気持ちが強いですね。
従来のマキノのコースと比較しても斜度がキツい部分が何カ所かありますし、難しいコーナーも増えてはいるのですが、シクロクロスの基本を抑えた良いコースだと思いますよ。しっかりと丁寧に走りたいですね。当然(タイトルを)狙っていきますよ。
丸山厚(JP SPORTS TEST TEAM-MASSA-ANDEX)
ここまできたら後はもう戦うだけ。竹之内(悠)くんに負けないようにしないといけません。マイアミの時は野辺山の疲れが出てしまい、かなり辛い思いをしたのですが、現在は疲れも取れていてかなり良好なコンディションですね。明日は全力を出すのみです。
マキノは緩斜面のアップダウンが終止続くパワーコースですから、それに合うような練習を重ねてきました。練習の成果を出してみせます。
武井享介(チームフォルツァ!)
今回は2位を狙いに来ているんです。イケルと思います。コースはもっとアップダウンが厳しいほうが僕に向いているんですが、今回のコースは平坦系のコースなのでそれ以上は難しいでしょうね。竹之内悠君の牙城を崩すことはできないでしょう。前回の関西クロス(丹波)では僕が勝ちましたが、残念ながら彼は僕に手の内を見せてくれませんでした。
本当は後ろに着いて走って彼の走りや特徴を把握しておきたかった。でも彼はそれをさせないために調整のフリをしたんだと思っています。彼の集中力の高さは僕が勝てる程度のものではないはずです。僕はシクロクロスを初めてまだ2ヶ月。4、5レース出た程度です。面白さにハマったので、来年は本気で取り組もうと思っています。
與那嶺恵理(チームフォルツァ!)
皆さんが私に期待してくれているようなので、その期待に応えて面白いレースが出来ればと思っています。私には守るものは何もないので、プレッシャーもありません。楽しんで走ります。
この前走ったマイアミの砂より、今回の芝のほうが全然好きなコースです。確かに難しい箇所はありますが、転ばないように気をつけて走れば他の箇所では他の選手に対してそれほど劣ることがあるとは思っていません。
危険なポイントでは女子選手は誰でもおっかなびっくり走っている感じなので、テクニック的に抜けている選手がいるとは思っていません。登りや平坦路はそのまま踏んでいけるので、私に有利なコースだと思っています。
與那嶺恵理について武井享介(チームフォルツァ!代表)のコメント
今回のコースが彼女に向いているかどうかは分かりかねるんですが、フィジカル面のレベルでは豊岡選手を上回っていることは確実なので、勝てると見ています。マシントラブルや落車など、アクシデントが無いように走れれば良いでしょう。
ここまでの1ヶ月、恵理はサイクルハウスミカミの三上和志さんのお宅にホームステイして三上さんにみっちりコーチしてもらい、テクニックを学ばせていただきました。テクニック面でド素人だった恵理がどれだけ走れるか、その成果を楽しみにしています。三上さんには本当に感謝しています。
レース運営/関西シクロクロスオルガナイザー 矢野淳さん
三船雅彦さんがコース設定を監修したおかげで、2年前の大会とは別物のコースになっていると考えたほうがいいですね。急斜面で荒れたテクニカルな下りや、一直線に下るハイスピードの長い下りなど、ディスクブレーキのCXバイクに有利なコースと言えるかもしれません。
text:So Isobe, Makoto Ayano, Kei Tsuji
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