2012/03/12(月) - 14:16
ツーリング本編では紹介しきれなかったが、本島中部にはまだまだ沢山サイクリング中に気軽に立ち寄ることのできる場所が点在している。編集部が取材を行ったなかでおすすめスポットをピックアップして紹介しよう。
沖縄中南部の読谷村には、ユネスコの世界遺産にも登録されている座喜味城跡(ざきみじょうあと)がある。約600年前に築城された城(グスク)で、当時の石垣とそこに設けられた城門のアーチが今も残る。石垣の高台に上ることができ、城下の景色や遠く慶良間諸島を一望することもできる。世界遺産に触れながら、世紀を超えた琉球ロマンに思いを馳せてみるのも良いだろう。
座喜味城跡
http://www.yomitan.jp/3/2323.html
その座喜味城入口の駐車場前には沖縄名物の"ぜんざい" 屋さん「鶴亀堂ぜんざい」がある。普通ぜんざい(またはお汁粉)と言うと温かいものをイメージするが、沖縄の伝統的なぜんざいは、黒糖で甘く煮た金時豆にかき氷をかけた、冷たくて素朴な味が優しい氷菓子なのだ。県内では至る所で売られていて価格も安い。晴れた日のサイクリング中にふらっと立ち寄って食べるは最高のスイーツだ。
取材させて頂いたこちらのお店では、紫いも風味とマンゴー風味のアレンジぜんざいを頂いたが、下にたっぷり入った金時豆の風味豊かな味わいと相まってとても美味しかった。店によってかなり味が違うので、お気に入りの味をサイクリング中に探してみるのも楽しいと思う。
鶴亀堂ぜんざい座喜味城跡前
http://tsurukame358.ti-da.net/
もう一店、この付近で有名なのが「水円」という住宅街の奥地にある、隠れ家的たたずまいが素敵なパン屋さんだ。取材時は残念ながら定休日で訪問できなかったが、噛むほどに味の出る田舎風パンのお店なんだとか。住宅街の細い道を入るかなり見つけずらい場所にあるので、自転車の機動力を活かして訪れてみよう。こちらも沖縄観光コンベンションビューローの福井英之さんが特別に教えてくれたおすすめスポット。
パンと喫茶と「水円」
沖縄県中頭郡読谷村字座喜味367
定休日 火・水
http://www.suienmoon.com/index.html
また、ハワイと似た風土を持つ沖縄には、サーフィンを中心にしたハワイアン風の文化やレストランも多い。読谷村の「HANAHOU」もそんなお店の一つで、ハワイ風マグロ丼のアヒポキ丼やロコモコなど、消化もよく、腹ペコサイクリストも満足できるボリューム。素敵な店内と相まってゆったりと落ち着けるオススメランチスポットだ。
アイランドスタイルカフェ HANAHOU
沖縄県中頭郡読谷村瀬名波216
営業時間
ランチ:11:30~15:00 (L.O.14:30)
ディナー:18:00~23:00 (L.O22:00)
無休
アクセス:国道58号線、伊良皆交差点から残波岬方面へ約15分(車)
http://hana-hou.com/
沖縄らしい文化や芸能を体感するなら、恩納村にあるテーマパーク「琉球村」がおすすめだ。テーマパークといっても賑やかなイメージではなく、古民家や焼き物工房が置かれとてものんびりとした時間が流れる、琉球時代の昔の集落そのままといった趣きだ。
製糖工場やシーサーづくりの体験もできるので、一日中いても飽きることが無い。沖縄サイクリングの日程を縫ってゆっくり訪れてみるのも良いだろう。
昼の時間は中のレストランで沖縄民謡の生演奏を聞きながら食事もできる(入園しなくても利用可)。
琉球村
〒904-0416 沖縄県恩納村字山田1130
■入村料:大人840円、中人730円、小人420円
http://www.ryukyumura.co.jp/
沖縄の地を走っていると環境や美味しい立ち寄りスポット、優しい人々など、わずか2日間の取材ではあったが、つくづくサイクリングにはうってつけの場所だと感じられた。紹介したのはごく一部のエリアのみで、北・南部や離島など、沖縄には魅力的なサイクリングスポットはいくらでも存在する。
「サイクリング・アイランド・オキナワ」プロジェクトによって、沖縄のサイクリング環境がより良く発展していくことに期待したいと強く思った。皆さんもお気に入りスポットを見つけ、自分なりのサイクリング・アイランド・オキナワを発見しに、沖縄を訪れてみてはいかがだろうか。
サイクリストのみなさん、オキナワにめんそ~れ~(いらっしゃい)!
text:So.Isobe
photo:Makoto.AYANO
取材協力:財団法人沖縄観光コンベンションビューロー
沖縄中南部の読谷村には、ユネスコの世界遺産にも登録されている座喜味城跡(ざきみじょうあと)がある。約600年前に築城された城(グスク)で、当時の石垣とそこに設けられた城門のアーチが今も残る。石垣の高台に上ることができ、城下の景色や遠く慶良間諸島を一望することもできる。世界遺産に触れながら、世紀を超えた琉球ロマンに思いを馳せてみるのも良いだろう。
座喜味城跡
http://www.yomitan.jp/3/2323.html
その座喜味城入口の駐車場前には沖縄名物の"ぜんざい" 屋さん「鶴亀堂ぜんざい」がある。普通ぜんざい(またはお汁粉)と言うと温かいものをイメージするが、沖縄の伝統的なぜんざいは、黒糖で甘く煮た金時豆にかき氷をかけた、冷たくて素朴な味が優しい氷菓子なのだ。県内では至る所で売られていて価格も安い。晴れた日のサイクリング中にふらっと立ち寄って食べるは最高のスイーツだ。
取材させて頂いたこちらのお店では、紫いも風味とマンゴー風味のアレンジぜんざいを頂いたが、下にたっぷり入った金時豆の風味豊かな味わいと相まってとても美味しかった。店によってかなり味が違うので、お気に入りの味をサイクリング中に探してみるのも楽しいと思う。
鶴亀堂ぜんざい座喜味城跡前
http://tsurukame358.ti-da.net/
もう一店、この付近で有名なのが「水円」という住宅街の奥地にある、隠れ家的たたずまいが素敵なパン屋さんだ。取材時は残念ながら定休日で訪問できなかったが、噛むほどに味の出る田舎風パンのお店なんだとか。住宅街の細い道を入るかなり見つけずらい場所にあるので、自転車の機動力を活かして訪れてみよう。こちらも沖縄観光コンベンションビューローの福井英之さんが特別に教えてくれたおすすめスポット。
パンと喫茶と「水円」
沖縄県中頭郡読谷村字座喜味367
定休日 火・水
http://www.suienmoon.com/index.html
また、ハワイと似た風土を持つ沖縄には、サーフィンを中心にしたハワイアン風の文化やレストランも多い。読谷村の「HANAHOU」もそんなお店の一つで、ハワイ風マグロ丼のアヒポキ丼やロコモコなど、消化もよく、腹ペコサイクリストも満足できるボリューム。素敵な店内と相まってゆったりと落ち着けるオススメランチスポットだ。
アイランドスタイルカフェ HANAHOU
沖縄県中頭郡読谷村瀬名波216
営業時間
ランチ:11:30~15:00 (L.O.14:30)
ディナー:18:00~23:00 (L.O22:00)
無休
アクセス:国道58号線、伊良皆交差点から残波岬方面へ約15分(車)
http://hana-hou.com/
沖縄らしい文化や芸能を体感するなら、恩納村にあるテーマパーク「琉球村」がおすすめだ。テーマパークといっても賑やかなイメージではなく、古民家や焼き物工房が置かれとてものんびりとした時間が流れる、琉球時代の昔の集落そのままといった趣きだ。
製糖工場やシーサーづくりの体験もできるので、一日中いても飽きることが無い。沖縄サイクリングの日程を縫ってゆっくり訪れてみるのも良いだろう。
昼の時間は中のレストランで沖縄民謡の生演奏を聞きながら食事もできる(入園しなくても利用可)。
琉球村
〒904-0416 沖縄県恩納村字山田1130
■入村料:大人840円、中人730円、小人420円
http://www.ryukyumura.co.jp/
沖縄の地を走っていると環境や美味しい立ち寄りスポット、優しい人々など、わずか2日間の取材ではあったが、つくづくサイクリングにはうってつけの場所だと感じられた。紹介したのはごく一部のエリアのみで、北・南部や離島など、沖縄には魅力的なサイクリングスポットはいくらでも存在する。
「サイクリング・アイランド・オキナワ」プロジェクトによって、沖縄のサイクリング環境がより良く発展していくことに期待したいと強く思った。皆さんもお気に入りスポットを見つけ、自分なりのサイクリング・アイランド・オキナワを発見しに、沖縄を訪れてみてはいかがだろうか。
サイクリストのみなさん、オキナワにめんそ~れ~(いらっしゃい)!
旅のアドバイザー
福井英之さん(沖縄観光コンベンションビューロー)
沖縄の観光・リゾート、コンベンション振興の推進母体として、沖縄県を訪れる人への様々なサポートを行う「財団法人沖縄観光コンベンションビューロー」に勤務。沖縄の観光にまつわるあらゆることをお仕事にしている福井さんは、沖縄の伝統的な手漕ぎ船競争「ハーリー」を愛する海の男。恩納村周辺に住んだこともあり、MTBでの自転車散歩も楽しむ44歳。
福井英之さん(沖縄観光コンベンションビューロー)
沖縄の観光・リゾート、コンベンション振興の推進母体として、沖縄県を訪れる人への様々なサポートを行う「財団法人沖縄観光コンベンションビューロー」に勤務。沖縄の観光にまつわるあらゆることをお仕事にしている福井さんは、沖縄の伝統的な手漕ぎ船競争「ハーリー」を愛する海の男。恩納村周辺に住んだこともあり、MTBでの自転車散歩も楽しむ44歳。
text:So.Isobe
photo:Makoto.AYANO
取材協力:財団法人沖縄観光コンベンションビューロー
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