2012/10/20(土) - 06:23
いよいよジャパンカップの開幕を告げるチームプレゼンテーションが10月19日、宇都宮市街地中央に位置するメイン会場、オリオンスクエアで開催された。PRキャラクターであるモデルガールズに彩られた会場で、出場する各選手たちが意気込みを語った。
午後6時半時より開催されたジャパンカップチームプレゼンテーション。開始の1時間前には既にオリオンスクエアは大勢のファンで埋め尽くされ、開始前にはPRを務めるモデルガールズによるデビューシングル披露のステージが華やかに行われた。
プレゼンテーションに登場したのは、国内外より合計14のトップチーム。例年同様に、各チームの監督や選手たちが目標、そして意気込みを口にした。クリテリウムスペシャルチームに始まり、国内チーム、ナショナルチーム、そしてUCIのカテゴリー順に海外チームが顔見せを行なった。目立っていたチームをピックアップしてお届け。
クリテリウムスペシャルチーム
テオ・ボス(オランダ、ラボバンク)やロビー・マキュアン(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)の参加で注目を集めるクリテリウムスペシャルチームは1番目の登場。注目の"会長"マキュアンは「公式には5月に引退したけど、このクリテリウムに向けて練習を積んできたよ」とコメントし、モチベーションの高さを伺わせた。小嶋敬二、成田和也、新田祐大の競輪界トッププロの走りにも合わせて注目。
シマノレーシング
お決まりの(?)野寺監督によるウイリーで登場したシマノレーシング。エースを務める畑中勇介は「2勝を挙げることがチーム目標ですが、まずは明日景気よく1勝したいです。今年の4月からこのステージで何をするか考えていました!」とのことで、かなりお笑い色の濃いステージに。ちなみにステージ中はずっとチェロ柳こと青柳憲輝によるチェロの生演奏がBGMとして行われていた(笑)
宇都宮ブリッツェン
一際大きな声援を浴びた地元の宇都宮ブリッツェンは、チームメンバー全員がステージに登場した。栗村修監督によれば、土曜のエースは廣瀬佳正、日曜は初山翔と増田成幸がエースを担う。このジャパンカップをもって引退する廣瀬は、「世界屈指のスプリンターが多く揃ったが、誰よりも意気込みは高い」と語り会場から大きなエールと拍手が送られた。
チームブリヂストン・アンカー
個々の力が際立つチームブリヂストン・アンカーも大きな声援を集めたチームの一つ。全日本タイムトライアルチャンピオンの西薗良太は「ツール・ド・北海道から調整を挟んで大会に望んできた。準備はバッチリです」と語る。ヘアスタイルを自称さわやか系に変えてきた伊丹健治も見るからに絞れていて、コンディションは良さそうだ。
愛三工業レーシングチーム
昨年西谷泰治を2位に送り込んだ愛三工業レーシングチームは、ジャパンカップに向けて合宿を繰り返し調子を整えてきたとのことで、今大会に掛ける意気込みは相当に大きい様子で、それは各選手の落ち着いた口調からも窺うことができた。アジアサーキットを回って積んだ海外経験を活かした走りを期待したいところだ。
チームNIPPO
昨年3位に入った佐野淳哉擁するチームNIPPOも、大きな注目と歓声を集めていたチームの一つ。今回は日本人中心のメンバー編成となり、エース佐野を小森、内間など若手選手でフォローする形を取る。スプリンターがいないチームだけに、日曜日に集中して勝負をかけてくるだろう。橋川監督の采配にも期待したいところだ。
日本ナショナルチーム
ブエルタ・ア・エスパーニャなど今シーズン大きく活躍した土井雪広と大ベテランの福島晋一が入るナショナルチームだが、コンディションを合わせてきているのは中尾、六峰、窪木の若手3名。若手メンバー初々しく頼もしいコメントが印象的だった。
ジェリーベリーサイクリング
昨年に続く2度目の来日となるジェリーベリーサイクリングは、マスコットキャラクターも連れてステージを他とはちょっと違う雰囲気に。「今シーズンは調子も良く、サポートしてくれたチームにも感謝しているんだ。昨年に続いて来日できて嬉しいよ」とはブラッド・ハフ(アメリカ)。背中のポケットいっぱいに詰め込んだジェリーベリーを配ってファンサービスに務めた。
スパイダーテック・パワードバイC10
カナダチャンピオンジャージを着るライアン・アンダーソンが非常にステージで目立っていたスパイダーテックは、スプリントを得意とする選手がいないため、積極的にクリテリウムでは攻めて行くと語ってくれた。日曜日のエースはジャパンカップ出場経験のあるブリアン・ヴァンドヴォルグ(デンマーク)だ。
サクソバンク・ティンコフバンク
ジャパンカップですっかりお馴染みとなったサクソバンク・ティンコフバンクを率いるのは宮澤崇史。「チームの目標はもちろん優勝。ヨーロッパでこんな走りをしてきたんだな、と思ってもらえるような走りを見せたいですね」と語ってくれた。
オリカ・グリーンエッジ
別府史之をエースに立てるオリカ・グリーンエッジは、アシスト役にキャメロン・メイヤーやサイモン・クラークなど豪華メンバーを揃えてきた。「ずっと狙ってきたレースです。勝つためにやって来ました。」と意気込み高く語るフミは、ステージに立つ姿もジロの時と同じように絞れている印象だ。フミの凱旋レースに大きく期待したい。
ガーミン・シャープ
昨年のクリテリウム覇者、ジャパンカップ覇者2名という豪華メンバーを揃えたガーミン・シャープは一番の有力どころをと言ってよいだろう。「昨年のジャパンカップの勝利は、僕のキャリアの中でのハイライトなんだ。皆の言うとおり今年は本当に強いチームができた。どう戦うのか見ていてほしい」と語ったのはネイサン・ハース。
リクイガス・キャノンデール
最も大きな声援を受けて、最後に登場したリクイガス・キャノンデール。なんといってもペーター・サガンとイヴァン・バッソの2人が大注目だ。「こんなに多くの人が集まってくれたことに満足しているよ。今日コースを数周走ってみたけれど、コンディションは悪くないと感じているよ。ただ走ってみないと分からないけどね」と語るのは、大きな注目を集めるペーター・サガン(スロバキア)。
text:So.Isobe
photo:makoto.Ayano
午後6時半時より開催されたジャパンカップチームプレゼンテーション。開始の1時間前には既にオリオンスクエアは大勢のファンで埋め尽くされ、開始前にはPRを務めるモデルガールズによるデビューシングル披露のステージが華やかに行われた。
プレゼンテーションに登場したのは、国内外より合計14のトップチーム。例年同様に、各チームの監督や選手たちが目標、そして意気込みを口にした。クリテリウムスペシャルチームに始まり、国内チーム、ナショナルチーム、そしてUCIのカテゴリー順に海外チームが顔見せを行なった。目立っていたチームをピックアップしてお届け。
クリテリウムスペシャルチーム
テオ・ボス(オランダ、ラボバンク)やロビー・マキュアン(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)の参加で注目を集めるクリテリウムスペシャルチームは1番目の登場。注目の"会長"マキュアンは「公式には5月に引退したけど、このクリテリウムに向けて練習を積んできたよ」とコメントし、モチベーションの高さを伺わせた。小嶋敬二、成田和也、新田祐大の競輪界トッププロの走りにも合わせて注目。
シマノレーシング
お決まりの(?)野寺監督によるウイリーで登場したシマノレーシング。エースを務める畑中勇介は「2勝を挙げることがチーム目標ですが、まずは明日景気よく1勝したいです。今年の4月からこのステージで何をするか考えていました!」とのことで、かなりお笑い色の濃いステージに。ちなみにステージ中はずっとチェロ柳こと青柳憲輝によるチェロの生演奏がBGMとして行われていた(笑)
宇都宮ブリッツェン
一際大きな声援を浴びた地元の宇都宮ブリッツェンは、チームメンバー全員がステージに登場した。栗村修監督によれば、土曜のエースは廣瀬佳正、日曜は初山翔と増田成幸がエースを担う。このジャパンカップをもって引退する廣瀬は、「世界屈指のスプリンターが多く揃ったが、誰よりも意気込みは高い」と語り会場から大きなエールと拍手が送られた。
チームブリヂストン・アンカー
個々の力が際立つチームブリヂストン・アンカーも大きな声援を集めたチームの一つ。全日本タイムトライアルチャンピオンの西薗良太は「ツール・ド・北海道から調整を挟んで大会に望んできた。準備はバッチリです」と語る。ヘアスタイルを自称さわやか系に変えてきた伊丹健治も見るからに絞れていて、コンディションは良さそうだ。
愛三工業レーシングチーム
昨年西谷泰治を2位に送り込んだ愛三工業レーシングチームは、ジャパンカップに向けて合宿を繰り返し調子を整えてきたとのことで、今大会に掛ける意気込みは相当に大きい様子で、それは各選手の落ち着いた口調からも窺うことができた。アジアサーキットを回って積んだ海外経験を活かした走りを期待したいところだ。
チームNIPPO
昨年3位に入った佐野淳哉擁するチームNIPPOも、大きな注目と歓声を集めていたチームの一つ。今回は日本人中心のメンバー編成となり、エース佐野を小森、内間など若手選手でフォローする形を取る。スプリンターがいないチームだけに、日曜日に集中して勝負をかけてくるだろう。橋川監督の采配にも期待したいところだ。
日本ナショナルチーム
ブエルタ・ア・エスパーニャなど今シーズン大きく活躍した土井雪広と大ベテランの福島晋一が入るナショナルチームだが、コンディションを合わせてきているのは中尾、六峰、窪木の若手3名。若手メンバー初々しく頼もしいコメントが印象的だった。
ジェリーベリーサイクリング
昨年に続く2度目の来日となるジェリーベリーサイクリングは、マスコットキャラクターも連れてステージを他とはちょっと違う雰囲気に。「今シーズンは調子も良く、サポートしてくれたチームにも感謝しているんだ。昨年に続いて来日できて嬉しいよ」とはブラッド・ハフ(アメリカ)。背中のポケットいっぱいに詰め込んだジェリーベリーを配ってファンサービスに務めた。
スパイダーテック・パワードバイC10
カナダチャンピオンジャージを着るライアン・アンダーソンが非常にステージで目立っていたスパイダーテックは、スプリントを得意とする選手がいないため、積極的にクリテリウムでは攻めて行くと語ってくれた。日曜日のエースはジャパンカップ出場経験のあるブリアン・ヴァンドヴォルグ(デンマーク)だ。
サクソバンク・ティンコフバンク
ジャパンカップですっかりお馴染みとなったサクソバンク・ティンコフバンクを率いるのは宮澤崇史。「チームの目標はもちろん優勝。ヨーロッパでこんな走りをしてきたんだな、と思ってもらえるような走りを見せたいですね」と語ってくれた。
オリカ・グリーンエッジ
別府史之をエースに立てるオリカ・グリーンエッジは、アシスト役にキャメロン・メイヤーやサイモン・クラークなど豪華メンバーを揃えてきた。「ずっと狙ってきたレースです。勝つためにやって来ました。」と意気込み高く語るフミは、ステージに立つ姿もジロの時と同じように絞れている印象だ。フミの凱旋レースに大きく期待したい。
ガーミン・シャープ
昨年のクリテリウム覇者、ジャパンカップ覇者2名という豪華メンバーを揃えたガーミン・シャープは一番の有力どころをと言ってよいだろう。「昨年のジャパンカップの勝利は、僕のキャリアの中でのハイライトなんだ。皆の言うとおり今年は本当に強いチームができた。どう戦うのか見ていてほしい」と語ったのはネイサン・ハース。
リクイガス・キャノンデール
最も大きな声援を受けて、最後に登場したリクイガス・キャノンデール。なんといってもペーター・サガンとイヴァン・バッソの2人が大注目だ。「こんなに多くの人が集まってくれたことに満足しているよ。今日コースを数周走ってみたけれど、コンディションは悪くないと感じているよ。ただ走ってみないと分からないけどね」と語るのは、大きな注目を集めるペーター・サガン(スロバキア)。
text:So.Isobe
photo:makoto.Ayano
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