チームユーラシア所属の竹之内悠が、8月15日、フランスで行われたGPゴメニー(Gommegnies)で優勝した。現地の橋川健監督から送られてきたレポートを紹介する。

ロングスプリントで勝利した竹之内悠(チームユーラシア)ロングスプリントで勝利した竹之内悠(チームユーラシア) photo: Ken HashikawaGPゴメニーのレースカテゴリーは「エリート+ナショナルカテゴリー」。フランスのコンチネンタルチーム、カテゴリー1とカテゴリー2に属するトップアマチュア選手が参戦し、8kmの周回を19周回の154kmで行われた。

約2週間ほど前にベルギーのレースでも優勝しているが、今回のレースはさらにワンランクのレベルであり、フランスのチームに所属するフランス人、イギリス人、ベルギー人、スウェーデン人等が上位に来る中、日本のチームに所属する日本人が優勝するという、とても価値のある勝利となった。

優勝した竹之内悠(チームユーラシア)が表彰を受ける優勝した竹之内悠(チームユーラシア)が表彰を受ける photo: Ken Hashikawa序盤から登りとその後の横風区間でペースが上がり、集団は分裂を繰り返すがまた一つになっていく。中盤に入り登り区間で竹之内を含む15名が集団 から抜け出す。そこに後続集団から大場を含む5名が加わる。先頭集団の18名にチームユーラシアからは2名が加わるという絶好の展開。

ラスト5周になり逃げ切りが濃厚になると、先頭集団では細かなアタックが繰り返さる。ラスト2周、3名が飛び出しそこに竹之内とフランス人が加わり、5名が先行する。この5名は最後まで逃げ切り、ラスト300mからロングスプリントを仕掛けた竹之内が逃げ切りで優勝した。

竹之内は8月27日に帰国する。今シーズンヨーロッパのレースは残り6レースとなった。今後の目標を竹之内に尋ねたら「もう一回勝ちたいです」と即答で返ってきた。残るレースも期待したい。

竹之内悠のコメント
「前回優勝した時よりも今回の方がとても嬉しく感じる。一回目勝つ事はまぐれでもあり得るし、前回は集団からラスト1kmで飛び出して勝った。今回は集団が18名に絞られてから勝つ事を意識していたし、実際に集団の動きを把握した中で勝つことができたので自分の中でとても充実感があります」


text&photo: Ken Hashikawa Team Eurasia