パートナーの地元で、そして家族の前で勝利を飾ったアルベルト・ベッティオル(イタリア、XDSアスタナ)は「一生忘れない勝利」と喜んだ。今大会2度目の2位だったレックネスンや、翌日の山岳決戦に臨むヴィンゲゴーなど、選手たちのコメントを紹介する。



ステージ優勝 アルベルト・ベッティオル(イタリア、XDSアスタナ)

家族の前で自身2度目の区間優勝を飾ったアルベルト・ベッティオル(イタリア、XDSアスタナ) photo:CorVos

今日、理論上ではスタートの前にすでに勝者だった。兄弟や母、父、そして僕の周りにいる数少ない人たちが皆駆けつけてくれ、ヴェルバーニアに住んでいる僕の第二の家族とも言えるガールフレンドとその家族も来てくれた。またここは僕の第二の家でもある。そんな皆の前でこのような勝利を飾れたなんて、一生忘れないだろう。

確かに僕にとって2年ぶりの勝利だが、その期間の長さなど気にならなくなるほど素晴らしい勝利だった。こんな形で勝てるのなら、次の勝利が2年後でもかまわない。

ラスト50kmの地形はコーナーの一つ一つまで熟知していた。たまにここに来てトレーニングしているからね。それに数ヶ月前にモーターバイクのペーサーと共にこの登りを走っていた。その時に下りも試走していた。登りでは他の選手がアタックしてくるだろうと思っていた。僕は限界に達していたが、どんな登りであるかは分かっていた。そうやって勝てたんだ。

チームに今大会2勝目をもたらしたアルベルト・ベッティオル(イタリア、XDSアスタナ) photo:CorVos

─アスタナに移籍して初勝利となった。

このジャージで勝つことができて本当に嬉しいよ。なぜならヴィノ(クロフGM)は2年前、僕を信頼して獲得してくれたからだ。その恩をようやく返すことができた。ここまでチームメイトと共に素晴らしいジロを走れている。その1人になれたことが本当に嬉しいよ。

ステージ2位 アンドレアス・レックネスン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)

3級山岳で仕掛け、単独先頭に立ったアンドレアス・レックネスン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) photo:CorVos

調子はとても良く、(プロトンに対し)10分のアドバンテージがあり、ペースも遅かったが、それでも暑さがレースを厳しくした。最終山岳ではグルパマが良いペースを刻み、集団が絞られるなかでも脚に余力があったので仕掛けた。登りでリードを作るのが、今日僕が勝てる唯一の方法だったからね。

もしかしたらアタックが早すぎたのかもしれないが、単純にベッティオルの方が登りで強かった。たとえ一緒にフィニッシュにたどり着いたとしても、スプリントで彼に勝つのは困難だっただろう。だからこそ登りでリードを広げたかった。

2位は決して悪くない結果だが、僕にとってジロで3度目の2位だ。だから今後も勝利を狙い続ける。

ステージ3位 ヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

ハイスピードで進んだレースで、逃げに乗ることが出来た15名 photo:RCS Sport

最後の登りはペースがとても速く、急勾配の区間もあった。そのため最後は全力を尽くしたものの、グループから離れざるを得なかった。下りについては事前に予習していたのでよく分かっていたし、そこで差を縮めようと懸命に走った。でも最終的には登りでできた差が大きすぎた。

ここまで僕にとっては2度目の表彰台で、トップ5が1度。個人的には悪くないジロだ。まだいくつかステージは残っているし、これからも挑戦し続ける。

マリアローザ&マリアビアンカ(ヤングライダー賞) アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス)

翌日の山岳ステージにマリアローザで臨むアフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos

マリアローザとマリアビアンカを守れた、完璧な日だった。スタート直後はものすごく速かったが、チームはプロトンで僕を落ち着かせてくれた。彼らに感謝したい。明日はまた違うステージとなる。序盤に長い登りがあり、最後の登りも長い。僕たちはなんとしても生き残り、戦い続ける。それだけだ。

マリアアッズーラ(山岳賞)&総合2位 ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)

体調不良が伝えられたヴィンゲゴー photo:CorVos

暑かったが、良い日だったよ。総合勢は明日のことを考えていたのか、動きはあまりなかった。それは僕らも一緒で、アタックは考えていなかった。明日仕掛けるかは脚次第だ。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, RCS Sport