2012/08/22(水) - 02:20
8月21日、東京・代官山にてジャパンカップ記者発表会が行われ、出場チームと選手が発表された。ツール・ド・フランスでマイヨ・ヴェール獲得のペーター・サガンや別府史之、昨年覇者ネイサン・ハースなど、豪華メンバーが発表された。
2012年10月20・21日に栃木県宇都宮市で開催されるジャパンカップ(UCI1.HC)。UCIプロチームとしてオリカ・グリーンエッジやガーミン・シャープ、リクイガス・キャノンデール、サクソバンク・ティンコフバンクが、UCIプロコンチネンタルチームからはスパイダーテック・パワードバイC10(カナダ) が出場する。
オリカ・グリーンエッジ
別府史之の出場決定、マキュアンはクリテリウムに出場、プレミアムライドでファンサービス
今年オーストラリアで結成されたオリカ・グリーンエッジが初出場する。同チームのメンバーとして、別府史之の出場が確定している。また、今年現役を引退し、現在オリカ・グリーンエッジにスタッフとして携わるロビー・マキュアン(オーストラリア)は、スペシャルチームの一員として土曜日のクリテリウムのみ出場する予定だ。「マキュアン友の会」でファンと一緒に走るのもトピックだ。
オリカ・グリーンエッジ (オーストラリア)
別府史之
サイモン・クラーク(オーストラリア)
トラヴィス・メイヤー(オーストラリア)
ジュリアン・ディーン(ニュージーランド)
クリスチャン・メイヤー(オーストラリア)
リクイガス・キャノンデール マイヨ・ヴェールのサガン来日 バッソ、オス
リクイガス・キャノンデールは今年ツール・ド・フランスでマイヨヴェールを獲得したペーター・サガン(スロバキア)とその兄ユライ、ジャパンカップの常連イヴァン・バッソ(イタリア)、そしてサガンの重要なアシストであり親日家として知られるダニエル・オス(イタリア)がメンバー入りしている。
リクイガス・キャノンデール(イタリア)
イヴァン・バッソ(イタリア)
ペーター・サガン(スロバキア)
ユライ・サガン(スロバキア)
ダニエル・オス(イタリア)
他1名未定
ガーミン・シャープ
3人の優勝経験者 ハース、マーティン、ヴォンホフが揃う
昨年のジャパンカップ覇者ネイサン・ハース(オーストラリア)は、トップチームであるガーミン・シャープを率いて日本に凱旋。しかもチームには2010年大会覇者のダニエル・マーティン(アイルランド)の他、昨年のクリテリウム覇者スティール・ヴォンホフ(オーストラリア)、グランツールの経験豊富なクライマーのクリストフ・ルメヴェル(フランス)らが揃っている。
当初ジャック・バウアー(ニュージーランド)の出場が予定されていたが、発表会当日の直前にラクラン・モートン(オーストラリア)に交代となった。
ガーミン・シャープ(アメリカ)
ネイサン・ハース(オーストラリア)2011年大会優勝者
ダニエル・マーティン(アイルランド)2010年大会優勝者
スティール・ヴォンホフ(オーストラリア)2011年クリテリウム優勝者
ラクラン・モートン(オーストラリア)
クリストフ・ルメヴェル(フランス)
サクソバンク・ティンコフバンク
宮澤崇史の出場決定
宮澤崇史の出場は確定。宮澤以外の選手についてはまだ未定の状態だ。清水正雄プロデューサーへの取材によれば、チームに対してアルベルト・コンタドールへのオファーを続けており、チーム側も前向きに検討しているという。「コンタドール出場の可能性は五分五分以上あるが、ブエルタが終わってからでないとチームとの話し合いは再開しない」とのことだ。
・UCIプロコンチネンタルチーム
スパイダーテック・パワードバイC10
スティーヴ・バウアーが立ち上げた注目のカナダチーム
キネシオロジーテープの技術を応用したテーピングの製造メーカー、スパイダーテックが抱えるカナダのプロコンチネンタルチーム。
80年代にツール・ド・フランスで総合10位と新人賞、ジロ・デ・イタリア総合10位を経験したカナダ出身の元選手スティーヴ・バウアーが立ち上げた北米の有力チームの一つで、ヨーロッパでもワールドツアーレースにも参戦している。チームは2014年のUCIプロチームへの昇格、ツール・ド・フランス出場を目指している。
8月3〜5日に行われたツアー・オブ・エルクグローヴ2012(UCI2.1)ではフランソワ・パリジャンが総合優勝を飾っている。
スパイダーテック・パワードバイC10(カナダ)
ライアン・ロス(カナダ)
フランソワ・パリジャン(カナダ)
ヒューゴ・ホール(カナダ)
ライアン・アンダーソン(カナダ)
ブリアン・ヴァントボルグ(デンマーク)
2年連続出場のジェリーベリー ブラッド・ハフが好調
ジャパンカップ2年連続出場。アメリカのキャンディーメーカー「ジェリーベリー社」がスポンサー。多くの選手がここから巣立ち、ヨーロッパのサーキットで活躍している。昨年出場のブラッド・ハフは5月のクリテリウム、ダナ・ポイント・グランプリを優勝、6月にはステージレース、ネイチャーバレー・グランプリで区間優勝を飾る。
ジェリーベリーサイクリング(アメリカ)
ブラッド・ハフ(アメリカ)
ルイス・レムス(メキシコ)
リカルド・ファンデルヴェルデ(オランダ)
ニック・ハミルトン(カナダ)
アレックス・ハグマン(アメリカ)
バジェットフォークリフツ
初出場。オーストラリアでフォークリフト等の重機の製造を行っている会社、バジェットフォークリフツがスポンサードするコンチネンタルチーム。オーストラリア国籍の選手で固められており、オーストラリアの育成システムとして定番である、トラック競技を中心に実績を挙げた後、ロードレースにチャレンジするという流れで能力を開花させている選手も多い。
UCIオセアニアツアーの中では強豪チームの1つとして有名で、今年もいくつもの勝利を挙げている。マーク・オブライエン(オーストラリア)がエースになるだろう。
バジェットフォークリフツ(オーストラリア)
マーク・オブライエン(オーストラリア)
マイケル・カピット(オーストラリア)
ルーク・ダヴィソン(オーストラリア)
サム・ウィトミッツ(オーストラリア)
ルーク・オカビー(オーストラリア)
ナショナルチーム
ジャパンナショナルチーム
メンバー未定
国内コンチネンタルチーム
選抜による5チームと、主催者への貢献度が高い1チームを必要に応じて招待。ツール・ド・北海道後にポイントランキングで決定する。公式サイトの選考基準を参照
クリテリウム・スペシャルチーム(※出場はクリテリウムのみ)
ロビー・マキュアン(オーストラリア)他の選手は未定。日本の競輪やトラックの選手との混成チームになるのが通例。現在テオ・ボス(オランダ、ラボバンク)、イェンス・フォイクト(ドイツ、レディオシャック・ニッサン)らと交渉中で出場の可能性があるという。
text:Makoto.AYANO, Kei Tsuji
2012年10月20・21日に栃木県宇都宮市で開催されるジャパンカップ(UCI1.HC)。UCIプロチームとしてオリカ・グリーンエッジやガーミン・シャープ、リクイガス・キャノンデール、サクソバンク・ティンコフバンクが、UCIプロコンチネンタルチームからはスパイダーテック・パワードバイC10(カナダ) が出場する。
オリカ・グリーンエッジ
別府史之の出場決定、マキュアンはクリテリウムに出場、プレミアムライドでファンサービス
今年オーストラリアで結成されたオリカ・グリーンエッジが初出場する。同チームのメンバーとして、別府史之の出場が確定している。また、今年現役を引退し、現在オリカ・グリーンエッジにスタッフとして携わるロビー・マキュアン(オーストラリア)は、スペシャルチームの一員として土曜日のクリテリウムのみ出場する予定だ。「マキュアン友の会」でファンと一緒に走るのもトピックだ。
オリカ・グリーンエッジ (オーストラリア)
別府史之
サイモン・クラーク(オーストラリア)
トラヴィス・メイヤー(オーストラリア)
ジュリアン・ディーン(ニュージーランド)
クリスチャン・メイヤー(オーストラリア)
リクイガス・キャノンデール マイヨ・ヴェールのサガン来日 バッソ、オス
リクイガス・キャノンデールは今年ツール・ド・フランスでマイヨヴェールを獲得したペーター・サガン(スロバキア)とその兄ユライ、ジャパンカップの常連イヴァン・バッソ(イタリア)、そしてサガンの重要なアシストであり親日家として知られるダニエル・オス(イタリア)がメンバー入りしている。
リクイガス・キャノンデール(イタリア)
イヴァン・バッソ(イタリア)
ペーター・サガン(スロバキア)
ユライ・サガン(スロバキア)
ダニエル・オス(イタリア)
他1名未定
ガーミン・シャープ
3人の優勝経験者 ハース、マーティン、ヴォンホフが揃う
昨年のジャパンカップ覇者ネイサン・ハース(オーストラリア)は、トップチームであるガーミン・シャープを率いて日本に凱旋。しかもチームには2010年大会覇者のダニエル・マーティン(アイルランド)の他、昨年のクリテリウム覇者スティール・ヴォンホフ(オーストラリア)、グランツールの経験豊富なクライマーのクリストフ・ルメヴェル(フランス)らが揃っている。
当初ジャック・バウアー(ニュージーランド)の出場が予定されていたが、発表会当日の直前にラクラン・モートン(オーストラリア)に交代となった。
ガーミン・シャープ(アメリカ)
ネイサン・ハース(オーストラリア)2011年大会優勝者
ダニエル・マーティン(アイルランド)2010年大会優勝者
スティール・ヴォンホフ(オーストラリア)2011年クリテリウム優勝者
ラクラン・モートン(オーストラリア)
クリストフ・ルメヴェル(フランス)
サクソバンク・ティンコフバンク
宮澤崇史の出場決定
宮澤崇史の出場は確定。宮澤以外の選手についてはまだ未定の状態だ。清水正雄プロデューサーへの取材によれば、チームに対してアルベルト・コンタドールへのオファーを続けており、チーム側も前向きに検討しているという。「コンタドール出場の可能性は五分五分以上あるが、ブエルタが終わってからでないとチームとの話し合いは再開しない」とのことだ。
・UCIプロコンチネンタルチーム
スパイダーテック・パワードバイC10
スティーヴ・バウアーが立ち上げた注目のカナダチーム
キネシオロジーテープの技術を応用したテーピングの製造メーカー、スパイダーテックが抱えるカナダのプロコンチネンタルチーム。
80年代にツール・ド・フランスで総合10位と新人賞、ジロ・デ・イタリア総合10位を経験したカナダ出身の元選手スティーヴ・バウアーが立ち上げた北米の有力チームの一つで、ヨーロッパでもワールドツアーレースにも参戦している。チームは2014年のUCIプロチームへの昇格、ツール・ド・フランス出場を目指している。
8月3〜5日に行われたツアー・オブ・エルクグローヴ2012(UCI2.1)ではフランソワ・パリジャンが総合優勝を飾っている。
スパイダーテック・パワードバイC10(カナダ)
ライアン・ロス(カナダ)
フランソワ・パリジャン(カナダ)
ヒューゴ・ホール(カナダ)
ライアン・アンダーソン(カナダ)
ブリアン・ヴァントボルグ(デンマーク)
2年連続出場のジェリーベリー ブラッド・ハフが好調
ジャパンカップ2年連続出場。アメリカのキャンディーメーカー「ジェリーベリー社」がスポンサー。多くの選手がここから巣立ち、ヨーロッパのサーキットで活躍している。昨年出場のブラッド・ハフは5月のクリテリウム、ダナ・ポイント・グランプリを優勝、6月にはステージレース、ネイチャーバレー・グランプリで区間優勝を飾る。
ジェリーベリーサイクリング(アメリカ)
ブラッド・ハフ(アメリカ)
ルイス・レムス(メキシコ)
リカルド・ファンデルヴェルデ(オランダ)
ニック・ハミルトン(カナダ)
アレックス・ハグマン(アメリカ)
バジェットフォークリフツ
初出場。オーストラリアでフォークリフト等の重機の製造を行っている会社、バジェットフォークリフツがスポンサードするコンチネンタルチーム。オーストラリア国籍の選手で固められており、オーストラリアの育成システムとして定番である、トラック競技を中心に実績を挙げた後、ロードレースにチャレンジするという流れで能力を開花させている選手も多い。
UCIオセアニアツアーの中では強豪チームの1つとして有名で、今年もいくつもの勝利を挙げている。マーク・オブライエン(オーストラリア)がエースになるだろう。
バジェットフォークリフツ(オーストラリア)
マーク・オブライエン(オーストラリア)
マイケル・カピット(オーストラリア)
ルーク・ダヴィソン(オーストラリア)
サム・ウィトミッツ(オーストラリア)
ルーク・オカビー(オーストラリア)
ナショナルチーム
ジャパンナショナルチーム
メンバー未定
国内コンチネンタルチーム
選抜による5チームと、主催者への貢献度が高い1チームを必要に応じて招待。ツール・ド・北海道後にポイントランキングで決定する。公式サイトの選考基準を参照
クリテリウム・スペシャルチーム(※出場はクリテリウムのみ)
ロビー・マキュアン(オーストラリア)他の選手は未定。日本の競輪やトラックの選手との混成チームになるのが通例。現在テオ・ボス(オランダ、ラボバンク)、イェンス・フォイクト(ドイツ、レディオシャック・ニッサン)らと交渉中で出場の可能性があるという。
text:Makoto.AYANO, Kei Tsuji
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