2011/03/05(土) - 12:48
2011年3月4日、ベルギーで西フランドル3日間レース(UCI2.1)が開幕。初日の7kmプロローグでジェシー・サージェント(ニュージーランド、レディオシャック)が勝利した。レディオシャックがは1位・2位・3位・5位・7位に選手を送り込む活躍。新城幸也(ユーロップカー)は102位で初日を終えた。
今年で開催65回目を迎える西フランドル3日間レース(Driedaagse van West-Vlaanderen)。その名の通りレースの舞台はベルギー・フランドル地方西部で、開催期間は3日間。クラシックレースでお馴染みの石畳や急坂、そして横風が選手たちを待ち構える。
初日は北海に面したミッデルケルケを舞台にした7kmの個人タイムトライアル。コースは直線基調でほぼフラット。この短距離独走力が問われるコースで、サージェントが8分14秒のトップタイムをマークした。平均スピードは51.0km/h。
サージェントは1988年生まれの22歳。昨年までトレック・リブストロングU23チームで経験を積み、今年レディオシャックでプロデビューを飾ったばかり。ジュニア時代からトラック競技に打ち込んだサージェントは、2005年のトラック世界選手権ジュニアの団体追い抜きで優勝。ニュージーランド代表として出場した2008年北京五輪団体追い抜きで銅メダルを獲得している。
その持ち前の独走力を発揮したサージェントが、7kmの個人TTでベテラン勢を打破。チームメイトのセバスティアン・ロセレル(ベルギー)とサム・ビューリー(ニュージーランド)が2位と3位に入っている。なお、サージェントより1年早くレディオシャックでプロデビューしたビューリーは、北京五輪団体追い抜きの銅メダル獲得メンバーの一人だ。
「これがプロ初勝利。なんて素晴らしい気分だ。」リーダージャージを受け取ったサージェントは喜びを語る。「本当にスペシャルな勝利であり、自分を信頼してくれるみんなにこうして恩返しできて嬉しいよ。今朝コースを試走したとき『これは行ける』と思った。テクニカルなコースではなく、きついコーナーは一カ所だけ。長い直線路を全力を駆け抜けたんだ。」
サージェントは新人賞とポイント賞でもトップ。レディオシャックはチーム総合成績で断トツトップに立っている。ディフェンディングチャンピオンのイェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス)はトップから41秒遅れの68位、新城幸也(ユーロップカー)は49秒遅れの102位でフィニッシュした。
選手コメントはレディオシャック公式サイトより。
西フランドル3日間レース2011プロローグ結果
1位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、レディオシャック) 8'14"
2位 セバスティアン・ロセレル(ベルギー、レディオシャック) +10"
3位 サム・ビューリー(ニュージーランド、レディオシャック)
4位 スヴェイン・タフト(カナダ、スパイダーテック・パワードバイC10)
5位 ミカル・クヴィアトコウスキ(ポーランド、レディオシャック) +11"
6位 パトリック・グレッチュ(ドイツ、HTC・ハイロード)
7位 ネルソン・オリベイラ(スペイン、レディオシャック) +15"
8位 ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン) +19"
9位 ロバート・ワグナー(ドイツ、レオパード・トレック) +20"
10位 ロジェ・クルーゲ(ドイツ、スキル・シマノ) +21"
102位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +49"
個人総合成績
1位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、レディオシャック) 8'14"
2位 セバスティアン・ロセレル(ベルギー、レディオシャック) +10"
3位 サム・ビューリー(ニュージーランド、レディオシャック)
4位 スヴェイン・タフト(カナダ、スパイダーテック・パワードバイC10)
5位 ミカル・クヴィアトコウスキ(ポーランド、レディオシャック) +11"
6位 パトリック・グレッチュ(ドイツ、HTC・ハイロード)
7位 ネルソン・オリベイラ(スペイン、レディオシャック) +15"
8位 ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン) +19"
9位 ロバート・ワグナー(ドイツ、レオパード・トレック) +20"
10位 ロジェ・クルーゲ(ドイツ、スキル・シマノ) +21"
102位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +49"
ポイント賞
ジェシー・サージェント(ニュージーランド、レディオシャック)
新人賞
ジェシー・サージェント(ニュージーランド、レディオシャック)
チーム総合成績
レディオシャック
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
今年で開催65回目を迎える西フランドル3日間レース(Driedaagse van West-Vlaanderen)。その名の通りレースの舞台はベルギー・フランドル地方西部で、開催期間は3日間。クラシックレースでお馴染みの石畳や急坂、そして横風が選手たちを待ち構える。
初日は北海に面したミッデルケルケを舞台にした7kmの個人タイムトライアル。コースは直線基調でほぼフラット。この短距離独走力が問われるコースで、サージェントが8分14秒のトップタイムをマークした。平均スピードは51.0km/h。
サージェントは1988年生まれの22歳。昨年までトレック・リブストロングU23チームで経験を積み、今年レディオシャックでプロデビューを飾ったばかり。ジュニア時代からトラック競技に打ち込んだサージェントは、2005年のトラック世界選手権ジュニアの団体追い抜きで優勝。ニュージーランド代表として出場した2008年北京五輪団体追い抜きで銅メダルを獲得している。
その持ち前の独走力を発揮したサージェントが、7kmの個人TTでベテラン勢を打破。チームメイトのセバスティアン・ロセレル(ベルギー)とサム・ビューリー(ニュージーランド)が2位と3位に入っている。なお、サージェントより1年早くレディオシャックでプロデビューしたビューリーは、北京五輪団体追い抜きの銅メダル獲得メンバーの一人だ。
「これがプロ初勝利。なんて素晴らしい気分だ。」リーダージャージを受け取ったサージェントは喜びを語る。「本当にスペシャルな勝利であり、自分を信頼してくれるみんなにこうして恩返しできて嬉しいよ。今朝コースを試走したとき『これは行ける』と思った。テクニカルなコースではなく、きついコーナーは一カ所だけ。長い直線路を全力を駆け抜けたんだ。」
サージェントは新人賞とポイント賞でもトップ。レディオシャックはチーム総合成績で断トツトップに立っている。ディフェンディングチャンピオンのイェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス)はトップから41秒遅れの68位、新城幸也(ユーロップカー)は49秒遅れの102位でフィニッシュした。
選手コメントはレディオシャック公式サイトより。
西フランドル3日間レース2011プロローグ結果
1位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、レディオシャック) 8'14"
2位 セバスティアン・ロセレル(ベルギー、レディオシャック) +10"
3位 サム・ビューリー(ニュージーランド、レディオシャック)
4位 スヴェイン・タフト(カナダ、スパイダーテック・パワードバイC10)
5位 ミカル・クヴィアトコウスキ(ポーランド、レディオシャック) +11"
6位 パトリック・グレッチュ(ドイツ、HTC・ハイロード)
7位 ネルソン・オリベイラ(スペイン、レディオシャック) +15"
8位 ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン) +19"
9位 ロバート・ワグナー(ドイツ、レオパード・トレック) +20"
10位 ロジェ・クルーゲ(ドイツ、スキル・シマノ) +21"
102位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +49"
個人総合成績
1位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、レディオシャック) 8'14"
2位 セバスティアン・ロセレル(ベルギー、レディオシャック) +10"
3位 サム・ビューリー(ニュージーランド、レディオシャック)
4位 スヴェイン・タフト(カナダ、スパイダーテック・パワードバイC10)
5位 ミカル・クヴィアトコウスキ(ポーランド、レディオシャック) +11"
6位 パトリック・グレッチュ(ドイツ、HTC・ハイロード)
7位 ネルソン・オリベイラ(スペイン、レディオシャック) +15"
8位 ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン) +19"
9位 ロバート・ワグナー(ドイツ、レオパード・トレック) +20"
10位 ロジェ・クルーゲ(ドイツ、スキル・シマノ) +21"
102位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +49"
ポイント賞
ジェシー・サージェント(ニュージーランド、レディオシャック)
新人賞
ジェシー・サージェント(ニュージーランド、レディオシャック)
チーム総合成績
レディオシャック
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
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