集団スプリントで締めくくられたツアー・オブ・ターキーは、トム・クラッベ(ベルギー、フランダース・バロワーズ)が今大会3勝目を飾った。総合優勝にはセバスチャン・バーウィック(オーストラリア、カハルラル・セグロスRGA)が輝いた。



全8日間で争われたプレジデンシャル・サイクリング・ツアー・オブ・ターキー photo:Presidential Cycling Tour of Turkiye

ヨーロッパとアジアを繋ぐトルコで開催中のプレジデンシャル・サイクリング・ツアー・オブ・ターキー(UCI2.Pro)。その第7ステージの舞台は後半に3級山岳が設定されているが、それ以外は平坦路のスプリントステージとして争われた。

この日はフィニッシュ地点が雨予報だったため、総合タイムは残り3km地点で計測されることをレース主催者が決定した。序盤に5名が逃げ、その後吸収を経て新たに4名が逃げを打つ。しかし逃げ切りにはコースの難易度が足りず、残り3km地点で吸収され、勝負は予想通り集団スプリントに持ち込まれた。

天気予報が外れ、比較的ドライな最終ストレートではバルディアーニCSF・7サベールが集団先頭でトレインを組む。しかし先着したのは、31歳の経験豊富なダヴィデ・バッレリーニ(イタリア、XDSアスタナ)だった。

集団スプリントを制したダヴィデ・バッレリーニ(イタリア、XDSアスタナ) photo:Presidential Cycling Tour of Turkiye

長らく所属したスーダル・クイックステップを2024年に離れ、加入したXDSアスタナで昨年ツール・ド・フランス最終ステージ区間2位に入ったバッレリーニ。しかし勝利はなく、これが念願の移籍後初勝利となった。

大会最終日の舞台もトルコ第2の都市であるアンカラを巡る平坦ステージ。逃げた3名の選手たちはラスト1.2kmまで粘ったものの、プロトンが吸収し、勝負はこの日もスプリントへ。モダンアドベンチャープロサイクリングが先頭を引きながら、緩斜面の最終ストレートでマルク・ブルステンガ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)が先頭でもがく。

しかし勝ったのは、その背後から猛スピードで飛び出し、先頭でフィニッシュしたトム・クラッベ(ベルギー、フランダース・バロワーズ)だった。

今大会3勝目をマークしたトム・クラッベ(ベルギー、フランダース・バロワーズ) photo:Presidential Cycling Tour of Turkiye

今大会は初日と2日目の集団スプリントを制し、緩斜面スプリントでもその力を発揮した20歳のクラッベ。元トラックの中距離選手だった力を活かし、今年2月のプロ初勝利から怒涛の5勝目をマークした。

総合上位の順位は変わらず、セバスチャン・バーウィック(オーストラリア、カハルラル・セグロスRGA)が総合優勝に輝く。今大会は総合2位に入りながら復活勝利を飾ったイバン・ソーサ(コロンビア、エキポ・ケルンファルマ)に、クラッベと新星バーウィックが存在感を示す、大いに盛り上がった大会となった。

総合優勝を決めたセバスチャン・バーウィック(オーストラリア、カハルラル・セグロスRGA) photo:Presidential Cycling Tour of Turkiye
ツアー・オブ・ターキー2026第7ステージ結果
1位 ダヴィデ・バッレリーニ(イタリア、XDSアスタナ) 3:19:41
2位 マルツェリ・ボグスワフスキ(ポーランド、ATTインベストメント)
3位 トム・クラッベ(ベルギー、フランダース・バロワーズ)
ツアー・オブ・ターキー2026第8ステージ結果
1位 トム・クラッベ(ベルギー、フランダース・バロワーズ) 2:11:35
2位 イェレ・フェルモート(ベルギー、タルトレット・イソレックス)
3位 スタニスワフ・アニオコウスキ(ポーランド、コフィディス)
個人総合成績
1位 セバスチャン・バーウィック(オーストラリア、カハルラル・セグロスRGA) 26:34:19
2位 イバン・ソーサ(コロンビア、エキポ・ケルンファルマ) +0:05
3位 カミル・ボヌー(ベルギー、ソリューションテックNIPPOラーリ) +0:59
その他の特別賞
ポイント賞 トム・クラッベ(ベルギー、フランダース・バロワーズ)
山岳賞 セバスチャン・バーウィック(オーストラリア、カハルラル・セグロスRGA)
チーム総合成績 XDSアスタナ
text:Sotaro.Arakawa
photo:Presidential Cycling Tour of Turkiye

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