サントス・ツアー・ダウンアンダーの第5ステージで落車したミッケル・ビョーグ(デンマーク、UAEチームエミレーツXRG)が肩鎖関節を脱臼し、手を骨折したことが明らかとなった。ビョーグは残り100km地点でカンガルーと衝突し、チームメイトと共に落車した。



ツアー・ダウンアンダー第5ステージで落車したミッケル・ビョーグ(デンマーク、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos

ビョーグがコース上に飛び出したカンガルーと衝突したのは、サントス・ツアー・ダウンアンダーの最終日となった第5ステージ。残り100km地点でメイン集団に突っ込んできたカンガルーにより、ビョーグと総合リーダージャージを着るジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツXRG)が落車した。

ヴァインはその後チームメイトであるイヴォ・オリヴェイラ(ポルトガル)とバイクを交換し、再スタートして先頭集団でフィニッシュ。自身2度目となる総合優勝に輝いた。しかし棄権したビョーグはその後、鎖骨と肩甲骨の間の関節である肩鎖関節を脱臼。さらに手の骨折も見つかった。

ビョーグは出場予定だった2月1日のカデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレースを欠場する見込み。またメンバー入りしていた2月16日開幕のUAEツアーも出場は厳しい状況とみられる。

落車をしながらも、総合リーダージャージを守ったジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos

第2ステージのワンツーフィニッシュによる区間優勝と総合優勝という、成功のシーズン初戦となったUAEチームエミレーツXRG。しかし第4ステージでは、前回の総合優勝者で総合2位につけていたジョナタン・ナルバエス(エクアドル)が落車し胸椎を圧迫骨折。さらに別の落車でヴェガールスターケ・ラエンゲン(ノルウェー)は肋骨を痛め、リタイアする不運続きの大会となった。

なおUAEの次戦は1月27日から31日の5日間で争われる、サウジアラビアが舞台のアルウラー・ツアー。エースナンバーをつけるのはプロ3年目の21歳ヤン・クリステン(スイス)。2030年までの長期契約を結び、今年ジロ・デ・イタリアでのグランツールデビューを予定している将来の総合エース候補だ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos