シクロクロス全日本選手権のチャンピオンバイクを紹介する連載企画の最後、第3弾は女子マスターズの渡辺佳織(AXIS)、女子ジュニアの小林碧(AX cyclocross team)、シングルスピードの腰山雅大(Wilde Bikes / 662CCC)と山崎裕子(Champion System Japan Test Team)のバイクをピックアップ。
女子マスターズ 渡辺佳織(AXIS)のワンバイエス JFF #807z

女子マスターズ 渡辺佳織(AXIS)のワンバイエス JFF #807z photo:Michinari TAKAGI
1周目からトップに立ち、後続との差を徐々に広げて女子マスターズを制した渡辺佳織さん(AXIS)。愛車は東京サンエスが展開するワンバイエスのシクロクロスレーシングモデル JFF #807z だ。
「ほとんど旦那さんにカスタムやセッティングを任せている」というバイクだが、自身で選んだフレームカラーは色鮮やかなピンク。ワンバイエスのオーダーカラーの25色から「可愛いと思って決めました」のだとか。

フロントシングル仕様でULTEGRAのクランクに36TのDECKASチェーンリングを装着 photo:Michinari TAKAGI 
スタビライザー付きのULTEGRA RXを愛用 photo:Michinari TAKAGI

コックピット周りはハンドルがディズナ、ステムはワンバイエスの組み合わせ photo:Michinari TAKAGI

最終的にiRC SERAC CX EDGE TLRを選択 photo:Michinari TAKAGI
コンポーネントは11速モデルのシマノ ULTEGRAと105をミックスし、フロントシングル仕様でULTEGRAのクランクに36TのDECKASチェーンリングを装着。リアディレイラーは荒れた路面でも安定した変速ができるスタビライザー付きのULTEGRA RXを愛用していた。
コックピット周りはハンドルがディズナ、ステムはワンバイエスの組み合わせ。バーテープはフレームカラーに合わせてブラックからピンクへ変化していくグラデーションデザインで、CXでも使用率が高いスパカズのバーテープが巻かれていた。サドルは長らく愛用しているというボントレガーだ。
足回りはDTスイスのディスクブレーキ用アルミロードホイール ER 1400 Dicut。「タイヤは砂用を使うかどうかを悩み、最後走ってみて砂区間が走りやすかったので決めました」と、最終的にiRC SERAC CX EDGE TLRを選択した。
女子ジュニア 小林碧(AX cyclocross team)のリドレー X-Night

女子ジュニア 小林碧(AX cyclocross team)のリドレー X-Night photo:Michinari TAKAGI
「初めて全日本で優勝できて、すごく嬉しいです!」と笑顔で語ってくれたのは、女子ジュニアチャンピオンに輝いた小林碧さん(AX cyclocross team)。日本一を勝ち取った小林さんの愛車はリドレー X-Nightだ。
「フレームカラーの水色が好きなんです。曲がりやすいバイクで乗りやすいです」と見た目はもちろん、乗り味も気に入っている様子。バイクの整備は父親である淳也さんが行っているそうだ。
コンポーネントはシマノのロードやグラベル、MTBのコンポーネントをミックスして使用。確かな操作性や変速が求められるシクロクロスで使用率が高いシマノ GRXのSTIレバーとスタビライザー付きのリアディレイラーを装着している。フロントが105、リアはXTと前後異なるブレーキキャリパーを搭載していた。

シマノ GRXのSTIレバー photo:Michinari TAKAGI

シマノ GRXのスタビライザー付きリアディレイラー photo:Michinari TAKAGI

クランクはULTEGRAにDECKASの38Tのチェーンリングが装着されていた photo:Michinari TAKAGI 
サドルはプロロゴ SCRATCH photo:Michinari TAKAGI

ファストフォワードのチューブラーホイールにFMB SSC SLALOMを組み合わせる photo:Michinari TAKAGI
フロントシングル仕様で、クランクはULTEGRAにDECKASの38Tのチェーンリングが取り付けられていた。またスラムのチェーンキャッチャーでチェーン落ち対策も万全。サドルはプロロゴ SCRATCHだった。
バーテープにピンクをチョイスした理由については「好きな色というわけではないのですが、合わせてみたらすごくしっくりきた」と語る小林さん。「それに水色とピンクの組み合わせは走っていて目立つので」と応援しやすさにも配慮したチョイスのよう。「よく回って進むのが気持ちいいです」というファストフォワードのチューブラーホイールに鮮やかで目を引くSlalom Greenの FMB SSC SLALOMを使用していた。
男子シングルスピード 腰山雅大(Wilde Bikes / 662CCC)のWILDE Mean Jean

男子シングルスピード 腰山雅大(Wilde Bikes / 662CCC)のWILDE Mean Jean photo:Michinari TAKAGI
シクロクロス全日本選手権で、3年ぶりにエキシビション種目として復活開催となったシングルスピード。レース中盤から先頭集団を単独で抜け出し、後続を1分近く離し、男子シングルスピードを制したのが腰山雅大さん(Wilde Bikes / 662CCC)だ。
腰山さんの愛車はWILDE Mean Jean。WILDEはオールシティの創設者の一人であるジェフ・フランと、アメリカ・ミネアポリスのショップ「ANGRY CATFISH BICYCLE」のオーナーであるジョシュ・クラックが2021年に立ち上げたアメリカのバイクブランドだ。

2021年に立ち上げたアメリカのバイクブランドであるWILDE photo:Michinari TAKAGI

チェーンリングはシマノGRXチェーンリングの40T photo:Michinari TAKAGI 
リアのコグはサーリーの17Tを使用 photo:Michinari TAKAGI
オレンジ、白、ライトブルーと個性溢れる色は、「WILDE Mean Jeanにはつるし売りカラーとオーダーカラーがあって、これは昔乗っていたボントレガーのMTBと全く同じカラーリングをオーダーしました」とのこだわりよう。ちなみに腰山さんはWILDE Mean Jeanをもう1台所有しているのだとか。
シングルスピードという種目で気になるギア比は、「最初みんなで喋ってた中で、僕が一番重かった」という2.35倍。その理由を「砂で乗れなくても、直線でかけれないとシングルはなかなか大変だから」と語ってくれた。チェーンリングはシマノGRXチェーンリングの40Tで、リアのコグはサーリーの17Tを使用していた。

DI2の変速部分が取り外したGRX STIレバー photo:Michinari TAKAGI

シートポストはトムソン ELITE SEATPOST photo:Michinari TAKAGI 
チューブラーホイールのICON T3.5に、ヴィットリア デュガス TYPHOONのチューブラータイヤを装着 photo:Michinari TAKAGI

カブト AERO R2にバンザイペイントの倉科さんが描いた「脳みそ」のカスタムペイントが施されていた photo:Michinari TAKAGI
コンポーネントはシマノ GRXとULTEGRAをミックス。「GRXレバーはDI2の変速部分を取り外しています」と、変速いらずなSSならではのカスタムが施されていた。チェーンはIZUMI、ペダルはクランクブラザーズ EGGBEATER、ハンドルはスペシャライズド S-WORKSのカーボンハンドル、ステムとシートポストはトムソンにカスタムしていた。
チューブラーホイールのICON T3.5に、ヴィットリア デュガス TYPHOONのチューブラータイヤを装着。空気圧を聞くと「手で触った感覚でやっているので」と数値は把握していないようで、「今回は柔らかめです(笑)」と感覚派な一面を見せてくれた。
こだわりはバイクだけに留まらず、ヘルメットにも。カブト AERO R2にバンザイペイントの倉科さんが描いた「脳みそ」のカスタムペイントが施されていた。
女子シングルスピード 山崎裕子(Champion System Japan Test Team)のスペシャライズド CRUX

女子シングルスピード 山崎裕子(Champion System Japan Test Team)のスペシャライズド CRUX photo:Michinari TAKAGI
3編にわたりお送りしたチャンピオンバイク紹介のラストを飾るのは、女子シングルスピードを制した山崎裕子さん(Champion System Japan Test Team)だ。とは言っても女子の出走は山崎さんただ1人。「前回大会の女子SSチャンピオンである片岡幸さん(team轍屋)の隣に並びたくて作ったバイクだったのですが、私1人しかいなくて残念でした」と残念そうだった山崎さん。「でも関西クロスらしいノリノリな感じの応援で、男子SSとの混走で頑張れました」と、初出場の感想を語ってくれた。
その愛車はスペシャライズドのシクロクロスバイク CRUXで、緑と蛍光イエローが映えるカラーリングは「このカラーが好きなので、とても気に入っています」とのこと。ちなみにこのバイク、先述した片岡さんのショップ「轍屋」で組んだのだとか。

コンポーネントはスラム FORCE photo:Michinari TAKAGI

サドルはスペシャライズドの女性用サドル「POWER W/MIMIC COMP SADDLE WOMEN」 photo:Michinari TAKAGI 
ヘッドキャップはRETULのスペシャル仕様 photo:Michinari TAKAGI

足回りはアレックスリム RXD2のホイールとiRC SERAC CXの組み合わせ photo:Michinari TAKAGI
コンポーネントはスラム FORCE。プラクチスワークスのクランクに取り付けられていたストロングライトのチェーンリングは39T、リアのコグは21Tで、ギア比は1.85倍でセッティングしていた。
足回りはアレックスリム RXD2のホイールとiRC SERAC CXの組み合わせ。ペダルは4面でペダルキャッチしやすいクランクブラザース EGGBEATERを愛用している。サドルはスペシャライズドの女性用サドル「POWER W/MIMIC COMP SADDLE WOMEN」で、ヘッドキャップはRETULのスペシャル仕様だった。

エナジードリンク「湘南ゴールドエナジー」のカスタムペイント仕様のケープラス ALPHA photo:Michinari TAKAGI
ヘルメットはChampion System Japan Test Teamということで、チャンピオンシステムが取り扱うケープラス ALPHA。そこにエナジードリンク「湘南ゴールドエナジー」のゴールドのロゴがカスタムペイントされていた。
改めて、皆さま優勝本当におめでとうございます!
photo & text:Michinari TAKAGI
女子マスターズ 渡辺佳織(AXIS)のワンバイエス JFF #807z

1周目からトップに立ち、後続との差を徐々に広げて女子マスターズを制した渡辺佳織さん(AXIS)。愛車は東京サンエスが展開するワンバイエスのシクロクロスレーシングモデル JFF #807z だ。
「ほとんど旦那さんにカスタムやセッティングを任せている」というバイクだが、自身で選んだフレームカラーは色鮮やかなピンク。ワンバイエスのオーダーカラーの25色から「可愛いと思って決めました」のだとか。




コンポーネントは11速モデルのシマノ ULTEGRAと105をミックスし、フロントシングル仕様でULTEGRAのクランクに36TのDECKASチェーンリングを装着。リアディレイラーは荒れた路面でも安定した変速ができるスタビライザー付きのULTEGRA RXを愛用していた。
コックピット周りはハンドルがディズナ、ステムはワンバイエスの組み合わせ。バーテープはフレームカラーに合わせてブラックからピンクへ変化していくグラデーションデザインで、CXでも使用率が高いスパカズのバーテープが巻かれていた。サドルは長らく愛用しているというボントレガーだ。
足回りはDTスイスのディスクブレーキ用アルミロードホイール ER 1400 Dicut。「タイヤは砂用を使うかどうかを悩み、最後走ってみて砂区間が走りやすかったので決めました」と、最終的にiRC SERAC CX EDGE TLRを選択した。
女子ジュニア 小林碧(AX cyclocross team)のリドレー X-Night

「初めて全日本で優勝できて、すごく嬉しいです!」と笑顔で語ってくれたのは、女子ジュニアチャンピオンに輝いた小林碧さん(AX cyclocross team)。日本一を勝ち取った小林さんの愛車はリドレー X-Nightだ。
「フレームカラーの水色が好きなんです。曲がりやすいバイクで乗りやすいです」と見た目はもちろん、乗り味も気に入っている様子。バイクの整備は父親である淳也さんが行っているそうだ。
コンポーネントはシマノのロードやグラベル、MTBのコンポーネントをミックスして使用。確かな操作性や変速が求められるシクロクロスで使用率が高いシマノ GRXのSTIレバーとスタビライザー付きのリアディレイラーを装着している。フロントが105、リアはXTと前後異なるブレーキキャリパーを搭載していた。





フロントシングル仕様で、クランクはULTEGRAにDECKASの38Tのチェーンリングが取り付けられていた。またスラムのチェーンキャッチャーでチェーン落ち対策も万全。サドルはプロロゴ SCRATCHだった。
バーテープにピンクをチョイスした理由については「好きな色というわけではないのですが、合わせてみたらすごくしっくりきた」と語る小林さん。「それに水色とピンクの組み合わせは走っていて目立つので」と応援しやすさにも配慮したチョイスのよう。「よく回って進むのが気持ちいいです」というファストフォワードのチューブラーホイールに鮮やかで目を引くSlalom Greenの FMB SSC SLALOMを使用していた。
男子シングルスピード 腰山雅大(Wilde Bikes / 662CCC)のWILDE Mean Jean

シクロクロス全日本選手権で、3年ぶりにエキシビション種目として復活開催となったシングルスピード。レース中盤から先頭集団を単独で抜け出し、後続を1分近く離し、男子シングルスピードを制したのが腰山雅大さん(Wilde Bikes / 662CCC)だ。
腰山さんの愛車はWILDE Mean Jean。WILDEはオールシティの創設者の一人であるジェフ・フランと、アメリカ・ミネアポリスのショップ「ANGRY CATFISH BICYCLE」のオーナーであるジョシュ・クラックが2021年に立ち上げたアメリカのバイクブランドだ。



オレンジ、白、ライトブルーと個性溢れる色は、「WILDE Mean Jeanにはつるし売りカラーとオーダーカラーがあって、これは昔乗っていたボントレガーのMTBと全く同じカラーリングをオーダーしました」とのこだわりよう。ちなみに腰山さんはWILDE Mean Jeanをもう1台所有しているのだとか。
シングルスピードという種目で気になるギア比は、「最初みんなで喋ってた中で、僕が一番重かった」という2.35倍。その理由を「砂で乗れなくても、直線でかけれないとシングルはなかなか大変だから」と語ってくれた。チェーンリングはシマノGRXチェーンリングの40Tで、リアのコグはサーリーの17Tを使用していた。




コンポーネントはシマノ GRXとULTEGRAをミックス。「GRXレバーはDI2の変速部分を取り外しています」と、変速いらずなSSならではのカスタムが施されていた。チェーンはIZUMI、ペダルはクランクブラザーズ EGGBEATER、ハンドルはスペシャライズド S-WORKSのカーボンハンドル、ステムとシートポストはトムソンにカスタムしていた。
チューブラーホイールのICON T3.5に、ヴィットリア デュガス TYPHOONのチューブラータイヤを装着。空気圧を聞くと「手で触った感覚でやっているので」と数値は把握していないようで、「今回は柔らかめです(笑)」と感覚派な一面を見せてくれた。
こだわりはバイクだけに留まらず、ヘルメットにも。カブト AERO R2にバンザイペイントの倉科さんが描いた「脳みそ」のカスタムペイントが施されていた。
女子シングルスピード 山崎裕子(Champion System Japan Test Team)のスペシャライズド CRUX

3編にわたりお送りしたチャンピオンバイク紹介のラストを飾るのは、女子シングルスピードを制した山崎裕子さん(Champion System Japan Test Team)だ。とは言っても女子の出走は山崎さんただ1人。「前回大会の女子SSチャンピオンである片岡幸さん(team轍屋)の隣に並びたくて作ったバイクだったのですが、私1人しかいなくて残念でした」と残念そうだった山崎さん。「でも関西クロスらしいノリノリな感じの応援で、男子SSとの混走で頑張れました」と、初出場の感想を語ってくれた。
その愛車はスペシャライズドのシクロクロスバイク CRUXで、緑と蛍光イエローが映えるカラーリングは「このカラーが好きなので、とても気に入っています」とのこと。ちなみにこのバイク、先述した片岡さんのショップ「轍屋」で組んだのだとか。




コンポーネントはスラム FORCE。プラクチスワークスのクランクに取り付けられていたストロングライトのチェーンリングは39T、リアのコグは21Tで、ギア比は1.85倍でセッティングしていた。
足回りはアレックスリム RXD2のホイールとiRC SERAC CXの組み合わせ。ペダルは4面でペダルキャッチしやすいクランクブラザース EGGBEATERを愛用している。サドルはスペシャライズドの女性用サドル「POWER W/MIMIC COMP SADDLE WOMEN」で、ヘッドキャップはRETULのスペシャル仕様だった。

ヘルメットはChampion System Japan Test Teamということで、チャンピオンシステムが取り扱うケープラス ALPHA。そこにエナジードリンク「湘南ゴールドエナジー」のゴールドのロゴがカスタムペイントされていた。
改めて、皆さま優勝本当におめでとうございます!
photo & text:Michinari TAKAGI
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