イネオス・グレナディアーズがジャック・ヘイグ(オーストラリア、バーレーン・ヴィクトリアス)の加入を明らかにした。2021年のブエルタ・ア・エスパーニャで総合3位に入った経験のあるクライマーが、新天地で復活を目指す。

イネオス・グレナディアーズへの加入が発表されたジャック・ヘイグ(オーストラリア、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos
「チーム創設時からずっと追い続けてきたチームで、これまで数多くの素晴らしい成果を挙げてきた。世界で最も優れ、野心的なチームの1つであり、プロフェッショナリズムと非常に高い基準を兼ね備えた組織の一員となれることを誇りに思っている」とヘイグは加入の喜びを語った。契約期間は2027年までの2年間だ。
オーストラリア出身で32歳のヘイグは、2016年にオリカ・バイクエクスチェンジ(現ジェイコ・アルウラー)でプロデビュー。長身クライマーとして2017年のツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)でプロ初勝利を飾り、若き総合エースとして頭角を現した。バーレーン・ヴィクトリアスに移籍した2021年のブエルタ・ア・エスパーニャでは逃げから総合上位に入ると、その後も着実に順位を上げて総合3位でフィニッシュした。

ジャック・ヘイグ(オーストラリア) photo:Kei Tsuji
その後は総合成績での大きな結果こそ減ったものの、山岳アシストや逃げから積極的に勝利を狙い、ここまでグランツールの出場数は15回を数える。2025年はツール・ド・フランスこそ落車し、脳震盪により途中棄権。しかしすぐに実戦復帰してステージレースを中心に転戦し、チームの中心的な存在であり続けた。
スペインで行われたイネオスのトレーニング合宿でもその姿が確認されるなど、発表は時間の問題と見られていたヘイグ。イネオスの現場トップであるゲラント・トーマスは「ジャックとは長年レースで競り合ってきたが、彼には常に感心させられてきた。タフかつ努力家で、グランツールの表彰台に立つために必要なものを理解している。これから数年間、我々が目指すものの大きな一部を担ってくれるはずだ」と、その期待を語った。
イネオスはこれで2026年のロースターが28名となり、上限である30名まで残り2名となった。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

「チーム創設時からずっと追い続けてきたチームで、これまで数多くの素晴らしい成果を挙げてきた。世界で最も優れ、野心的なチームの1つであり、プロフェッショナリズムと非常に高い基準を兼ね備えた組織の一員となれることを誇りに思っている」とヘイグは加入の喜びを語った。契約期間は2027年までの2年間だ。
オーストラリア出身で32歳のヘイグは、2016年にオリカ・バイクエクスチェンジ(現ジェイコ・アルウラー)でプロデビュー。長身クライマーとして2017年のツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)でプロ初勝利を飾り、若き総合エースとして頭角を現した。バーレーン・ヴィクトリアスに移籍した2021年のブエルタ・ア・エスパーニャでは逃げから総合上位に入ると、その後も着実に順位を上げて総合3位でフィニッシュした。

その後は総合成績での大きな結果こそ減ったものの、山岳アシストや逃げから積極的に勝利を狙い、ここまでグランツールの出場数は15回を数える。2025年はツール・ド・フランスこそ落車し、脳震盪により途中棄権。しかしすぐに実戦復帰してステージレースを中心に転戦し、チームの中心的な存在であり続けた。
スペインで行われたイネオスのトレーニング合宿でもその姿が確認されるなど、発表は時間の問題と見られていたヘイグ。イネオスの現場トップであるゲラント・トーマスは「ジャックとは長年レースで競り合ってきたが、彼には常に感心させられてきた。タフかつ努力家で、グランツールの表彰台に立つために必要なものを理解している。これから数年間、我々が目指すものの大きな一部を担ってくれるはずだ」と、その期待を語った。
イネオスはこれで2026年のロースターが28名となり、上限である30名まで残り2名となった。
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