日本人選手を支援するNIPPOが、トスカーナ・ファクトリーとパートナーシップを締結した。同組織はイタリアを拠点とするチーム運営組織で、現在は新城幸也の所属するソリューションテック・ヴィーニファンティーニを運営している。



NIPPOのミッチー君が駆けつけた今年10月の宇都宮ジャパンカップ photo:Yuichiro Hosoda

トスカーナ・ファクトリーは、イタリア中部トスカーナ州モンテカティーニ・テルメに拠点を置くチーム運営組織。現在はイタリア籍のプロチーム、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの運営を担っている。

NIPPOは「この新たな協力体制のもと、UCIプロチームおよびその育成組織であるUCIコンチネンタルチームでの活動を通じ、これまで以上に幅広く、力強く日本人選手・スタッフの育成環境を整えてまいります」とコメントしている。

ソリューションテックは2022年にチームコラテックとして創設され、2年目にプロチームに昇格した。今年は新城幸也が加入し、ツール・ド・熊野やツアー・オブ・ジャパンに出場したほか、THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025ではロレンツォ・クアルトゥッチ(イタリア)が優勝するなど、日本で急速に知名度を上げているチームだ。また今年は岩村元嗣がトレーニー(研修生)としてトップチームに合流し、10月の宇都宮ジャパンカップロードレースにもメンバーの一員として出場した。

「これらの組織とは2026シーズンも引き続き提携を継続し、世界ランキングに挑戦できる環境をさらに強化してまいります。今後とも、世界を舞台に挑戦する日本人選手・スタッフの成長と活躍にご期待ください」と、NIPPOはプレスリリースを締めくくった。

いまだ正式発表はされていないものの、新城はチームに残る見込みで、チームは2026年シーズンに向け、XDSアスタナからケーレ・ガッツォーリ(イタリア)を補強している。

image:Team NIPPO