チネリの人気アルミグラベルバイク、Zydecoがリニューアル。Zydeco Washboardとして、洗練されたフレームワークと機能性を獲得し、モダンかつ多目的なグラベルプラットフォームへ進化を遂げた。



チネリ Zydeco Washboard Sport (c)ポディウム

独創的なデザインで人気を集めるイタリアのバイクブランド、チネリ。ロードやストリート系トラックバイクと並び、そのラインアップの中でも高い人気を誇るのがアルミ製グラベルバイクのZydecoだ。

チネリらしいポップなグラフィックと高い汎用性で定番モデルとして君臨してきたZydecoが、遂にリニューアルを果たすことに。Zydeco Washboardとして生まれ変わったニューモデルは、スピードを求めるグラベルレーサーにも、よりタフさを求めるアドベンチャーライダーにも応えるマルチパーパスなフレームに進化している。

セミインターナルケーブルルーティングを採用する (c)ポディウム

シマノ CUES1×11を搭載する (c)ポディウム
ワイドなタイヤクリアランスを確保した (c)ポディウム



フレアハンドルがアセンブルされる (c)ポディウム

コロンバス製のトリプルバテッド6061 T6アルミチューブを採用したZydeco Washboardのフレームは、トラディショナルな真円パイプとハイドロフォーミングによって成形された特殊形状のパイプを組み合わせることで、時代を超えた新しさと普遍的な美しさを感じさせるデザインに。

セミインテグレートケーブルルーティングを新たに採用し、より洗練されたルックスと空力性能の向上を実現。最大45mm幅のタイヤを飲み込むワイドなタイヤクリアランスとフレーム各部に設けられた大量のマウントポイントによって、多くの荷物を運ぶアドベンチャーライドにも対応する。ハンガーはUDHでパーツの入手性も良好だ。

チネリ Zydeco Washboard All Day (c)ポディウム

Zydeco Washboardは基本的なコンセプトを共有しつつ用途に応じた2つの仕様を展開することで、幅広いニーズに応えているのも特徴だ。

よりレーシングな性格の強いSportモデルは、フロントフォークにコロンバス製のカーボンフォークを採用。フォークオフセットを調整可能なフリップチップを搭載し、コースの特性に合わせてセッティング可能な幅を持たせた。

シンプルなデザインのフロント周り (c)ポディウム
トップチューブにもアクセサリーマウントが設けられる (c)ポディウム


All Dayモデルは2×9のシマノ CUESを採用 (c)ポディウム
All Dayバージョンはフルアルミフォークを採用する (c)ポディウム



一方のAll Dayバージョンは、その名の通りより汎用性にフォーカスを当てたモデル。こちらは堅牢なフルアルミフォークを採用し、毎日使い倒してもビクともしないタフなスペックとされている。

フォークやフレームジオメトリもわずかに異なっている。フォークブレードが短いSportモデルは、ヘッドおよびシートアングルが立ったジオメトリとなり、ショートスタック、ロングリーチで、アグレッシブなポジションを取りやすい設計に。

All Dayモデルはその逆で、ハイスタック、ショートリーチなジオメトリとなり、上体が起きた楽なポジションを取りやすくなっている。

それぞれ完成車での展開となっており、Sportモデルは、シマノ CUES 1x11仕様で418,000円(税込)、All Dayモデルはシマノ CUES 2x9仕様で286,000円(税込)となっている。



チネリ Zydeco Washboard Sport
カラー:ロッキーサンド
コンポーネント: シマノキューズ 1×11
価格:418,000円(税込)

チネリ Zydeco Washboard All Day
カラー:ラスティロック
コンポーネント:シマノキューズ 2×9
価格:286,000円(税込)
リンク