その力で今大会3勝目を掴み、総合優勝を決定づけたヴィンゲゴーは「チームの走りに報いることができた」と喜んだ。体調不良を明かしたアルメイダや、総合争いへの自信を口にしたピドコックなど、ブエルタ第20ステージの頂上決戦をコメントで振り返る。
ステージ優勝&マイヨロホ ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)

ガッツポーズと共にフィニッシュしたヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
前回の山頂フィニッシュ(第17ステージ)よりコンディションが良く、ここで勝てて嬉しい。チームメイトたちの頑張りに報いることができてよかった。今日だけでなく、この3週間ずっと彼らは素晴らしかった。ジョアン(アルメイダ)やジャイ(ヒンドレー)のペースは厳しかったが、まだ余力は残していた。差を広げたが、ラスト数メートルは本当に苦しく、(フィニッシュ直後に)フェンスに衝突しそうになったほど。
今日は勝つチャンスが大きいと分かっていたし、正しいタイミングでアタックできた。明日のステージを問題なく終えて、マドリッドでマイヨロホを着てフィニッシュラインを越えたい。
ステージ2位 セップ・クス(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)

クスと勝利の喜びを分かち合うヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
今日は厳しくも、美しい一日だった。UAEチームエミレーツXRGが本気で仕掛けてきたが、準備はできていた。最終の登りを、有力集団にチームから5人を残して迎えられたので、状況は理想的だった。チーム全員がこの結果のために、信じられないほど懸命に働いてくれた。ヨナス(ヴィンゲゴー)がこの形で締めくくってくれて素晴らしかった。彼は完璧なタイミングでアタックし、その走りは実に印象的だった。
ステージ4位&総合3位 トーマス・ピドコック(イギリス、Q36.5プロサイクリング)

ヴィンゲゴーを追走するヒンドレーやアルメイダ photo:CorVos
ただただ疲れた。個人TTと平坦ステージを経て、今日は自分の得意なワンデーレースのつもりで臨んだ。急勾配区間では自分のリズムを掴むのが難しく、荒れた路面も難易度を上げた。限界に達しない範囲で、集団に食らいつくことを目標にした。
キャリア最高とまでは言えないが、特別な結果だ。正直、疲れ果てた。それ以外に言葉はない。総合争いへの挑戦は楽しかったが、同時にその難しさも痛感した。ここへは総合10位、楽観的に見てもトップ5を目指すつもりで来た。その結果が総合3位なので、いつかグランツールで総合優勝できるという自信につながった。
ステージ5位&総合2位 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)

総合逆転はならなかったアルメイダ photo:CorVos
自分たちにできることはやったので、満足していいと思う。失うものは何もなかった僕らは、総合逆転を狙い、レースをできるだけ厳しくした。もちろん最後まで逆転を信じていた。ラスト1kmでヴィンゲゴーがアタックしたとき、ついていけないと思った。彼の方が強かった。体調は万全ではなかったが、それが現実だ。それでもこの3週間を誇りに思う。
もちろん自分から仕掛けることも考えたが、結局は脚が残っていなかった。できる限り厳しいペースを刻んだが、それだけでは十分ではなかった。
ステージ6位&総合6位&マイヨブランコ(ヤングライダー賞) マシュー・リッチテッロ(アメリカ、イスラエル・プレミアテック)

逆転でマイヨブランコを得たマシュー・リッチテッロ(アメリカ、イスラエル・プレミアテック) photo:A.S.O.
総合上位勢と同じ集団で走ることができ、本当にクールな瞬間だった。今後に向けての自信となった。マドリッドでの表彰式が楽しみだし、ここまで完璧なレースとなった。
─(デモ隊により)安全が脅かされることに対し、怖さはあるか?
それについてはあまり考えないようにしている。地元警察やレース主催者が最善を尽くし、僕らを守ってくれるだろう。だから明日のレースに集中し、その後は家に帰ってリラックスしたい。
─今日もデモがコースを塞ぐ場面があった
コースの左側でその様子を見たが、警察が上手く誘導してくれた。このようなことを心配しなければならず残念だ。沿道で何をしても自由だが、レースを妨害してはならない。誰の得にもならないことだからね。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
ステージ優勝&マイヨロホ ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)

前回の山頂フィニッシュ(第17ステージ)よりコンディションが良く、ここで勝てて嬉しい。チームメイトたちの頑張りに報いることができてよかった。今日だけでなく、この3週間ずっと彼らは素晴らしかった。ジョアン(アルメイダ)やジャイ(ヒンドレー)のペースは厳しかったが、まだ余力は残していた。差を広げたが、ラスト数メートルは本当に苦しく、(フィニッシュ直後に)フェンスに衝突しそうになったほど。
今日は勝つチャンスが大きいと分かっていたし、正しいタイミングでアタックできた。明日のステージを問題なく終えて、マドリッドでマイヨロホを着てフィニッシュラインを越えたい。
ステージ2位 セップ・クス(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)

今日は厳しくも、美しい一日だった。UAEチームエミレーツXRGが本気で仕掛けてきたが、準備はできていた。最終の登りを、有力集団にチームから5人を残して迎えられたので、状況は理想的だった。チーム全員がこの結果のために、信じられないほど懸命に働いてくれた。ヨナス(ヴィンゲゴー)がこの形で締めくくってくれて素晴らしかった。彼は完璧なタイミングでアタックし、その走りは実に印象的だった。
ステージ4位&総合3位 トーマス・ピドコック(イギリス、Q36.5プロサイクリング)

ただただ疲れた。個人TTと平坦ステージを経て、今日は自分の得意なワンデーレースのつもりで臨んだ。急勾配区間では自分のリズムを掴むのが難しく、荒れた路面も難易度を上げた。限界に達しない範囲で、集団に食らいつくことを目標にした。
キャリア最高とまでは言えないが、特別な結果だ。正直、疲れ果てた。それ以外に言葉はない。総合争いへの挑戦は楽しかったが、同時にその難しさも痛感した。ここへは総合10位、楽観的に見てもトップ5を目指すつもりで来た。その結果が総合3位なので、いつかグランツールで総合優勝できるという自信につながった。
ステージ5位&総合2位 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)

自分たちにできることはやったので、満足していいと思う。失うものは何もなかった僕らは、総合逆転を狙い、レースをできるだけ厳しくした。もちろん最後まで逆転を信じていた。ラスト1kmでヴィンゲゴーがアタックしたとき、ついていけないと思った。彼の方が強かった。体調は万全ではなかったが、それが現実だ。それでもこの3週間を誇りに思う。
もちろん自分から仕掛けることも考えたが、結局は脚が残っていなかった。できる限り厳しいペースを刻んだが、それだけでは十分ではなかった。
ステージ6位&総合6位&マイヨブランコ(ヤングライダー賞) マシュー・リッチテッロ(アメリカ、イスラエル・プレミアテック)

総合上位勢と同じ集団で走ることができ、本当にクールな瞬間だった。今後に向けての自信となった。マドリッドでの表彰式が楽しみだし、ここまで完璧なレースとなった。
─(デモ隊により)安全が脅かされることに対し、怖さはあるか?
それについてはあまり考えないようにしている。地元警察やレース主催者が最善を尽くし、僕らを守ってくれるだろう。だから明日のレースに集中し、その後は家に帰ってリラックスしたい。
─今日もデモがコースを塞ぐ場面があった
コースの左側でその様子を見たが、警察が上手く誘導してくれた。このようなことを心配しなければならず残念だ。沿道で何をしても自由だが、レースを妨害してはならない。誰の得にもならないことだからね。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
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