チューダー・プロサイクリングをサポートするスイスのバイクブランド、BMC。オールラウンドロードとしてお馴染みのTeammachine SLRシリーズのセカンドグレードを4.5世代へとアップデートする。ケーブルフル内装となり、すっきりとしたバイクに仕上がっている。



BMC Teammachine SLR Four (c)フタバ

レースへの情熱が高いスイスのBMCが用意する中核モデルがTeammachineシリーズだ。エアロを意識した派生モデルのTeammachine Rと、王道モデルTeammachine SLRシリーズの二つが存在し、現在BMCと共にレースを戦うチューダープロサイクリングは二種類を乗りこなしている。

SLRは3度にわたるモデルチェンジが行われている定番モデルで、常にカッティングエッジなアイデアが盛り込まれていることが特徴だ。BMCはプロスペックの旗艦モデルをSLR01として据え、その技術を多くのサイクリストに届けるためにセカンドグレードのSLRを用意している(2021年度よりSLR02からSLRという名称に変更)。そんなセカンドグレードにアップデートが加えられ、2025年は第4.5世代としてラインアップされる。

新しいRSM01システムによって内装を実現している (c)フタバ

今回のアップデートで大きなトピックは、ケーブル類がヘッドチューブから内装できる仕様へと変更されたこと。これによってハンドル周りはすっきりとして、現代のエアロxオールラウンダーとしての雰囲気がさらに引き立てられる。

この内装を実現したのは新たに開発されたコーンスペーサーキットによるもの。RSM01 ICS Kitと呼ばれるスペーサーは、今までSLRに使われていた BMCオリジナルのアルミステムを活用した状態で、ケーブル内装化を実現。これによってコストを抑えつつ、ユーザーが好みのハンドルを使いやすいようになっている。

BMC Teammachine SLR Two (c)フタバ

基本設計は第4世代のままだが、フォーク形状がエアロ効果を高めるデザインに進化し、50gの軽量化を実現するなど細部がブラッシュアップされている。また、ステム一体型ハンドルのICS Carbon EvoやAeroも選択可能となり、トップレンジと同じパーツを利用できるアップグレードも可能となった。

もちろんACE+テクノロジーによって開発されたフレームは剛性、エアロ、軽量性、快適性を高次元でバランスさせている。特にTCCというコンセプトによってシートポストやシートステーがしなるように計算されているため、長距離ライドでも常に快適性をもたらしてくれる。ジオメトリー面でもトレイル値を63mmに設定することで、コーナリングや下りでの安定感を確保しており、ホビーサイクリストがコントロールしやすいバイクを実現していることも特徴だ。


BMC Teammachine SLR Four (c)フタバ

フレーム重量は997g、フォークが388g、シートポストが200gとなっており、セット重量は1585g。日本国内で展開されるのはTwo:ULTEGRA DI2完成車、Three:105 DI2完成車、Four:105完成車という三種類だ。価格等は下記一覧をチェックしてもらいたい。

BMC Teammachine SLR Three (c)フタバ



BMC Teammachine SLR Two
メインコンポーネント:シマノULTEGRA DI2
ホイール:AR27(アルミリム)
タイヤ:ピレリP ZERO
サドル:フィジーク Antares R5
カラー:Iron Grey
サイズ:47、51、54、56
重量:8.0kg
価格:869,000円(税込)

BMC Teammachine SLR Three
メインコンポーネント:シマノ105 DI2
ホイール:PRD23(アルミリム)
タイヤ:ピレリP ZERO
サドル:フィジーク Antares R7
カラー:Neon Red
サイズ:47、51、54、56
重量:8.3kg
価格:682,000円(税込)

BMC Teammachine SLR Four
メインコンポーネント:シマノ105
ホイール:PRD23(アルミリム)
タイヤ:ピレリP7
サドル:フィジーク Antares R7
カラー:Black
サイズ:47、51、54、56
重量:8.5kg
価格:600,600円(税込)

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