イタリアン老舗サドルブランドのサンマルコが新たなシリーズ” SHIELD”を発売。サドル中央部の開口部にマッドガードを備えることで、タイヤが巻き上げた水や泥を防げるサドルとなっている。ラインアップはShortfit 2.0 Shield SupercomfortとGround Shield Carbon FXで展開される。



サドルのカットアウト部分に泥除けがビルトインされているSHIELDシリーズが登場 (c)ポディウム

路面が濡れているオフロードを走行する際、サドルのカットアウト(中央部の開口部)から泥や水が侵入し、ボトムスが濡れてしまう問題は数多くのライダーが経験している。特にパッドに水が染み込んでしまうと不快感が残り、ライドの質を低下させてしまう。

サンマルコがリリースしたSHIELDシリーズは、この問題を解決するために開発された新たなシリーズだ。デリケートな部分への圧迫を防ぐオープンフィット構造と機能を維持しながら、開口部にフラップを設けることで、ストレスの原因となる泥や水を防ぐというもの。

SHIELDの泥除けはサドルシェルと一体化されており、激しいオフロード走行でも外れない高い耐久性を実現。さらにスリットを設けることで、サドル上面からの水は溜まらないように配慮。下からの水はシャットアウトしつつ、上からの水は逃げるようになっているため、快適さを維持してくれる。

タイヤが巻き上げた泥から守るためのフラップが備えられたSHIELDシリーズが登場 (c)ポディウム

そんなSHIELDシリーズが登場したのは、定番のShortfitシリーズの系譜を受け継ぐShortfit 2.0 Shield Super Comfortモデルと、オフロードモデルのGround Shieldだ。

Shortfit 2.0 Shield Super Comfortはその名の通り快適性を重要視したモデルとなっている。厚みのあるビオフォームプラスパッドとジェルインサートの組み合わせが長距離ライドで疲労を軽減。ウェイブ形状の座面によってライダーは適切な位置にポジションしやすくなっており、長時間のグラベルライディングでも快適に過ごせるはずだ。

サンマルコ Shortfit 2.0 Shield Supercomfort (c)ポディウム

Xシーライト素材のレールは軽量性と耐久性を両立し、バイクパッキングのような荷重がかかる用途でも安心して使用できる。価格は29,700円(税込)で、ナロー(140mm幅)とワイド(155mm幅)の2サイズが用意されている。

Ground Shieldはマウンテンバイクのような過酷なオフロード環境を想定したモデルだ。幅広でソフトなノーズ部分が前傾姿勢での快適性を確保し、高めのリアセクションが骨盤をしっかりとサポート。さらに、低密度フォームパッドによる柔軟性は骨盤の動きに対応してくれるため、急坂の登坂でもしっかりとライダーを支えてくれるサドルを実現している。防水性と耐久性に優れるシルクフィールカバーもオフロードにぴったりな設計だ。

採用されたレールはカーボンDNAで、重量は186g(ナロー)、191g(ワイド)と軽量性も獲得している。価格は33,000円(税込)。

サンマルコ Ground Shield Carbon FX (c)ポディウム



サンマルコ Shortfit 2.0 Shield Supercomfort Narrow
idmatch:S3
サイズ:W 140 x L 255 mm
レール:Xシーライト
重量:249g
カバー:マイクロフィール
価格:29,700円(税込)

サンマルコ Shortfit 2.0 Shield Supercomfort Wide
idmatch:L3
サイズ:W 155 x L 255 mm
レール:Xシーライト
重量:254g
カバー:マイクロフィール
価格:29,700円(税込)

サンマルコ Ground Shield Carbon FX Narrow
idmatch:S3
サイズ:W 140 x L 255 mm
レール:カーボン DNA
重量:186g
カバー:シルクフィール
価格:33,000円(税込)

サンマルコ Ground Shield Carbon FX Wide
idmatch:L3
サイズ:W 155 x L 255 mm
レール:カーボン DNA
重量:191g
カバー:シルクフィール
価格:33,000円(税込)

リンク