2024/11/12(火) - 12:00
超重馬場の泥レースは男女ともに終始独走で決着。スーパープレスティージュ第3戦でセイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)とローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン)が勝利した。
X2Oトロフェー第2戦から一夜明け、シクロクロストップ選手たちはベルギーのアントワープ州にある街ニールへと移動。ベルギーやフランスの祝日である11月11日の第一次世界大戦休戦記念日に、すでに第3戦まで進行したテレネット・スーパープレスティージュで再び激しい戦いを繰り広げた。
「ヤールマルクトクロス」は、住宅街に囲まれた小高い森林区間と、平地の人工セクションを組み合わせたコース。押し担ぎが求められる急勾配にパワーを要する直登区間、重たい砂区間。さらに雨によって低地区間は足首の上まで沈む田んぼ状態に変貌したことで、今シーズン最難のランニングレースが繰り広げられることとなった。
女子:軽やかな走りでアルバラードが独走
前日に引き続き世界女王フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)は休息のため参戦なし。ライバルのパック・ピーテルス(アルペシン・ドゥクーニンク)の参戦が待たれる中、この日はセイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)が序盤からリードを奪った。
「早くリードを築きたかったけれど、こんなに早く差が大きくなるとは予想していなかった。レース展開がモチベーションになった」と言うアルバラードは軽やかな走りとランニングでリードを拡大。担ぎ区間の多いコースでルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)の馬力は活きず、過去2年間制している相性の良いコースで独走勝利を挙げた。
男子:タフレースに強いスウェークが今季3大シリーズ初勝利
前日勝者ティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ)不在の男子レースを掌握したのはローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン)だった。タフレースに強いスウェークは1周目からハイペースを刻んで先頭に立ち、1周回終了時点で得たリードを最後まで維持しきった。
「難しいコースなので正しくリズムを刻もうとした。上手くいったし、最初から最後までリードを保てるとは思っていなかった」と振り返るスウェークの20秒後方では2位争いが白熱。ベルギー王者エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)とニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)、さらに非ベルギー/オランダ勢として気を吐くフェリペ・オルツ(スペイン、リドレーレーシングチーム)が互いにアタックを仕掛け合う展開となった。
有利に運んだのはファンデプッテだったが、レース終盤に激しく雨が降り始めると「終盤戦に向けて力を温存していた」と言うオルツにパスされ、激しいペースアップにイゼルビットは脱落。逃げるスウェークをも視界に捉えたオルツは最終的に2位、ファンデプッテは3位に入った。
スーパープレステージの第4ラウンドは来週メルクスプラスで開催。帯状疱疹によってシーズンインが遅れていたヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)が復帰する予定だ。
X2Oトロフェー第2戦から一夜明け、シクロクロストップ選手たちはベルギーのアントワープ州にある街ニールへと移動。ベルギーやフランスの祝日である11月11日の第一次世界大戦休戦記念日に、すでに第3戦まで進行したテレネット・スーパープレスティージュで再び激しい戦いを繰り広げた。
「ヤールマルクトクロス」は、住宅街に囲まれた小高い森林区間と、平地の人工セクションを組み合わせたコース。押し担ぎが求められる急勾配にパワーを要する直登区間、重たい砂区間。さらに雨によって低地区間は足首の上まで沈む田んぼ状態に変貌したことで、今シーズン最難のランニングレースが繰り広げられることとなった。
女子:軽やかな走りでアルバラードが独走
前日に引き続き世界女王フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)は休息のため参戦なし。ライバルのパック・ピーテルス(アルペシン・ドゥクーニンク)の参戦が待たれる中、この日はセイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)が序盤からリードを奪った。
「早くリードを築きたかったけれど、こんなに早く差が大きくなるとは予想していなかった。レース展開がモチベーションになった」と言うアルバラードは軽やかな走りとランニングでリードを拡大。担ぎ区間の多いコースでルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)の馬力は活きず、過去2年間制している相性の良いコースで独走勝利を挙げた。
男子:タフレースに強いスウェークが今季3大シリーズ初勝利
前日勝者ティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ)不在の男子レースを掌握したのはローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン)だった。タフレースに強いスウェークは1周目からハイペースを刻んで先頭に立ち、1周回終了時点で得たリードを最後まで維持しきった。
「難しいコースなので正しくリズムを刻もうとした。上手くいったし、最初から最後までリードを保てるとは思っていなかった」と振り返るスウェークの20秒後方では2位争いが白熱。ベルギー王者エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)とニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)、さらに非ベルギー/オランダ勢として気を吐くフェリペ・オルツ(スペイン、リドレーレーシングチーム)が互いにアタックを仕掛け合う展開となった。
有利に運んだのはファンデプッテだったが、レース終盤に激しく雨が降り始めると「終盤戦に向けて力を温存していた」と言うオルツにパスされ、激しいペースアップにイゼルビットは脱落。逃げるスウェークをも視界に捉えたオルツは最終的に2位、ファンデプッテは3位に入った。
スーパープレステージの第4ラウンドは来週メルクスプラスで開催。帯状疱疹によってシーズンインが遅れていたヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)が復帰する予定だ。
テレネット・スーパープレスティージュ2024-2025第3戦 女子エリート結果
1位 | セイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | 42:28 |
2位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +0:21 |
3位 | マリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +0:24 |
4位 | 王サラ・カサソラ(イタリア、クレラン・コレンドン) | +0:26 |
5位 | アンマリー・ワースト(オランダ、シクロクロスレッズ) | +1:13 |
6位 | ラウラ・フェルドンショット(ベルギー) | +1:29 |
7位 | インゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、クレラン・コレンドン) | +1:37 |
8位 | レオニー・ベントフェルド(オランダ、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +1:38 |
9位 | アニック・ファンアルフェン(オランダ、シクロクロスレッズ) | +1:47 |
10位 | デニセ・ベッツィマ(オランダ、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +2:09 |
テレネット・スーパープレスティージュ2024-2025 第3戦 男子エリート結果
1位 | ローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン) | 57:56 |
2位 | フェリペ・オルツ(スペイン、リドレーレーシングチーム) | +0:08 |
3位 | ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +0:16 |
4位 | エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +0:27 |
5位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +0:48 |
6位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +1:02 |
7位 | トーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP) | +1:19 |
8位 | ヘルベン・クイペルス(ベルギー、シャルル・リエジョア・ロースタリー) | +1:40 |
9位 | トーン・ファンデボッシュ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +1:51 |
10位 | エミエル・フェルストリンゲ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +1:59 |
text:So.Isobe
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