ハイパフォーマンスなカーボンパーツを展開するアメリカンブランド、エンヴィのハイエンドロードホイールである"SES"に、ホワイトデカールモデルが登場。シックな印象のブラックデカールと、スポーティーなイメージを強めるホワイトデカールの2種を選べるようになった。



エンヴィ SES 4.5 ホワイトデカール (c)ダイアテック

アメリカ・ユタ州に拠点を構えるカーボンパーツブランド、エンヴィ。先進的な設計と、それを支える優れたカーボン成形技術によって生み出されるエンヴィのプロダクト群の中でも、高い注目を集めるのがハイエンドカーボンホイールであるSESシリーズだ。

SESシリーズを語る上で外せないのが、今年のタデイ・ポガチャルの活躍ぶり。ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、世界選手権を同一年度に制する「トリプルクラウン」の史上3人目の達成者となり、多くのサイクリストがその走りに心を動かされたはずだ。

トリプルクラウンを果たしたポガチャルを支えた一本だ (c)ダイアテック

ただ強いだけでなく、アグレッシブなレーススタイルで世界中のサイクリストを魅了するポガチャルの走りを支えているのが、SESシリーズだ。長年にわたりF1のエアロエンジニアリングを手掛けてきたサイモン・スマート氏によって徹底的な空力デザインを施されており、ラボでの数値ではなく現実世界で最速となるホイールというコンセプトの下に開発された実戦的なレーシングホイールだ。

そのコンセプトが分かりやすいのが前後で異なるリムハイトを採用しているというポイントだろう。安定性とハンドリング性能を重視した前輪は低めの、その影響を受けづらく空気抵抗削減を第一できる後輪は高めのリムハイトに設定されているのだ。

前後で異なるリムハイトを採用する (c)ダイアテック

想定するコースに応じていくつもの種類が用意されるSESシリーズだが、その中で最もオールラウンドな一本がフロント50mm、リア56mmハイトのSES4.5。優れたエアロダイナミクスとセット重量1,432gという軽さを兼ね備え、平坦から登りまでカバーするマルチロールなホイールだ。

軽量なフックレスリムに剛性に優れたストレートスポークを組合せることで、優れたペダリングとコーナーリングの安定性を発揮。さらにハブには新開発の大径ラチェットシステムである"INNERDRIVE"を採用することで、より高い駆動効率と耐久性を実現しつつ、最大100T(嵌合角3.6度)という細かなノッチオプションも可能とし、まさにあらゆるシーンで最高のパフォーマンスを発揮する一本だ。

新開発の大径ラチェットシステムである (c)ダイアテック

そんなSES4.5にホワイトデカール仕様が追加されることになった。これまで精悍な印象のブラックロゴのみの展開となっていたが、よりエンヴィロゴが映えるホワイトモデルが加わることで、コーディネートの幅が広がった。チームへの供給モデルとしても馴染み深いグラフィックとなり、人気が更に高まりそうだ。価格は499,950円(税込)。




エンヴィ SES 4.5
リムハイト:フロント49mm、リア56mm
リム内幅:25mm
リム外幅:32mm
重量:1,433g
価格:499,950円(税込)
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