自転車用アクセサリーブランドとして名を馳せるエリートが、フラッグシップ・スマートトレーナー「JUSTO」をアップグレード。通信速度と安定性、データ処理速度を大幅に強化した新モデル「JUSTO 2」を発表した。



エリート JUSTO2 (c)カワシマサイクルサプライ

ズイフトをはじめとしたバーチャルサイクリング/レースが定着し、様々なサクリストがトレーニングやフィットネス目的で楽しんでいる。真剣勝負のレースでは通信速度や安定性などスマートトレーナー側とPCやタブレット双方の環境が重要なポイントとなる。特にスマートトレーナーの通信やシステム処理速度が不調であれば、結果を左右してしまう。

そんな心配を解消するために、エリートはスマートトレーナーのフラッグシップモデル”JUSTO”をモデルチェンジ。無線通信システムを強固なものとするために、Wi-Fi 2.4GHz接続機能が新たに搭載された。サイクリングアプリとの接続性が高まり、高速なファストトラック・10Hzデータ通信が実現しているという。これによって迅速なレスポンスを返すスマートトレーナーとなった。もちろんANT+やBluetoothも使用可能だ。

トレーナーが傾くように設計されている (c)カワシマサイクルサプライ

さらに、JUSTO 2には「Cardio Bridge」と「Cadence Bridge」の機能を搭載。トレーニングソフトに接続しながら、心拍計やケイデンスセンサーをトレーナーに接続できる機能だ。ANT+ FE-CおよびBLE FTMSプロトコルを使い、トレーナーーを中継機とするため、Bluetooth Smartセンサーを同時に2つまでしか使用できないApple TVのようなプラットフォームでも使いやすくなる。

JUSTO 2の内蔵パワーメーターは誤差1%未満を精度を備えており、イタリアで1台ずつ校正を行なっていることが特徴だ。斜度の再現は最大24%で、バーチャルサイクリングの世界を存分に楽しむことができる。またフライホイールの重量が7.2kgへと増加しており、スムーズなペダリングを可能としている。

エリート JUSTO2 (c)カワシマサイクルサプライ

またJUSTO2のレッグ部分に「FLEX FEET」も採用。7°の横揺れ幅を持つ赤いセットと、4.5°の横揺れ幅を持つ多用途な黒いセットが付属し、ペダリングに合わせてトレーナーが可動する。これはバイオメカニクスにも適応しており、ペダリング効率を高め、筋肉の疲労を軽減するとエリートは言う。

さらに、JUSTO 2は、Heartbeatzアプリを使ってApple Watchの心拍数データを直接利用できる。アプリをApple Watchにインストールし機能を有効にすると、トレーナーがApple Watchから心拍数データを受信し、Cardio Bridge機能でトレーニングアプリに送信する。

JUSTO 2の価格は税込219,800円。サイズは570x720x520mm(設置時)、570x195x520mm(収納時)、重量は約17kg。シマノ105 12s 11-34Tカセットが付属し、My E-Training 36ヶ月無料ライセンスも提供される。

エリート JUSTO2 (c)カワシマサイクルサプライ



エリート JUSTO2
サイズ:570x720x520mm(設置)、570x195x520mm(収納)
重量:約17kg
自動負荷・最大再現勾配:24%
通信:ANT+ FE-C、Bluetooth FTMS(x2)、WiFi(スピード、ケイデンス、出力を送信)
パワーセンサー:OTS光学式トルクセンサー内蔵(誤差±1%未満)
付属品:シマノ105 12s 11-34Tカセット、My E-Training 36ヶ月無料ライセンス
価格:219,800円(税込)