ジャパンカップ恒例の大好評企画、コース沿道に集うユニークなファンたちの応援の様子を3日間スナップしてお届けします。コスプレや手描きバナーの力作など、選手たちも大いにウケる、ちょっとオモシロ・可笑しいファンたちの応援スタイルは今年もパワーアップ。それではいってみよう!



九十九折れのコーナーを抜ける選手たちの視線の先にはカラフルなティラノサウルスの群れが photo:Makoto AYANO

毎年のように選手たちを喜ばせる日本のファンたちの歓迎ぶり。土曜のクリテリウム会場の宇都宮大通りや日曜の古賀志林道の沿道には様々な応援スタイルが繰り広げられる。それらは毎年のようにグレードアップして海外から参戦する選手たちを熱く迎え入れる。

ティラノに餌をあげる子供
ミッキーと謎の生物が加わってカオス感を増すティラノコーナー


日曜のジャパンカップ本戦の古賀志林道にて、2年前は2匹、昨年は4匹だったティラノサウルスが、今年はなんと9匹が並び、厳しい登りをこなす選手たちの視界を楽しませた。じつは少し離れたところに「はぐれティラノ」も1匹いて、合計10匹でのお出迎え。観客たちにも人気で、今年もっとも熱い応援コーナーとしてにぎわった。

偽物っぽいミッキーマウスとピンクの謎の人物。昨年はスパイダーマンでしたね photo:Makoto AYANO

手にはモホリッチへの誕生日祝福ボード。スロベニア語でメッセージも!
チームスカイの特別ジャージを着るのは、何の生物でしょう?


誰かわかりますか? ジュリアン・ベルナール(リドル・トレック)のハリボテです photo:Makoto AYANO

リドル・トレック+モホリッチ+シェアー監督、それぞれの応援旗が賑やか photo:Makoto AYANO

タッパーとスプーンで補給食を摂るマイケル・ウッズの団扇
新城幸也の自作ぬいぐるみをもつファン。ジャージの柄も再現性が高いです



スロベニア国旗とナショナルジャージでモホリッチを応援 photo:Makoto AYANO

手にするのはポガチャルとログリッチのスロベニア最強コンビのぬいぐるみ photo:Makoto AYANO

選手たちの似顔絵が描かれた手作りのバナーやフラッグはあちこちに。それぞれがレベルの高いイラストで描かれ、絵柄が年々とレベルアップしているのはさすがマンガの国・ニッポンといったところでしょうか。

純和風な着物での応援が素敵です。この姿で古賀志林道を歩いて登ってられました photo:Makoto AYANO

グラデーションを再現した見事な刺繍の帯に選手のサインがびっしり photo:Makoto AYANO

スーダル・クイックステップのファングッズ GO WOLFPACK(ウルフパック)で揃えたファン photo:Makoto AYANO

Tシャツにステッカーなどの小物を自作するファンも多く、それをプレゼントされた選手たちも大喜び。まさにジャパンカップ独特のカルチャーとして世界でも評判になっている様子です。昨年はファンがつくったスーダル・クイックステップの応援グッズがチーム&スポンサー公式グッズとして認定されたが、今年は当初から「WOLF PACK」公式グッズとして採用されたりと、チームやスポンサーにも認められるクオリティになっているのが驚き。

バーレーン・ヴィクトリアスが正式採用した似顔絵イラスト&新城団扇の作者コガワさん(右) photo:Makoto AYANO

チームプレゼンテーションで「幸也団扇」を持って登場したバーレーン・ヴィクトリアス。この似顔絵入りのチーム応援グッズはコガワさん作によるもの。しかしこうしたグッズは直前での出場選手の交代などもあるからその差し替え作業は大変。聞けば宇都宮入りしてからイラストを描く作業を済ませてチームプレゼンにギリギリで間に合わせ、最終的には午前2時まで作業してデータが完成したとのことで、かなり大変だった模様。しかしそのかいあってチーム公式グッズとして活用され、沿道の多くファンにも団扇やミニ応援フラッグが行き渡った。

モホリッチの誕生日を祝うフラッグをもつファン。似顔絵も可愛いです photo:Makoto AYANO

味のある似顔絵イラストでロット・デスティニーを歓迎したファン photo:Makoto AYANO

古賀志林道の九十九折れでおなじみのイラストフラッグ群 photo:Makoto AYANO

おなじみ「餃子たんステッカー」は全チームを模したイラストで選手にも大好評 photo:Makoto AYANO

「うるふぱっく」はスーダル・クイックステップの似顔絵バナー
EFのマティ・ブレシェル監督の応援フラッグも。サクソバンク時代からのファンだそうです



トムス・スクインシュのクリテ優勝を祝ったリドル・トレックファンたち photo:Makoto AYANO

オリオンスクウェアでのクリテリウムの表彰式では、リドル・トレックのメンバー全員のイラストバナーを描いたファンと優勝したトムス・スクインシュとが一緒に記念撮影。5連勝のトレックチームにとってはすっかり恒例行事になったようで、初出場で優勝したスクインシュも大喜びで、自身のSNSにこの写真を投稿している。

スクインシュからシャンパンボトルをプレゼントされました photo:Makoto AYANO

シャンパンのきぐるみで3日間を過ごした方がいました
ヨーロッパでも人気のピカチュウのきぐるみで応援する親子



いろんなチームの応援旗が入り混じってたコーナー photo:Makoto AYANO

新城幸也の似顔絵応援フラッグを持つファン。メッセージが強いですね photo:Makoto AYANO

歴代バーレーンジャージが並ぶ新城幸也応援コーナー photo:Makoto AYANO

モホリッチ、シマノボーイズ、西尾憲人、スーダル・クイックステップとそれぞれ photo:Makoto AYANO

ブリッツェンの花田聖誠選手の応援フラッグをもつのは花田選手のお母様です
全身宇都宮ブリッツェンで決めた赤い人



人数では最大勢力だった宇都宮ブリッツェンのファングループ photo:Makoto AYANO

弱虫ペダル+宇都宮ブリッツェンの赤いTシャツで決めたお二人
宇都宮ブリッツェンのコスプレ+留目夕陽メガネ



今年は国内選手への応援も海外選手並みに多く、工夫をこらしたものが見受けられた。とくに手の込んだものでなくても選手は応援が嬉しいもの。金曜夜のチームプレゼンで引退を発表した畑中勇介選手(キナンレーシングチーム)への大声援は畑中選手本人も感動したとのこと。選手たちのパワーに繋がるユニークな応援風景をスナップ写真でお楽しみください。

おなじみYOU CANコーナーは畑中勇介選手の歴史がうかがえる photo:Makoto AYANO

引退を発表した畑中勇介(キナン)のラストレースを応援するメッセージが多かった
レンタルのご依頼はキナンへどうぞって



それぞれのチームと選手の応援。ブルベ勢に人気のブリのぬいぐるみも photo:Makoto AYANO

岡本隼選手の活躍で歓喜した愛三工業レーシングファン
2年連続のアジア人最高位を獲得した岡本隼選手への応援が熱い



ハロウィンのかぼちゃでヴィクトワール広島への応援「ボトルか勝利をください」
ヴィクトワール広島の応援フラッグをもつファンも目立ちました



サイモン・イェーツ+バーレーン・ヴィクトリアス両方応援してます
ヤコブ・フルサンの応援フラッグに「Welcome to Japan Cup」



近谷&一丸応援メガネが可愛いです
クリテリウム・スペシャル・ライダーズのメンバーの応援



イラン・ファンウィルデルとトムス・スクインシュの応援フラッグ photo:Makoto AYANO

クリテリウム・スペシャル・ライダーズの橋本英也の応援。うさぎのイラストが可愛いです
EFエデュケーション・イージーポストをピンクのフラッグ+ヘルメットで応援 photo:Makoto AYANO




text&photo:Makoto AYANO

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