2024/10/19(土) - 13:10
宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースの前日である10月19日(土)、午後3時40分よりクリテリウムレースが開催される。元世界王者マッズ・ピーダスンが出場し、宇都宮市大通りを舞台とするスピードバトルをプレビューします。
ルディー・ダーネンス(ベルギー)が優勝した1990年のロード世界選手権を記念し、1992年より始まった「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース(UCI1.Pro)」。毎年シーズンを締めくくるレースにはワールドツアーに匹敵する豪華メンバーが集結。31回目を迎えた今年も、元世界王者であるマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)や2018年のブエルタ覇者サイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー)を迎えた。
前日のチームプレゼンテーションから始まり、本日10月19日(土)の午後3時40分からクリテリウムレース、そして明日10月20日(日)に古賀志林道を舞台とした日本随一のロードレースが行われる。
クリテリウムレースは昨年エドワード・トゥーンス(ベルギー、リドル・トレック)が自身3連覇、2018年のジョン・デゲンコルプ(ドイツ、当時トレック・セガフレード)から数えるとチーム4連覇を達成した。宇都宮市大通りの周回コースに大観衆が詰めかける、白熱のスピードバトルをプレビューする。
10月19日(土):ジャパンカップ クリテリウム(15時40分〜)
コース:宇都宮市大通り周回コース
総距離:33.75km(2.25km×15周)
周長:1周=2.25km
スプリント賞:4周、8周、12周
ジャパンカップクリテリウムの舞台は、宇都宮市の目抜き通りである「宇都宮市大通り」を規制して作られた直線コース。それを反時計回りに進む1周2.25km/全長33.75kmで争われ、選手たちはパレード走行を2周した後、「バンバひろば」の正面に設置されたスタート/フィニッシュ地点を出発する。
コーナーは東部馬車道通り入り口と上河原交差点の2ヶ所。ラスト600mは直線路だが、フィニッシュラインの手前には緩い登りが設定されている。
大本命ピーダスンに対抗できるのは?
翌日のジャパンカップが登坂レースであるため、例年出場リストにはクライマーやパンチャー系の選手が目立つ。しかし今年はトゥーンスに代わり、先述した元世界王者ピーダスンが出場する。
シーズン序盤に4勝とこれ以上ない滑り出しを見せたピーダスン。春のクラシックでもヘント〜ウェヴェルヘムを制し、パリ〜ルーベでも3位と元世界王者にふさわしい強さを発揮した。しかし3年連続の区間優勝を目指したツール・ド・フランスでは第5ステージで落車。骨折はなかったものの肩を負傷し、レースを去った。
その後ピーダスンはベーメルクラシック(UCIワールドツアー)を含め、後半戦は3勝と復調を果たす。リドルのリードアウトが機能すれば盤石であることはもちろん、混沌とした中でも勝つことのできるピーダスンに死角はない。
最大のライバルとなるのは2022年に2位、23年に3位だったアクセル・ザングル(フランス、コフィディス)。確実に成長する25歳は来年ヴィスマ・リースアバイクに移籍するため、コフィディスへ勝利の置き土産を狙う。
また直前に行われたツール・ド・九州のクリテリウムを制したルーカス・ネルーカー (イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)や最終ステージで勝利したイヴァン・スミルノフ(アスタナ・カザクスタン)、イタリア選手権で3位に入った23歳のエドアルド・ザンバニーニ(バーレーン・ヴィクトリアス)にも注目だ。
日本人では2022年3位の岡篤志 (JCLチーム右京)と岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が世界の強豪相手にどう戦うか。また今年4月に3年振りのJプロツアー勝利を飾り、トラックでパリ五輪に出場した橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)がクリテリウム・スペシャル・ライダーズのエースを担う。
ルディー・ダーネンス(ベルギー)が優勝した1990年のロード世界選手権を記念し、1992年より始まった「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース(UCI1.Pro)」。毎年シーズンを締めくくるレースにはワールドツアーに匹敵する豪華メンバーが集結。31回目を迎えた今年も、元世界王者であるマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)や2018年のブエルタ覇者サイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー)を迎えた。
前日のチームプレゼンテーションから始まり、本日10月19日(土)の午後3時40分からクリテリウムレース、そして明日10月20日(日)に古賀志林道を舞台とした日本随一のロードレースが行われる。
クリテリウムレースは昨年エドワード・トゥーンス(ベルギー、リドル・トレック)が自身3連覇、2018年のジョン・デゲンコルプ(ドイツ、当時トレック・セガフレード)から数えるとチーム4連覇を達成した。宇都宮市大通りの周回コースに大観衆が詰めかける、白熱のスピードバトルをプレビューする。
10月19日(土):ジャパンカップ クリテリウム(15時40分〜)
コース:宇都宮市大通り周回コース
総距離:33.75km(2.25km×15周)
周長:1周=2.25km
スプリント賞:4周、8周、12周
ジャパンカップクリテリウムの舞台は、宇都宮市の目抜き通りである「宇都宮市大通り」を規制して作られた直線コース。それを反時計回りに進む1周2.25km/全長33.75kmで争われ、選手たちはパレード走行を2周した後、「バンバひろば」の正面に設置されたスタート/フィニッシュ地点を出発する。
コーナーは東部馬車道通り入り口と上河原交差点の2ヶ所。ラスト600mは直線路だが、フィニッシュラインの手前には緩い登りが設定されている。
大本命ピーダスンに対抗できるのは?
翌日のジャパンカップが登坂レースであるため、例年出場リストにはクライマーやパンチャー系の選手が目立つ。しかし今年はトゥーンスに代わり、先述した元世界王者ピーダスンが出場する。
シーズン序盤に4勝とこれ以上ない滑り出しを見せたピーダスン。春のクラシックでもヘント〜ウェヴェルヘムを制し、パリ〜ルーベでも3位と元世界王者にふさわしい強さを発揮した。しかし3年連続の区間優勝を目指したツール・ド・フランスでは第5ステージで落車。骨折はなかったものの肩を負傷し、レースを去った。
その後ピーダスンはベーメルクラシック(UCIワールドツアー)を含め、後半戦は3勝と復調を果たす。リドルのリードアウトが機能すれば盤石であることはもちろん、混沌とした中でも勝つことのできるピーダスンに死角はない。
最大のライバルとなるのは2022年に2位、23年に3位だったアクセル・ザングル(フランス、コフィディス)。確実に成長する25歳は来年ヴィスマ・リースアバイクに移籍するため、コフィディスへ勝利の置き土産を狙う。
また直前に行われたツール・ド・九州のクリテリウムを制したルーカス・ネルーカー (イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)や最終ステージで勝利したイヴァン・スミルノフ(アスタナ・カザクスタン)、イタリア選手権で3位に入った23歳のエドアルド・ザンバニーニ(バーレーン・ヴィクトリアス)にも注目だ。
日本人では2022年3位の岡篤志 (JCLチーム右京)と岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が世界の強豪相手にどう戦うか。また今年4月に3年振りのJプロツアー勝利を飾り、トラックでパリ五輪に出場した橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)がクリテリウム・スペシャル・ライダーズのエースを担う。
ジャパンカップ・クリテリウム歴代優勝者
2023年 | エドワード・トゥーンス(ベルギー、リドル・トレック) |
2022年 | エドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード) |
2019年 | エドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード) |
2018年 | ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード) |
2017年 | マルコ・カノラ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ) |
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