10月16日(水)にデンマーク・コペンハーゲンでトラック世界選手権が開幕。初日の男子チームスプリントに臨んだ日本(長迫吉拓、太田海也、小原佑太)が銅メダルを獲得した。



パリ五輪での熱戦から2ヶ月が経った10月16日、世界一の証であるアルカンシエルを懸けたトラック世界選手権が開幕した。今年の舞台となったのは、北欧デンマークの首都コペンハーゲン・バレラップ。日本からはベテランの窪木一茂や、ロードでEF・オートリー・キャノンデールに加入したことでも話題の垣田真穂など15名が出場した。

チームスプリントで順調に予選、1回戦を突破した日本チーム photo:JCF

初日は女子エリートのスクラッチとチームスプリント、男子エリートはチームスプリントの決勝が行われた。

男子のチームスプリントには、パリ五輪で5位入賞を果たしたメンバーの長迫吉拓と太田海也、小原佑太が出場。予選をオランダとオーストラリアに次ぐ3位で通過した日本は、1回戦でコロンビアを打破。つづく3−4位決定戦ではイギリスとの戦いを制し、見事銅メダルを獲得した。なおハリー・ラブレイセンを中心とするオランダが2連覇を果たしている。

オランダが連覇を果たした男子チームスプリント photo:JCF

銅メダルを喜ぶ長迫吉拓、太田海也、小原佑太 photo:JCF

男子チームパシュートにはチームブリヂストンサイクリング所属の河野翔輝を含む窪木一茂、松田祥位、兒島直樹の4名で予選に臨んだ。イギリスと開催国デンマークがトップ争いをするなか、日本は3分57秒3の6位で1回戦に進出。そして河野から今村駿介にメンバーを変え、カナダを相手に勝利。しかし決勝進出には至らず、翌日の3-4位決定戦へと駒を進めている。

男子チームパシュートの3-4位決定戦に進出した日本チーム photo:JCF

女子スクラッチで初優勝したロレーナ・ウィーベス(オランダ) photo:UCI

垣田が出場した女子スクラッチには、区間3勝したシマック・レディース・ツアーから中3日という強行スケジュールでロレーナ・ウィーベス(オランダ)が出場。垣田は12位で終えたレースで、ウィーベスが連覇を目指したジェニファー・バレンテ(アメリカ)ら強豪を打破。初優勝でアルカンシエルを手に入れた。
トラック世界選手権2024 1日目結果
男子チームスプリント
1位 オランダ
2位 オーストラリア
3位 日本(長迫吉拓、太田海也、小原佑太)
男子チームパシュート
予選
1位 イギリス
2位 デンマーク
3位 スイス
6位 日本(窪木一茂、松田祥位、兒島直樹、河野翔輝)
1回戦
1位 日本(窪木一茂、松田祥位、兒島直樹、今村駿介)
2位 カナダ
女子スクラッチ
1位 ロレーナ・ウィーベス(オランダ)
2位 ジェニファー・バレンテ(アメリカ)
3位 アリー・ウォラストン(ニュージーランド)
12位 垣田真穂
text:Sotaro.Arakawa

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