小坂光が新体制でCXシーズンイン　地元支援者のサポートを得て

過去2度のシクロクロス全日本チャンピオン、小坂光が真新しい「宇都宮Lux（ルークス）」のジャージでCXシーズンインを迎える。地元宇都宮の有志が立ち上げた個人チームでの初戦に向けて「新たな挑戦ができることにワクワクしています」と話している。

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宇都宮市役所に勤めるフルタイムワーカーでありながら、過去に2度シクロクロス全日本選手権を制すなど国内屈指のトップ選手として活躍してきた小坂光。チーム創設初年度から所属し続けてきた宇都宮ブリッツェンを昨シーズン限りで退団した35歳が、個人シクロクロスチームとして創設された「宇都宮Lux（ルークス）」のジャージを纏って明日のシーズンインを迎える。

今年、小坂はヴェロリアン松山のメンバーとしてロードシーズンを走ってきたが、シクロクロスの契約は無し。かつて所属していたクラブチームのメンバーとして規模を縮小しながら活動せざるを得ないと思っていたことろ、地元宇都宮の支援者が立ち上がったという。

ラテン語で自身の名前「光」を意味するLux（ルークス）は、宇都宮に拠点を置き、宇都宮ブリッツェンやジャパンカップを支援してきた入江電機商会の代表取締役がサポートを提案して生まれた有志団体「クロス宇都宮」がチームとして転戦や競技に必要な資金などを全面的に支援する。初戦は明日10月6日に茨城県土浦市のりんりんポート土浦で行われるJCX第1戦。2021年の全日本選手権で2度目の優勝を掴んだ思い出の場所で新しいジャージを披露する。

「昨シーズン宇都宮ブリッツェンを退団し、そのタイミングで今回の新たな活動についてのお話をいただき、新チーム「宇都宮ルークス」を発足しました。宇都宮の皆様からのご支援を受け、引き続き活動させていただけることに感謝しています。プライベートでは子育ても始まり、競技に対する取り組み方も少しずつ変化してきていますが、そんな中でも新たな挑戦ができることにワクワクしています」と小坂は境遇に感謝する。

「今シーズンはJCXシリーズを中心に参戦し、目標は宇都宮で開催される全日本選手権での表彰台です。また、宇都宮シクロクロスの盛り上げや発展にも貢献していきたいと考えています。初戦はJCXシリーズ茨城CX土浦となります。応援よろしくお願いいたします」とコメントしている。

text:So Isobe