2024/10/03(木) - 08:30
前日の山岳決戦から再び平坦ステージに戻ってきたツール・ド・ランカウイ第4ステージ。昨年大会で区間2勝とポイント賞に輝いたアーヴィッド・デクライン(チューダー・プロサイクリング)が、JCLチーム右京のマルチェッリら退け今季4勝目を飾った。
マレーシアのランカウイ島をスタートし、マレー半島を走るペトロナス・ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)。その第4ステージはクアラ・クブ・バルからベントンまでの131.2kmが舞台。コース前半に1級山岳を越えるものの、それ以外は平坦路のため集団スプリントが予想された。
前日勝者で総合リーダージャージを着るマックス・プール(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)を先頭にレースはスタートする。1級山岳を前に小石祐馬(JCLチーム右京)やステファン・デボッド(南アフリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)を含む6名がエスケープ。最大10点の山岳ポイントが与えられる頂上では、熾烈な争いをマリオ・アパリシオ(スペイン、ブルゴスBH)が制した。
3位通過(6点獲得)した小石ら逃げ集団はこの時点で4分20秒のリードを得る。その差は残り50kmで2分40秒まで縮小し、メイン集団はアスタナ・カザクスタンやチューダー・プロサイクリングなどが積極的に牽引。しかし先頭6名は綺麗なローテーションを回しながらリードをキープした。
残り10km地点で1分8秒差を保った逃げ集団からはアパリシオがアタックする。しかしこれは決まらず、再び1つになった逃げ集団とプロトンの差は残り5kmで30秒。逃げグループは最後まで粘りを見せたものの、残り500mで吸収された。
DSMフィルメニッヒ・ポストNLのトレインとチューダー・プロサイクリングがトレインを並べ、フィニッシュ手前100mからスプリントを開始したアーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング)が先頭で突入する。初日勝者であるグレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザクスタン)のスピードが伸び悩むなか、デクラインの左からマヌエル・ペニャルベル(スペイン、ポルティ・コメタ)、右からマッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京)が迫った。
しかしデクラインのトップスピードには至らず、フィニッシュ直後に両手を拡げたデクラインが勝利を喜んだ。
「(1級山岳は)とても厳しい登りで、強力な逃げ集団が形成されたこともあり、スプリンターたちは苦しめられた。逃げを捉えるべくチームメイトが素晴らしい集団牽引を見せてくれた。最後はマイケル(ゼイラート)しかチームメイトがいなかったが、彼が強さを見せ、自分のスプリントに集中することができた」と、デクラインは喜んだ。
昨年大会では区間2勝とポイント賞を獲得し、今年も勝利と相性の良さを見せたデクライン。今年3月のパリ〜ニース(UCIワールドツアー)での区間優勝を含め、今季4勝目と好調をキープしている。
総合首位はプールで変わらず、トーマス・ペゼンティ(イタリア、JCLチーム右京)が総合3位から2位に順位を上げている。
マレーシアのランカウイ島をスタートし、マレー半島を走るペトロナス・ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)。その第4ステージはクアラ・クブ・バルからベントンまでの131.2kmが舞台。コース前半に1級山岳を越えるものの、それ以外は平坦路のため集団スプリントが予想された。
前日勝者で総合リーダージャージを着るマックス・プール(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)を先頭にレースはスタートする。1級山岳を前に小石祐馬(JCLチーム右京)やステファン・デボッド(南アフリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)を含む6名がエスケープ。最大10点の山岳ポイントが与えられる頂上では、熾烈な争いをマリオ・アパリシオ(スペイン、ブルゴスBH)が制した。
3位通過(6点獲得)した小石ら逃げ集団はこの時点で4分20秒のリードを得る。その差は残り50kmで2分40秒まで縮小し、メイン集団はアスタナ・カザクスタンやチューダー・プロサイクリングなどが積極的に牽引。しかし先頭6名は綺麗なローテーションを回しながらリードをキープした。
残り10km地点で1分8秒差を保った逃げ集団からはアパリシオがアタックする。しかしこれは決まらず、再び1つになった逃げ集団とプロトンの差は残り5kmで30秒。逃げグループは最後まで粘りを見せたものの、残り500mで吸収された。
DSMフィルメニッヒ・ポストNLのトレインとチューダー・プロサイクリングがトレインを並べ、フィニッシュ手前100mからスプリントを開始したアーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング)が先頭で突入する。初日勝者であるグレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザクスタン)のスピードが伸び悩むなか、デクラインの左からマヌエル・ペニャルベル(スペイン、ポルティ・コメタ)、右からマッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京)が迫った。
しかしデクラインのトップスピードには至らず、フィニッシュ直後に両手を拡げたデクラインが勝利を喜んだ。
「(1級山岳は)とても厳しい登りで、強力な逃げ集団が形成されたこともあり、スプリンターたちは苦しめられた。逃げを捉えるべくチームメイトが素晴らしい集団牽引を見せてくれた。最後はマイケル(ゼイラート)しかチームメイトがいなかったが、彼が強さを見せ、自分のスプリントに集中することができた」と、デクラインは喜んだ。
昨年大会では区間2勝とポイント賞を獲得し、今年も勝利と相性の良さを見せたデクライン。今年3月のパリ〜ニース(UCIワールドツアー)での区間優勝を含め、今季4勝目と好調をキープしている。
総合首位はプールで変わらず、トーマス・ペゼンティ(イタリア、JCLチーム右京)が総合3位から2位に順位を上げている。
ツール・ド・ランカウイ2024第4ステージ結果
1位 | アーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング) | 2:53:37 |
2位 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京) | |
3位 | マヌエル・ペニャルベル(スペイン、ポルティ・コメタ) | |
4位 | マッティア・ピナッツィ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ) | |
5位 | グレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザクスタン) |
個人総合成績
1位 | マックス・プール(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | 12:57:35 |
2位 | トーマス・ペゼンティ(イタリア、JCLチーム右京) | +0:06 |
3位 | ウナイ・イリバール(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) | +0:11 |
4位 | フェルナンド・テルセロ(スペイン、ポルティ・コメタ) | |
5位 | イボン・ルイス(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) |
その他の特別賞
ポイント賞 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京) |
山岳賞 | マリオ・アパリシオ(スペイン、ブルゴスBH) |
チーム総合成績 | エキポ・ケルンファルマ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:PETRONASLTdL
photo:PETRONASLTdL
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