ブライトンがリアビューレーダー対応とライブトラック機能を搭載した、アンダー1万円の新型サイクルコンピューターRider17をリリースした。ミニマルな機能を求めている方にぴったりな高コスパモデルだ。



ブライトン Rider17 (c)フカヤ

ブライトンのGPS搭載サイクルコンピューター”Rider”シリーズに新たなモデル”Rider17”が加わる。これまでエントリーモデルとして用意されてきたRider15よりも機能やディスプレイをブラッシュアップさせたアップデート版ながら、ほぼ変わらない価格を実現した新機種だ。

Rider17は3インチの大型ディスプレイを採用し、3段構成とされたデータフィールドの上段は大きな文字とすることで、必要な情報を簡単に把握できるようになっている。各ページには主要な情報がプリセットされており、ペアリングされたセンサーに合わせて自動的に変更されるようになっている。

3インチのスクリーンで可読性を高めている (c)フカヤ

ブライトンのActiveスマホアプリからも表示項目をカスタマイズすることも可能。低価格帯のサイコンでは表示内容が固定されることも多いが、自分好みに調整できるのは嬉しい仕様だ。電話やEメール、SMSの受信を画面上に表示するスマート機能も搭載しており、エントリーグレードとは思えないリッチなモデルとなっている。

Rider17は利用者が増えつつあるリアビューレーダーにも対応。画面右端に上位モデルと同じようにグラフィックが表示され、かつ文字でもアラートが出現するような設計とされている。エントリーグレード帯のサイコンがレーダーに対応したのは、スポーツバイク初心者の安全性向上に寄与してくれそうだ。

エントリーグレードながらリアビューレーダーに対応する (c)フカヤ

ライブトラックにも対応していることが特徴だ (c)フカヤ

加えて、Rider17の現在位置を他の人にも教えられるライブトラック機能が搭載されたこともトピック。スマホの電池を節約しながら、現在位置をシェアできるため、グループライドや家族に位置を知らせたい時に活躍してくれる。位置測位システムはGPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSSに対応しているため、山間部や都市部などでも正確に情報を取得することが可能。

ランタイムは最大で25時間。週末のサイクリングであれば電池残量を気にしなくてもライドを楽しめるバッテリーが搭載された。また走行中にモバイルバッテリーから充電できるため、超長距離ライドでも走行データを途切れさせることなく、ログを残すこともできる。

上位機種の機能を搭載しながらも、ハードウェアをシンプルな物としたエントリーグレードのRider17。価格は9,460円(税込)と1万円を下回り、ハイコストパフォーマンスモデルと言っても過言ではなさそうだ。

様々な衛星に対応しており、正確な位置情報を取得できる (c)フカヤ



ブライトン Rider17
サイズ:55 x 80.6 x 12.8 mm
重量:63g
ディスプレイ:3インチ インチセグメントタイプHTN LCD
衛星システム:GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS
バッテリー稼働時間:25時間
価格:9,460円(税込)

リンク