セッレイタリアが力を入れる環境に配慮した生産プロセス「Green-Tech」。そのプロセスを用い、シティサイクルにピッタリな性能を備えた新作"GT-1"がリリースされた。快適な座り心地と手に取りやすい価格、そしてセッレイタリアらしいスポーツバイクのエッセンスを取り入れたアーバンモデルだ。



セッレイタリア GT-1 (c)日直商会

1世紀を越える歴史を持つレーシングサドルブランド、セッレイタリア。その長い歴史のなかで、GEL入りサドルや穴あきサドルなど、様々な革新をサドル界にもたらしてきた同社は、老舗でありながら常に最新のトレンドを生み出すことでその存在感を示し続けてきた。

そんなセッレイタリアが、現在力を入れているのが"GREEN TECH"というプロジェクト。これは、昨今重要視されるサステナビリティを実現するための生産プロセスで、二酸化炭素排出量の削減や環境汚染につながる有害物質の不使用等を目的としている。

街乗りバイクにピッタリなサドルだ (c)日直商会

GREEN TECHの中には、接着剤や溶剤などを用いることなく快適なパッドを搭載できる新たなプラットフォームの開発や、自動化によるライン生産への移行による生産ロスの減少、再生可能素材の採用など、次世代を見据えた数多くの開発・生産手法が含まれている。

更に、生産に際してはセッレイタリアの本社が位置するトレヴィーゾから15km圏内の協力企業と共に行うことで生産工程の部材輸送によるCO2排出を大幅に削減。また、100%リサイクル可能であることも、GREEN TECHによって生み出されたサドルの大きな特徴だ。

幅広い座面が特徴の一つ (c)日直商会

オンロード用のModel X、オフロード用のModel Yとラインアップを拡充してきたGREEN TECHサドルに、新たに加わったのがシティバイク向けに開発されたGT-1だ。

180×250mmという幅広のデザインながら、セッレイタリアらしいスポーティーなシルエットに仕上げられたGT-1。シティバイクの純正サドルからGT-1に交換するだけで、よりスタイリッシュで引き締まった印象へ変化することは間違いない。

柔らかく弾力に富んだEVA素材をふんだんに使用する (c)日直商会

座面には柔らかく弾力性に優れたEVA樹脂素材が用いられており、快適な乗り心地を実現。サドル中央部に窪みが設けられ、会陰部への圧迫を軽減するデザインも快適性を向上させる。アップライトなポジションで、サドルに体重がかかりやすいコミューターバイクにこそ、こういった痛みの出にくいデザインのサドルが求められているのではないだろうか。

パッドに用いられるEVA素材をはじめ、サドルを構成する全てのパーツは有害物質を含まない環境に優しい素材を使用。さらに、接着剤や溶剤などを用いることなく、レールとサドルベース、そしてパッドを結合させるロックオンシステムによって、100%リサイクル可能なサドルとされている。

接着剤などを使わずに組み立てられるロックオンシステムを採用 (c)日直商会

人にも環境にも優しい、セッレイタリアのGT-1。GREEN TECHの3作目となるアーバンサドルは、お財布にも優しい6,050円(税込)という価格設定となっている。街乗りバイクのアップグレードに、ぜひ一ついかがだろうか。



セッレイタリア GT-1
重量:292g
サイズ:180×250mm
レール素材:Fec Alloy (7mm)
トップ素材: GREEN-Tech
価格:6,050円(税込)


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