2024/04/15(月) - 16:00
「僕に全幅の信頼を置いてくれたチームに感謝」と、アムステルゴールドレースを制したトーマス・ピドコック(イネオス・グレナディアーズ)は語った。先頭集団を逃したファンデルプールや、アシストに徹したクフィアトコフスキなどのコメントを紹介します。
優勝 トーマス・ピドコック(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
最高の気分だ。今年の初めから家を離れなければならず、とても辛かった。だがその犠牲がようやく実を結び、両手を空に突き上げることができた。これは価値の大きな勝利。また、大好きなレースで勝つことができ、特別な気持ちだよ。
今日はチームが僕を全面的にサポートしてくれた。特にクフィアトコフスキは調子がとても良かったのにもかかわらず、僕のアシストに徹してくれた。彼の走りに結果で報いることができて本当に嬉しい。
僕の手は(パリ〜)ルーベでの痛みのせいでスプリントするのが辛かった。だから自信はなかったものの、勝つことができた。
これで(続くフレーシュ・ワロンヌとリエージュ〜バストーニュ〜リエージュでの)プレッシャーから解放された。だからレースでベストを目指すことに集中できる!
2位 マルク・ヒルシ(スイス、UAEチームエミレーツ)
ビッグレースで勝利を狙える位置に戻ってくることができ、とても嬉しい気持ちだ。一日を通して調子がよく、適切な動きに反応することができた。今日の目標はマチューのアタックのすべてについていくことだった。
先頭集団に入ることができ、その中からアタックが起きた時も調子は良かった。2位という結果に満足しているが、もちろん勝てなくて悔しいよ。
3位 ティシュ・ベノート(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)
2022年にも3位を経験しているから、もっと良い結果が欲しかった。終盤、最後はスプリント勝負になるとわかっていた。僕の感覚では良いスプリントだった。ピドコックの横に長く並んで踏み込めていたからね。だがやはり彼の方が強かった。
本当は(スプリントに持ち込まれる前に)カウンターアタックが成功すればいいと思っていたのだが、他の3名を出し抜くことはできなかった。3位は納得の結果だよ。
22位 マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)
難しいレースだった。絶好調ではなかったが、調子自体は悪くなかった。僕の計画はクーテンベルグ(残り28.3km地点)を精鋭集団で越えること。だが思うような展開にはならず、それが少し残念だった。だがチームとしては悪くない走りができた。
難しい状況のなかで選択を迫られ、前の集団に追いつこうとしたら他の選手に背後につかれた。ここ数週間で見せたような脚はなかったが、再びアムステルゴールドレースを走ることができて嬉しかった。このレースは(ロンドやルーベとは)異なるタイプのレース。登りと登りの間における戦術が、少しだけ多く要求される。
まだ(春のクラシックシーズンを)楽しみたい気持ちがあるし、タデイ・ポガチャルも走るだろう。だから今週は休み、脚が戻ってくることを祈っている。
ピドコックの優勝に貢献したミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド、イネオス・グレナディアーズ)
スタートからチームとして全てをコントロール下に置くことができたが、そのせいでチームの人数が減っていった。チームメイトたちはレースを通して素晴らしい走りを見せ、残り60〜70km地点からトムで勝負しなければならないと感じたんだ。
そのおかげでトムは適切なタイミングに適切な位置にいることができた。だからこそあのような展開に持ち込むことができた。彼にはよい脚があったので勝利に相応しい。ルーベを走った直後にアムステルを勝ったんだ。それは大きな成果だし、その偉業を成し遂げた彼を祝福したい。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
優勝 トーマス・ピドコック(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
最高の気分だ。今年の初めから家を離れなければならず、とても辛かった。だがその犠牲がようやく実を結び、両手を空に突き上げることができた。これは価値の大きな勝利。また、大好きなレースで勝つことができ、特別な気持ちだよ。
今日はチームが僕を全面的にサポートしてくれた。特にクフィアトコフスキは調子がとても良かったのにもかかわらず、僕のアシストに徹してくれた。彼の走りに結果で報いることができて本当に嬉しい。
僕の手は(パリ〜)ルーベでの痛みのせいでスプリントするのが辛かった。だから自信はなかったものの、勝つことができた。
これで(続くフレーシュ・ワロンヌとリエージュ〜バストーニュ〜リエージュでの)プレッシャーから解放された。だからレースでベストを目指すことに集中できる!
2位 マルク・ヒルシ(スイス、UAEチームエミレーツ)
ビッグレースで勝利を狙える位置に戻ってくることができ、とても嬉しい気持ちだ。一日を通して調子がよく、適切な動きに反応することができた。今日の目標はマチューのアタックのすべてについていくことだった。
先頭集団に入ることができ、その中からアタックが起きた時も調子は良かった。2位という結果に満足しているが、もちろん勝てなくて悔しいよ。
3位 ティシュ・ベノート(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)
2022年にも3位を経験しているから、もっと良い結果が欲しかった。終盤、最後はスプリント勝負になるとわかっていた。僕の感覚では良いスプリントだった。ピドコックの横に長く並んで踏み込めていたからね。だがやはり彼の方が強かった。
本当は(スプリントに持ち込まれる前に)カウンターアタックが成功すればいいと思っていたのだが、他の3名を出し抜くことはできなかった。3位は納得の結果だよ。
22位 マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)
難しいレースだった。絶好調ではなかったが、調子自体は悪くなかった。僕の計画はクーテンベルグ(残り28.3km地点)を精鋭集団で越えること。だが思うような展開にはならず、それが少し残念だった。だがチームとしては悪くない走りができた。
難しい状況のなかで選択を迫られ、前の集団に追いつこうとしたら他の選手に背後につかれた。ここ数週間で見せたような脚はなかったが、再びアムステルゴールドレースを走ることができて嬉しかった。このレースは(ロンドやルーベとは)異なるタイプのレース。登りと登りの間における戦術が、少しだけ多く要求される。
まだ(春のクラシックシーズンを)楽しみたい気持ちがあるし、タデイ・ポガチャルも走るだろう。だから今週は休み、脚が戻ってくることを祈っている。
ピドコックの優勝に貢献したミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド、イネオス・グレナディアーズ)
スタートからチームとして全てをコントロール下に置くことができたが、そのせいでチームの人数が減っていった。チームメイトたちはレースを通して素晴らしい走りを見せ、残り60〜70km地点からトムで勝負しなければならないと感じたんだ。
そのおかげでトムは適切なタイミングに適切な位置にいることができた。だからこそあのような展開に持ち込むことができた。彼にはよい脚があったので勝利に相応しい。ルーベを走った直後にアムステルを勝ったんだ。それは大きな成果だし、その偉業を成し遂げた彼を祝福したい。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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