2024/03/06(水) - 12:10
パリ〜ニース3日目は26.9kmのチームタイムトライアルで争われた。スーダル・クイックステップやボーラ・ハンスグローエが雨の不運に見舞われるなか、UAEチームエミレーツがトップタイムをマーク。ブランドン・マクナルティ(アメリカ)が総合首位に立った。
2日連続でスプリント決着したパリ〜ニース(UCIワールドツアー)の3日目は、昨年と同じくチームタイムトライアル。オーセールの街中から南に進み、再びオーセールに戻ってくるコースは26.9kmで、序盤に登場する2つの丘がポイント。また多くのチームTTが4番目(あるいは5番手)の選手のタイムがチームのタイムになるところ、今大会はトップ通過のフィニッシュが採用される。
気温10度の晴天のなかイスラエル・プレミアテックから順に、4分間隔でスタートから切られる。次に出走したアルペシン・ドゥクーニンクが早くも上回ると、3番手スタートのアスタナ・カザクスタンが32分2秒という好タイムでフィニッシュ。アレクセイ・ルツェンコ(カザクスタン)が尽力したこのタイムがしばらく基準となるなか、10番目に優勝候補に挙げられたUAEチームエミレーツが飛び出した。
中間計測地点である2つ目の丘(距離2.3km/平均4.5%/14.1km地点)の直前に、登りでペースを作ったフェリックス・グロスシャートナー(オーストリア)が遅れ、5名になったUAEがアスタナの中間トップタイムを14秒27更新。平均スピード51.429km/hで駆け抜けたUAEが31分23秒でフィニッシュした。
このトップタイムにジェイコ・アルウラーは15秒届かず、POCのヒレのついたTemporではなくPROCENで揃えてきたEFエデュケーション・イージーポストも20秒及ばない。そして全体の18番手でレムコ・エヴェネプール(ベルギー)を擁するスーダル・クイックステップがスタート。中間計測ではUAEを17秒16上回る好タイムで駆け抜けたものの、突然振り始めた雨の影響もあってか、UAEから22秒遅れに甘んじた。
東京五輪TT覇者であるプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)がメンバーに入るボーラ・ハンスグローエは、54秒遅れ(11位)と下馬評通りの結果は残せず。またティレーノ~アドリアティコで一足早くお披露目された特徴的な新ヘルメットで臨んだヴィスマ・リースアバイクも、38秒遅れの6位とトップタイムには届かなかった。
そのためパリ〜ニース第3ステージの勝者はUAEチームエミレーツの手に。総合首位にはブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ)が立ち、総合2位にフィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド)、3位にジョアン・アルメイダ(ポルトガル)が入った。
ヴァインは「時計との戦いは楽しく、雨に降られることなくプラン通りの走りができた。勝利がとても嬉しく、来る山岳ステージに向けて良い順位につけている」と、自身のSNSに喜びを綴っている。
翌日の第4ステージは5つのカテゴリー山岳を越え、モン・ブルイイ(距離3km/平均7.7%/最大13%)の頂上を目指す山岳ステージ。UAEはもちろん、エヴェネプールとログリッチによる山岳バトルが見どころとなる。
2日連続でスプリント決着したパリ〜ニース(UCIワールドツアー)の3日目は、昨年と同じくチームタイムトライアル。オーセールの街中から南に進み、再びオーセールに戻ってくるコースは26.9kmで、序盤に登場する2つの丘がポイント。また多くのチームTTが4番目(あるいは5番手)の選手のタイムがチームのタイムになるところ、今大会はトップ通過のフィニッシュが採用される。
気温10度の晴天のなかイスラエル・プレミアテックから順に、4分間隔でスタートから切られる。次に出走したアルペシン・ドゥクーニンクが早くも上回ると、3番手スタートのアスタナ・カザクスタンが32分2秒という好タイムでフィニッシュ。アレクセイ・ルツェンコ(カザクスタン)が尽力したこのタイムがしばらく基準となるなか、10番目に優勝候補に挙げられたUAEチームエミレーツが飛び出した。
中間計測地点である2つ目の丘(距離2.3km/平均4.5%/14.1km地点)の直前に、登りでペースを作ったフェリックス・グロスシャートナー(オーストリア)が遅れ、5名になったUAEがアスタナの中間トップタイムを14秒27更新。平均スピード51.429km/hで駆け抜けたUAEが31分23秒でフィニッシュした。
このトップタイムにジェイコ・アルウラーは15秒届かず、POCのヒレのついたTemporではなくPROCENで揃えてきたEFエデュケーション・イージーポストも20秒及ばない。そして全体の18番手でレムコ・エヴェネプール(ベルギー)を擁するスーダル・クイックステップがスタート。中間計測ではUAEを17秒16上回る好タイムで駆け抜けたものの、突然振り始めた雨の影響もあってか、UAEから22秒遅れに甘んじた。
東京五輪TT覇者であるプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)がメンバーに入るボーラ・ハンスグローエは、54秒遅れ(11位)と下馬評通りの結果は残せず。またティレーノ~アドリアティコで一足早くお披露目された特徴的な新ヘルメットで臨んだヴィスマ・リースアバイクも、38秒遅れの6位とトップタイムには届かなかった。
そのためパリ〜ニース第3ステージの勝者はUAEチームエミレーツの手に。総合首位にはブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ)が立ち、総合2位にフィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド)、3位にジョアン・アルメイダ(ポルトガル)が入った。
ヴァインは「時計との戦いは楽しく、雨に降られることなくプラン通りの走りができた。勝利がとても嬉しく、来る山岳ステージに向けて良い順位につけている」と、自身のSNSに喜びを綴っている。
翌日の第4ステージは5つのカテゴリー山岳を越え、モン・ブルイイ(距離3km/平均7.7%/最大13%)の頂上を目指す山岳ステージ。UAEはもちろん、エヴェネプールとログリッチによる山岳バトルが見どころとなる。
パリ〜ニース2024第3ステージ結果
1位 | UAEチームエミレーツ | 31:23 |
2位 | ジェイコ・アルウラー | +0:15 |
3位 | EFエデュケーション・イージーポスト | +0:20 |
4位 | スーダル・クイックステップ | +0:22 |
5位 | イネオス・グレナディアーズ | |
6位 | ヴィスマ・リースアバイク | +0:38 |
7位 | アスタナ・カザクスタン | +0:39 |
8位 | デカトロンAG2Rラモンディアル | |
9位 | コフィディス | |
10位 | バーレーン・ヴィクトリアス | +0:42 |
個人総合成績
1位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ) | 8:48:53 |
2位 | フィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | |
4位 | ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ) | |
5位 | マイケル・マシューズ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | +0:15 |
6位 | クリス・ハーパー(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | |
7位 | ルーク・プラップ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | |
8位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +0:18 |
9位 | オウェイン・ドゥール(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:20 |
10位 | エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) |
その他の特別賞
ポイント賞 | ローレンス・ピシー(ニュージーランド、グルパマFDJ) |
山岳賞 | マチュー・ビュルゴドー(フランス、トタルエネルジー) |
ヤングライダー賞 | フィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド、UAEチームエミレーツ) |
チーム総合成績 | UAEチームエミレーツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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