2024/02/11(日) - 09:15
ジュベルハフィートを駆け上がるUAEツアー・ウィメン3日目は、若手のブラッドバリーを退けたロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)が勝利。自身初となる頂上フィニッシュでの勝利で、第2回大会の総合優勝を引き寄せた。
UAEツアー・ウィメンの最終日前日、第3ステージに登場したのはジュベルハフィート(距離10.8kmkm/平均6.6%)の山頂フィニッシュ。UAE(アラブ首長国連邦)の警察の歴史を展示したアル・アイン警察博物館から砂漠地帯の平坦路を走り、ジュベルハフィートを南からアプローチする128kmだ。
最後のジュベルハフィートの標高差がそのままこの日の獲得標高差のようなシンプルなステージは、いくつかのアタックと吸収を経て3名の逃げ集団が形成される。グラディス・ヴェルユルスト(フランス、FDJスエズ)を含む3名はSDワークス・プロタイムが牽引するメイン集団に対し最大6分のリードを得たが、ジュベルハフィートの麓にたどり着く頃にその差は2分半まで縮まった。
最大勾配11%のジュベルハフィート(距離10.8km/平均6.6%)に入り、プロトンの先頭でハイペースを刻んだのはロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)。ここまで2連勝へと導いてくれたチームの力となるべくウィーベスは2kmに渡って牽引し、逃げとのタイム差を縮め更に集団の人数を絞り込んだ。
頂上まで残り7km地点で最後まで粘ったヴェルユルストを捉えた精鋭集団は7名。その中にはロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)が単独となる一方で、リドル・トレックは大会2連覇を狙うイタリア王者エリーザ・ロンゴボルギーニに加えて昨年のジロ・デ・イタリア・ドンネで総合3位とブレイクした若手ガイア・レアリーニ(イタリア)が残った。
しかしレアリーニの加速にロンゴボルギーニが遅れ、マビ・ガルシア(スペイン、リブ・アルウラー・ジェイコ)が自らのテンポを保つために先頭に立つ。そしてフィニッシュまで3kmを切った地点でニーヴ・ブラッドバリー(オーストラリア、キャニオン・スラム)がアタック。21歳ながらプロ4年目を迎えたブラッドバリーはガルシアやコペッキー、レアリーニの3名を引き離した。
悲願のプロ初勝利に向かって順調に踏み続けるブラッドバリーだったが、コペッキーがじわりじわりとその差を縮める。そしてフィニッシュ手前800m地点でブラッドバリーを捉えたコペッキーは、一度下りになる区間で仕掛け、そのまま先頭でフィニッシュラインに飛び込んだ。
意外にも自身のキャリア初となる頂上フィニッシュで勝利したコペッキー。「初めての(頂上フィニッシュでの)勝利はこの上なく嬉しい。このステージは狙っており、自分の登坂力を試してみたかった。キャニオンの彼女が仕掛けた瞬間は少しパニックに陥ったが、自分のリズムで彼女を捉えることができた。追いついてからは勝つ自信があった」と、総合優勝を実質的に手に入れたコペッキーは喜んだ。
積極的な攻めで世界王者を追い込んだブラッドバリーは3秒遅れで2位に入り、3位はガルシア。4位はレアリーニで、19歳でプロ1年目のマリオン・ビュネル(フランス、サンミッシェル・マヴィック・オーベル93)が5位フィニッシュ(1分遅れ)で新たな才能を見せた。
UAEツアー・ウィメンの最終日前日、第3ステージに登場したのはジュベルハフィート(距離10.8kmkm/平均6.6%)の山頂フィニッシュ。UAE(アラブ首長国連邦)の警察の歴史を展示したアル・アイン警察博物館から砂漠地帯の平坦路を走り、ジュベルハフィートを南からアプローチする128kmだ。
最後のジュベルハフィートの標高差がそのままこの日の獲得標高差のようなシンプルなステージは、いくつかのアタックと吸収を経て3名の逃げ集団が形成される。グラディス・ヴェルユルスト(フランス、FDJスエズ)を含む3名はSDワークス・プロタイムが牽引するメイン集団に対し最大6分のリードを得たが、ジュベルハフィートの麓にたどり着く頃にその差は2分半まで縮まった。
最大勾配11%のジュベルハフィート(距離10.8km/平均6.6%)に入り、プロトンの先頭でハイペースを刻んだのはロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)。ここまで2連勝へと導いてくれたチームの力となるべくウィーベスは2kmに渡って牽引し、逃げとのタイム差を縮め更に集団の人数を絞り込んだ。
頂上まで残り7km地点で最後まで粘ったヴェルユルストを捉えた精鋭集団は7名。その中にはロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)が単独となる一方で、リドル・トレックは大会2連覇を狙うイタリア王者エリーザ・ロンゴボルギーニに加えて昨年のジロ・デ・イタリア・ドンネで総合3位とブレイクした若手ガイア・レアリーニ(イタリア)が残った。
しかしレアリーニの加速にロンゴボルギーニが遅れ、マビ・ガルシア(スペイン、リブ・アルウラー・ジェイコ)が自らのテンポを保つために先頭に立つ。そしてフィニッシュまで3kmを切った地点でニーヴ・ブラッドバリー(オーストラリア、キャニオン・スラム)がアタック。21歳ながらプロ4年目を迎えたブラッドバリーはガルシアやコペッキー、レアリーニの3名を引き離した。
悲願のプロ初勝利に向かって順調に踏み続けるブラッドバリーだったが、コペッキーがじわりじわりとその差を縮める。そしてフィニッシュ手前800m地点でブラッドバリーを捉えたコペッキーは、一度下りになる区間で仕掛け、そのまま先頭でフィニッシュラインに飛び込んだ。
意外にも自身のキャリア初となる頂上フィニッシュで勝利したコペッキー。「初めての(頂上フィニッシュでの)勝利はこの上なく嬉しい。このステージは狙っており、自分の登坂力を試してみたかった。キャニオンの彼女が仕掛けた瞬間は少しパニックに陥ったが、自分のリズムで彼女を捉えることができた。追いついてからは勝つ自信があった」と、総合優勝を実質的に手に入れたコペッキーは喜んだ。
積極的な攻めで世界王者を追い込んだブラッドバリーは3秒遅れで2位に入り、3位はガルシア。4位はレアリーニで、19歳でプロ1年目のマリオン・ビュネル(フランス、サンミッシェル・マヴィック・オーベル93)が5位フィニッシュ(1分遅れ)で新たな才能を見せた。
UAEツアー・ウィメン2024第3ステージ
1位 | ロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム) | 3:22:15 |
2位 | ニーヴ・ブラッドバリー(オーストラリア、キャニオン・スラム) | +0:03 |
3位 | マビ・ガルシア(スペイン、リブ・アルウラー・ジェイコ) | +0:32 |
4位 | ガイア・レアリーニ(イタリア、リドル・トレック) | +0:43 |
5位 | マリオン・ビュネル(フランス、サンミッシェル・マヴィック・オーベル93) | +1:00 |
6位 | パウリーナ・ローイヤッカース(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +1:04 |
7位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック) | +1:09 |
8位 | シルヴィア・ペルシコ(イタリア、UAEチームADQ) | +1:29 |
9位 | マライレ・メイエリング(オランダ、モビスター) | |
10位 | リカルダ・ボーンファイント(ドイツ、キャニオン・スラム) | +1:32 |
個人総合成績
1位 | ロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム) | 8:49:18 |
2位 | ニーヴ・ブラッドバリー(オーストラリア、キャニオン・スラム) | +0:13 |
3位 | マビ・ガルシア(スペイン、リブ・アルウラー・ジェイコ) | +0:44 |
4位 | ガイア・レアリーニ(イタリア、リドル・トレック) | +0:59 |
5位 | マリオン・ビュネル(フランス、サンミッシェル・マヴィック・オーベル93) | +1:16 |
6位 | パウリーナ・ローイヤッカース(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +1:20 |
7位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック) | +1:25 |
8位 | シルヴィア・ペルシコ(イタリア、UAEチームADQ) | +1:45 |
9位 | マライレ・メイエリング(オランダ、モビスター) | |
10位 | リカルダ・ボーンファイント(ドイツ、キャニオン・スラム) | +1:48 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) |
ヤングライダー賞 | ニーヴ・ブラッドバリー(オーストラリア、キャニオン・スラム) |
チーム総合成績 | キャニオン・スラム |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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