2024/02/10(土) - 09:10
序盤から横風分断が発生したUAEツー・ウィメン第2ステージ。この日も圧巻のチーム力を発揮したSDワークス・プロタイムがリードアウトを繋げ、ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)が2日連続勝利を飾った。
第2回UAEツー・ウィメン(UCIワールドツアー)2日目は、アブダビから西にある砂漠地帯が舞台。高級ホテルが立ち並ぶアル・ミルファビーチから南の進む平坦ステージは、前日と同様に集団スプリントが予想された。
レースはスタート直後から吹き付ける風が緊張感を作り、逃げの形成を阻む。そして風が横向きになったところでDSMフィルメニッヒ・ポストNLがペースを上げた結果、15名程度の先頭グループが生まれる。その中には前日勝者のロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)がチームメイトで世界王者のロッテ・コペッキー(ベルギー)らと共に入った。
エシュロンのきっかけを作ったDSMは先頭に2名乗せた一方で、SDワークスは4名と有利な展開を作り出す。しかし遅れを取った前総合優勝者のエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)を擁するリドル・トレックの懸命な追走と、コペッキーのパンクで先頭集団がペースを落としたこともあり、残り70kmでプロトンは再び一つになった。
ボーナスタイム(1位-3秒、2位-2秒、3位-1秒)が与えれる中間スプリントでは、1つ目をダリア・ピクリク(ポーランド、ヒューマンパワードヘルス)が先頭通過する。そして残り27.6km地点に設定された2つ目はコペッキーがトップを取る。1つ目も3番手通過で-1秒を得ていた世界王者は合計で-4秒を加算し、ライバルたちに総合優勝への意欲を表明した。
横風の危険性をはらみつつも、結局集団は一つのまま集団フィニッシュ地点のマディナ・ザヤドに突入し、セラティツィット・WNTプロサイクリングやSDワークスが先頭でトレインを並べる。そんな中残り1km地点の手前で、4車線から3車線に切り替わる直前にタイヤを滑らせたメーガン・アルミテージ(アイルランド、EFエデュケーション・キャノンデール)が単独で落車。しかしアルミテージは「残り3km以内の落車はトップ集団と同タイムフィニッシュとなる」ルールに助けられ、大きな怪我もなくレースを終えている。
そして最終ストレートに入り主導権を握ったのは、前日4位のジョージア・ベイカー(オーストラリア)擁するリブ・アルウラー・ジェイコ。それに対しウィーベスを背後に控えたコペッキーが別ラインから猛スピードで番手を上げ、残り150mで先頭へ。そこから満を持して発射したウィーベスのスピードには、この日もキアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ)やクララ・コッポニ(フランス、リドル・トレック)は届かなかった。
圧巻のチーム力と他チームのトレインを封じ込めるコペッキーのリードアウトから、2日連続の勝利を掴んだウィーベス。「私の近くで落車する音が聞こえ、(幅の広い)直線路の終盤はとても難しかった。スプリントではジェイコが右からスピードを上げるなか、チームメイトとコペッキーが素晴らしいリードアウトを見せてくれた」と、ウィーベスは勝利を振り返っている。
第2回UAEツー・ウィメン(UCIワールドツアー)2日目は、アブダビから西にある砂漠地帯が舞台。高級ホテルが立ち並ぶアル・ミルファビーチから南の進む平坦ステージは、前日と同様に集団スプリントが予想された。
レースはスタート直後から吹き付ける風が緊張感を作り、逃げの形成を阻む。そして風が横向きになったところでDSMフィルメニッヒ・ポストNLがペースを上げた結果、15名程度の先頭グループが生まれる。その中には前日勝者のロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)がチームメイトで世界王者のロッテ・コペッキー(ベルギー)らと共に入った。
エシュロンのきっかけを作ったDSMは先頭に2名乗せた一方で、SDワークスは4名と有利な展開を作り出す。しかし遅れを取った前総合優勝者のエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)を擁するリドル・トレックの懸命な追走と、コペッキーのパンクで先頭集団がペースを落としたこともあり、残り70kmでプロトンは再び一つになった。
ボーナスタイム(1位-3秒、2位-2秒、3位-1秒)が与えれる中間スプリントでは、1つ目をダリア・ピクリク(ポーランド、ヒューマンパワードヘルス)が先頭通過する。そして残り27.6km地点に設定された2つ目はコペッキーがトップを取る。1つ目も3番手通過で-1秒を得ていた世界王者は合計で-4秒を加算し、ライバルたちに総合優勝への意欲を表明した。
横風の危険性をはらみつつも、結局集団は一つのまま集団フィニッシュ地点のマディナ・ザヤドに突入し、セラティツィット・WNTプロサイクリングやSDワークスが先頭でトレインを並べる。そんな中残り1km地点の手前で、4車線から3車線に切り替わる直前にタイヤを滑らせたメーガン・アルミテージ(アイルランド、EFエデュケーション・キャノンデール)が単独で落車。しかしアルミテージは「残り3km以内の落車はトップ集団と同タイムフィニッシュとなる」ルールに助けられ、大きな怪我もなくレースを終えている。
そして最終ストレートに入り主導権を握ったのは、前日4位のジョージア・ベイカー(オーストラリア)擁するリブ・アルウラー・ジェイコ。それに対しウィーベスを背後に控えたコペッキーが別ラインから猛スピードで番手を上げ、残り150mで先頭へ。そこから満を持して発射したウィーベスのスピードには、この日もキアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ)やクララ・コッポニ(フランス、リドル・トレック)は届かなかった。
圧巻のチーム力と他チームのトレインを封じ込めるコペッキーのリードアウトから、2日連続の勝利を掴んだウィーベス。「私の近くで落車する音が聞こえ、(幅の広い)直線路の終盤はとても難しかった。スプリントではジェイコが右からスピードを上げるなか、チームメイトとコペッキーが素晴らしいリードアウトを見せてくれた」と、ウィーベスは勝利を振り返っている。
UAEツアー・ウィメン2024第2ステージ
1位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) | 2:28:08 |
2位 | キアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ) | |
3位 | クララ・コッポニ(フランス、リドル・トレック) | |
4位 | ジョージア・ベイカー(オーストラリア、リブ・アルウラー・ジェイコ) | |
5位 | マルティナ・フィダンツァ(イタリア、セラティツィット・WNTプロサイクリング) | |
6位 | ヴィットリア・グアジーニ(イタリア、FDJスエズ) | |
7位 | マリア・コンファロニエーリ(イタリア、ウノエックス・モビリティ) | |
8位 | アンニーナ・アフトサロ(フィンランド、ウノエックス・モビリティ) | |
9位 | グラディス・ヴェルユルスト(フランス、FDJスエズ) | |
10位 | ダリア・ピクリク(ポーランド、ヒューマンパワードヘルス) |
個人総合成績
1位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) | 5:26:57 |
2位 | キアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ) | +0:12 |
3位 | ラケーレ・バルビエーリ(イタリア、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | +0:16 |
4位 | ロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム) | +0:17 |
5位 | クララ・コッポニ(フランス、リドル・トレック) | +0:18 |
6位 | ルース・アドヘースツ(オランダ、FDJスエズ) | |
7位 | ダリア・ピクリク(ポーランド、ヒューマンパワードヘルス) | +0:19 |
8位 | ヤニナ・クスコバ(ウズベキスタン、タシュケントシティ・プロフェッショナルサイクリングチーム) | |
9位 | アリス・パラッツィ(イタリア、トップガールズ・ファッサボルトロ) | |
10位 | フローラ・パーキンス(イギリス、フェニックス・ドゥクーニンク) | +0:21 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) |
ヤングライダー賞 | ヤニナ・クスコバ(ウズベキスタン、タシュケントシティ・プロフェッショナルサイクリングチーム) |
チーム総合成績 | FDJスエズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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