2023/12/28(木) - 17:18
ウィリエールの日本国内担当者"キット北村"さんから今年も試乗会レポートが届きました。今年は出張やグランフォンド参戦のために海外へ訪れることが多かった北村さんは、試乗会だけではなく様々な取り組みにチャレンジしているそうです。試乗会の様子とともに紹介します。
シクロワイアード読者の皆様、今年も残すところあとわずかになりました。
2023年コロナ禍による規制が大きく緩和され、海外出張が復活した1年になりました。そして、ロシア‐ウクライナ戦争の終りが見えず、イスラエル‐ハマス戦争が勃発し不安になりました。昨年まで続いていた自転車部品の供給不足は大きく改善しましたが、為替が円安に大きく振れたために完成車や部品の価格が高騰し、需要が激減。『需要と供給』のバランスが大きく崩れ、ディストリビューターの立場からすると苦しい1年となりました。
ここ数年、試乗会のテーマは『コラボレーション』という言葉を軸にやってきましたが、自転車関連イベントの復活により、一緒に試乗会をやっていた同業他社さんとのスケジュール調整が難しくなりコラボ自体が激減。飲食店とのコラボはまずまずでしたが、道の駅のコラボに関して今年は一旦お休みとしました。
では今年の試乗会のテーマは何?去年の試乗会のテーマとして掲げましたが、去年は全く上手く行かなかった『試乗会コラボレーションのその先へ!』が少しだけ形になりました。10数年ウィリエール試乗会をやってきましたが、去年あたりから試乗会の盛り上がりが低下していると感じていました。その上、初心者ユーザーの初めてのロードバイクを買う購入意欲が減少し、試乗会の関心が減ったように思います。数年前から次の一手を考えていましたが、残念ながら去年の時点ではその先には進めませんでした。
試乗会コラボレーションの先にあるものは、未だ自分自身まだはっきりと何かは見えておりません。しかし、きっとそれは今までの試乗会という形ではきっと無いだろうと感じています。
コラボのその先へ① 社会勉強ついでにウィリエールサイクリング
昨年の試乗会レポートで、広島の進学校:広島学院中学・高等学校の同級生である獺祭の桜井社長と私が映った写真を掲載しました。実はそれがきっかけで、日本酒大好きの川越のウィリエールディーラーさんから『キット北村さん、獺祭の酒蔵に行ってみたい。今度、川越の美味い焼肉屋さんに連れて行くから、獺祭に連れて行ってくれ!』と懇願される。美味い焼肉屋に目がない私は『ダメ元で聞いてみますね…』と返答をしました。その後、獺祭の旭酒造さんから、酒蔵見学の許可を得られるとは思いもよりませんでした。
お酒が飲めない下戸な私ですが、社会勉強も兼ねて岩国市をウィリエールサイクリングすることにしました。異業種のハイクオリティーな生産現場を視察することで、2025年デビューするオリジナルモデルに生かせるアイディアを入手しました。
コラボのその先へ② 自転車販売店とのオリジナルアイテムの開発
たまたま試乗会中にアイディアが閃き、ワイズロード新宿本館に所属する植竹海貴選手のサドルを作る事に。これは私にとってあくまでファーストステップであり、将来的にショップやサイクリングチームのオリジナルのサドルやバーテープを作るきっかけになれば良いなぁ?と思っています。
コラボのその先へ③ 一般ユーザー向けのイタリアツアーの可能性を探る
毎年初夏に開催していたディーラー向けウィリエールイタリアツアーが4年ぶりに復活。ウィリエールイタリアツアーに参加している販売店の多くは、ウィリエール試乗会も行っているお店が多いので、ウィリエール試乗会で一般ユーザーの皆様ともイタリアツアーに関してお話しする機会が多く、ある時『ウィリエールに行ってみたいのですが、一般ユーザー向けのウィリエールツアーは今後計画しておられないのですか?』との声が挙がる。服部産業(株)は旅行会社では無いので、そこは旅のプロのJTB西日本の自転車イベント担当の小川氏と可能性を探り始める。
コラボのその先へ④ 海外の友人とのコラボレーションの模索(グラベル編)
最近フィリッポ・ポッツァート氏がイタリアのヴェネト州を中心に、グラベルイベントを企画立案し頑張っているようだ。イタリアではグラベルレースが大きな盛り上がりを見せ、グラベルイベントにポッツァートさんが絡んでいると聞く。本当にイタリアにいるとそこかしこで『最近ポッツァートは情熱をサイクリングイベントに注いでいるね。』と良く聞くので、グラベルで面白い事をするならポッツァートさんとコラボしようと思います。コロナ禍前に『日本を新しい家族と旅行したい!』と言っていたから、誘ってみようかな?
コラボのその先へ⑤ 海外の友人とのコラボレーションの模索(MTB編)
4年ぶりの台北ショーで世界中のスポーツバイク業界で活躍する友人らと再会を果たした。その中でも飛びきり素敵な人がMTBの父:ゲーリー・フィッシャー氏だ。ここ10数年、“ウィリエールの営業”と“大手アメリカンブランドのシンボル”というお互いの立場があり、ゲーリーさんが来日した際に、ゲーリーさんに会いに行く事をずっと控えていました。しかし、近年ゲーリーさんが大手アメリカンブランドから離れた事で、再び何か一緒に出来る可能性が出てきたと思っています。
20年前にカリフォルニア州にあるクリスチャンスクールで理科講師をしていたキット北村に、“息子さんのベビーシッターの仕事と晩御飯の当番をする事”を仕事に、ゲーリーさん家に居候させてもらった過去があります。ゲーリーさんの年齢を考えても、再び一緒にMTBイベントで何か面白い事をするなら数年以内にするべきだと思っています。
試乗会レポート
1月 ワイズロード大試乗会にて
お正月だというのに、親知らずが疼く…痛い!痛くてたまらない!泣く泣く嫌いな歯医者に行って、最後に残った親知らずを抜く。お正月明けにウィリエールとビデオミーティングがあったが、上手く喋れずミーティングを延期する旨をウィリエール側に伝えると、ウィリエールのデザイナーから親知らずを抜いたキット北村の画像が届く。“イタリア人の目から見る私はこんな風に見えるのか…”と感心する。
さて、今年最初の試乗会はワイズロードさん主催のビッグイベント:ワイズロードバイクデモでした。実はワイズロードバイクデモに今まで一度も出展したことがありませんでした。初めての出展でしたが、その圧倒的なイベント来訪者の数に驚きました。久しぶりにサイクルモードの時のような、ウィリエールの試乗車待ちで長蛇の列。大盛況っぷりにスタッフ2人では足りませんでしたね。ウィリエールの取り扱いしている店舗の店長大集合です。
ワイズロードバイクデモ中にプロロゴのディメンションを使ってくれている植竹選手と出会い、“オリジナルサドル作ろうか?”とアイディアが出る。後にまさか本当に植竹モデルが出来るとはこの時思いもよりませんでしたが…(現在、植竹モデルは完売御礼のようです)
数年ぶりにクロチェリスタ試乗会は青梅にある『イタリア料理屋ヒバチヤ』で『レイクシューズ』さんとのコラボです。前回はピザを注文しましたが、今回のヒバチヤさんのお勧めは焼きスパゲッティです。レイクシューズの中川さんとも一緒に試乗会をすることが多いですね。ウィリエールディーラーではレイクシューズを推しているお店が多いからでしょうか。また、シクロワイアード編集長・綾野さんも愛車のフィランテSLRで応援に駆けつけてくれました。
ヒバチヤホームページ:https://mfwave410.wixsite.com/mysite
2月 3年ぶりにイタリアへ
3年ぶりのイタリア出張、ちょうどコロナウィルスがイタリアで蔓延し始める直前に出張していたので、実に3年ぶりに海外に赴きました。この3年で積もり積もった問題を全て解決!そして、カベンディッシュ選手の引退に向けてのアピールの打ち出し方を討議しましたよ。
3月 台北ショーそして、試乗会はワイズロード大阪・神戸試乗会にて
3月上旬、ワイズロード大阪店・ワイズロード神戸店のスタッフにウィリエールの知識を深めてもらうために、ウィリエールのヒストリーをレクチャーする時間を設けて頂きました。久しぶりの授業に元・高校教師の血が騒ぎますね。ワイズロード神戸店の試乗会ではDTスイスホイールとのコラボになりました。DTスイスの営業であるマルイの安達さんには、昔からかなりお世話になっております。
3月下旬、4年ぶりの台北ショー出張、台北ショーとは別の要件で、台北市にあるエレファントバイクなるウィリエールコンセプトストアに訪問。今後のウィリエールの打ち出し方を学ばせて頂きました。
エレファントバイクのホームページ:https://www.elephantbike.com.tw/
4月 愛知・静岡・兵庫にて
4月上旬、愛知県安城市のリーフさんでの試乗会。毎年に春先にリーフさんで試乗会を行っていますが、雨が降った事がありません!今年は過去の試乗会でお知り合いになった『欧州建材』さんがロンド・ファン・フラーンデレンの石畳を持って来てくれました。これで日本にいながらベルギーの石畳対策の練習が出来ます。皆さんも本場ベルギーの石畳を体感したいのなら、欧州建材さんで石畳の石をご購入下さい。
欧州建材のホームページ:http://oh-shu.com/
静岡県静岡市のαワークス試乗会ではスポーツアロマセラピーの『ACR‐YANAI』さんとコラボ試乗会。時間の合間を見て、私も試乗会での疲れを癒してもらいました。日本の某プロサイクリングチームの専属マッサーをされているようで、プロ選手と同じケアを受けられます。来年からのαワークス試乗会は道の駅かどこかのカフェ等で開催予定です。
ACR柳井さんのホームページ:http://acr-yanai.net/
兵庫県明石市のインフィニティー試乗会です。いつも試乗会でお邪魔する時に名物のカツメシと焼アナゴを食べて帰ります。試乗会には中高年のおじさんグループが和気あいあいと試乗されました。お店のショーケースにある荒木店長の札幌オリンピックの思い出の金杯と銀杯。オリンピックグッズコレクターとしては、この金杯と銀杯が羨ましくてたまりません。
5月 滋賀・福井にて
今年も滋賀県の試乗会は河西イチゴ園で、今回一緒にコラボして試乗会を行ったのはウインクレルが扱っている『ノースウェーブ』さんと岩井商会が扱っている『レペンテ』さんです。大人気のカフェに集まるスポーツバイクを知らないお客さんにロードバイクやトライアスロンバイクを紹介し、スポーツバイクの啓蒙活動も担っています。仕事終わりのイチゴパフェが最高で、疲れが吹っ飛びます。
河西イチゴ園のホームページ:http://kawanishif.shop26.makeshop.jp/
福井県に移動し、今年の白崎サイクル試乗会はタケフナイフビレッジの真向かいにある万葉菊花園で行いました。毎年沢山のお客さんが試乗会に白崎サイクルに集まりますが、ウィリエールディーラーでは無い他店舗のお客さんも万葉菊花園に気軽に来れたようで、今年は更に試乗会参加者が多かったです。また試乗された方の多くが万葉菊花園内にある『韓国風カフェ・ハグポポ』さんでティータイムを楽しみました。韓国風カフェと自転車のコラボ意外と合うのかも?
韓国風カフェ・ハグポポのホームページ:https://hugpopo.stores.jp/
6月 広島にて
キット北村の地元・広島での試乗会はここ最近、道の駅・三矢の里あきたかたで行ってきましたが、今年はワイズロードフジグラン広島店で試乗会を行いました。広島市内にある大型スーパーのフジグラン広島店の2階にある一風変わった立地のお店です。スーパーの中にあるがゆえの独特な人の流れがあり、また中学生や高校生で自転車競技部に属する子供達が、晩御飯の買い物を終えたお母さんと一緒にロードバイクを買いに来るという光景が見られるお店です。営業的に大変勉強になりました。
7月・8月・9月・10月 いつもなら試乗会を開催する季節ではありますが・・・
夏の7月・8月・9月にも毎年試乗会を多々行ってきましたが、今夏の異常な猛暑で試乗会開催を断念しました。気温が35度を越えると試乗会に来るお客さんが激減するからです。今年は猛暑が世界各地で確認され、雨が足りず乾燥し山火事が世界中で多発したり、逆に大雨で洪水が発生した地域も多く異常気象を強く感じた3ヶ月でしたね。
そして10月はイル・ロンバルディアに挑戦したために、毎年10月恒例の北陸ウィリエールライドを中止せざるを得ませんでした。毎年ウィリエールライドに参加される北陸のウィリエールユーザーの皆さんスミマセン、来年はやりますのでよろしくお願いいたします。
11月 愛知、千葉、東京にて
11月上旬の愛知県3連続試乗会の1日目はテックスポーツカミハギから独立したテックスポーツです。稲沢市のミスター・ウィリエール愛知と呼ばれる小川さんが遂に独立されました!試乗会前夜にはウィリエールユーザーさんに焼鳥屋に招待され、お酒を飲まないテックスポーツ小川店長とキット北村の2人は深夜まで続いたウィリエールユーザーさんの爆笑痴話に身も心も疲労困憊となりました。翌朝、疲れておりましたが、沢山のお客様が新型モデルに乗りに来られて大盛況でしたので疲れが吹っ飛びました。
2日目はカトーサイクルです。東海地区一円からサイクリストがウィリエール試乗会に集まってくれました。一緒にMTBやグラベルも得意なお店ですので、ウィリエールのグラベルも売って頂いています。佐藤メカニックは早朝からレイブSLでグラベル性能を実走テストされていますので、レイブの事なら佐藤メカニックにお聞きください。キット北村よりもレイブシリーズを語ってくれると思います。
たまたまRGTエンタープライズが扱っている『ソールスター・Q36.5』さんも同日試着会をされていました。イル・ロンバルディアのレースではソールスターが大活躍だったのでその報告をしておきました。
3日目の千秋楽はワタキ商工ニコー製作所です。トライアスロンも得意なお店で、泳げなかった吉田店長もいつのまにかトライアスリートに!毎年イタリアツアーに参加されていた吉田店長ですが、元気な2人の息子さんの相手で今年のイタリアツアーには参加出来ませんでした。来年はぜひ参加して頂きたいものです。
11月下旬(勤労感謝の日)は千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイで行われたセオフェス2023でのブース出展です。試乗も出来るイベントで、関八州から沢山のお客さんが来てくれました。早朝は大雨と濃霧でどうなる事か?と思いましたが。
勤労感謝の日の後の土日はプントロッソ東京での大試乗会でした。『マヴィック』さん、RGTエンタープライズが扱っている『ソールスター・Q36.5』さん、『ワコーズ』さんとコラボになりました。マヴィックさんは黄色のド派手なマヴィックカーで登場。ホイールテストの人気はもちろんですがマヴィックカーとの撮影も大人気でしたね。マヴィックのメカニックさんの丁寧な接客にキット北村の勢いだけの接客に反省しました。笑顔と共に理路整然とした接客のワコーズさん、朝から夕方まで洗車予約のお客さんにワコーズ製品を説明しておられました。どちらかと言えば、キット北村の接客と共通点のある営業のデイビッドさん。試乗会でもよく一緒になるのですが、いつもデイビッドさんの製品に対する情熱に感服しています。
実は今回のプントロッソ東京試乗会にはスペシャルゲストが2人来てくれました。
1人目は今年、フランスで戦った『宇賀隆貴選手(Velo Sport Valletais)』さんです。色々なチーム事情からチームバイクではなくウィリエールでレースとタイムトライアルの両方で戦ってくれました。夢を持って挑戦する若者を見ていると嬉しくなっちゃいます。
2人目は私の5大モニュメントを制する旅の指南書になったクラシック挑戦記を執筆された『クラシックハンター:宇賀神善之』さんです。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュとアムステルゴールドのレース登録でどうしてもよく分からない所があって、シクロワイアード編集長の綾野さんを通して連絡を取り、遂に新旧クラシックハンター(?)が相まみえることに!5大モニュメントを完全制覇するには人手が必要なので、宇賀神さんに『数年後、一緒にグランフォンド:ミラノ~サンレモへ行きましょう!』とお願いしました。
12月 大阪、香川、岡山にて
例年であれば、12月にはあまり試乗会を行わないのですが、7・8・9月と試乗会が3か月出来なかった事もあり、急遽ゲリラ的に試乗会を行う事にしました。
12月第1週の土日は大阪の2店舗から、まずはワイズロード大阪試乗会です。実は今年2回目なんですが、最近ウィリエールユーザーが増殖中という事で、冬のボーナス商戦に急遽2回目の試乗会をすることにしました。ミドルグレードが好調なようです。
翌日、カンザキ上新庄店試乗会です。2023年度までカンザキ阪急千里山店がウィリエールディーラーでしたが、急遽2024年度からはカンザキ上新庄店がウィリエールディーラーへとスイッチしました。名物スタッフの本間メカニックがフィランテSLRに、アルバイトスタッフの中川メカニックがフィランテSLを駆り、関西を中心にレースに出場しています。
12月第2週の土日は香川のオリーブサイクルと岡山のウェーブバイクスです。オリーブサイクルは『最近お客さんが土日に来なくって…』と心配されていましたが、沢山のお客さんが試乗に来られて大繁盛しました。香川は色々なサイクリングルートの道中に美味しいうどん屋さんやパン屋さんが沢山あって、いつも羨ましく思います。
そして2023年度のオオトリを飾るのは総社市のミスター・ウィリエール岡山と呼ばれている草井メカニック率いるウェーブバイクス総社店です。例年なら岡山の高梁ヒルクライムというレースイベントと並行してウェーブバイクスの試乗会をイベント出展と共に行っていたのですが、今年はグランフォンド高梁というサイクリングイベントへと変更になった事で、イベント会場への出展を控え、久しぶりに店舗前での試乗会に!帰りしなに総社市で有名な昭和テイストの洋食屋さんで締めました。
2024年アスタナ・カザフスタンとグルパマFDJの2チームをサポートするウィリエール社
2023年、まさかのカベンディッシュ選手の“ツール・ド・フランスでの落車と引退の撤回”以外は大きなニュースの無かったアスタナ・カザフスタン。さすがにここ数年のアスタナの露出の少なさに痺れを切らしたキット北村は、今年自らイル・ロンバルディアでアスタナチームに帯同しネタを作ってきましたが、来年はチームランキング上位のグルパマFDJがウィリエールに乗ってくれるので、2024年度はそんな苦労を必要としなくなる事でしょう。
2024年京都の岩井商会MTBレーシングチームがウルタMAX‐SLRで日本全国のレースを転戦!
ワールドカップで活躍するウィリエール・ピレリMTBチームの新型バイク:ウルタMAX‐SLR。京都の名門『岩井商会レーシングチーム』のMTB班から『ウィリエール・トリエスティーナのMTBで2024年度シーズンを戦いたい!』という申し出があり、ウィリエール本社ではフレーム販売の予定は無かったのだが、急遽年内中にフレームを間に合わせるように手配した。年末ギリギリで入荷したため、選手とバイクの写真と詳細な紹介は来年になるけれども、3台のフレームだけ紹介!藤川選手、戸谷選手、吉水選手の3名がウルタMAX‐SLRを駆り、日本全国のレースで暴れまくる予定なので、応援よろしくお願いします!
岩井商会レーシングチームのホームページ:https://iwaishokai101.wixsite.com/racing
最後に・・・
今年は公私ともに時間の余裕が無くて、ウィリエールの担当が方針をコロコロ変えるので、色んな準備が不十分となりハラハラドキドキする事が多い1年でした。4年ぶりに“5大モニュメントを制する旅”を再開しましたが、円安が酷すぎて遠征費用が掛かり過ぎました!年末までにすっきりしたいのに、未だに2024年アムステルゴールドレースのエントリー方法がよく分からず右往左往。最後に今年も獺祭で乾杯!
過去試乗会が行われていないエリアでも、ぜひお近くのウィリエール販売店に試乗会のリクエストをぜひお問い合わせしてみてくださいね。
それでは皆様良いお年をお迎えください…
シクロワイアード読者の皆様、今年も残すところあとわずかになりました。
2023年コロナ禍による規制が大きく緩和され、海外出張が復活した1年になりました。そして、ロシア‐ウクライナ戦争の終りが見えず、イスラエル‐ハマス戦争が勃発し不安になりました。昨年まで続いていた自転車部品の供給不足は大きく改善しましたが、為替が円安に大きく振れたために完成車や部品の価格が高騰し、需要が激減。『需要と供給』のバランスが大きく崩れ、ディストリビューターの立場からすると苦しい1年となりました。
ここ数年、試乗会のテーマは『コラボレーション』という言葉を軸にやってきましたが、自転車関連イベントの復活により、一緒に試乗会をやっていた同業他社さんとのスケジュール調整が難しくなりコラボ自体が激減。飲食店とのコラボはまずまずでしたが、道の駅のコラボに関して今年は一旦お休みとしました。
では今年の試乗会のテーマは何?去年の試乗会のテーマとして掲げましたが、去年は全く上手く行かなかった『試乗会コラボレーションのその先へ!』が少しだけ形になりました。10数年ウィリエール試乗会をやってきましたが、去年あたりから試乗会の盛り上がりが低下していると感じていました。その上、初心者ユーザーの初めてのロードバイクを買う購入意欲が減少し、試乗会の関心が減ったように思います。数年前から次の一手を考えていましたが、残念ながら去年の時点ではその先には進めませんでした。
試乗会コラボレーションの先にあるものは、未だ自分自身まだはっきりと何かは見えておりません。しかし、きっとそれは今までの試乗会という形ではきっと無いだろうと感じています。
コラボのその先へ① 社会勉強ついでにウィリエールサイクリング
昨年の試乗会レポートで、広島の進学校:広島学院中学・高等学校の同級生である獺祭の桜井社長と私が映った写真を掲載しました。実はそれがきっかけで、日本酒大好きの川越のウィリエールディーラーさんから『キット北村さん、獺祭の酒蔵に行ってみたい。今度、川越の美味い焼肉屋さんに連れて行くから、獺祭に連れて行ってくれ!』と懇願される。美味い焼肉屋に目がない私は『ダメ元で聞いてみますね…』と返答をしました。その後、獺祭の旭酒造さんから、酒蔵見学の許可を得られるとは思いもよりませんでした。
お酒が飲めない下戸な私ですが、社会勉強も兼ねて岩国市をウィリエールサイクリングすることにしました。異業種のハイクオリティーな生産現場を視察することで、2025年デビューするオリジナルモデルに生かせるアイディアを入手しました。
コラボのその先へ② 自転車販売店とのオリジナルアイテムの開発
たまたま試乗会中にアイディアが閃き、ワイズロード新宿本館に所属する植竹海貴選手のサドルを作る事に。これは私にとってあくまでファーストステップであり、将来的にショップやサイクリングチームのオリジナルのサドルやバーテープを作るきっかけになれば良いなぁ?と思っています。
コラボのその先へ③ 一般ユーザー向けのイタリアツアーの可能性を探る
毎年初夏に開催していたディーラー向けウィリエールイタリアツアーが4年ぶりに復活。ウィリエールイタリアツアーに参加している販売店の多くは、ウィリエール試乗会も行っているお店が多いので、ウィリエール試乗会で一般ユーザーの皆様ともイタリアツアーに関してお話しする機会が多く、ある時『ウィリエールに行ってみたいのですが、一般ユーザー向けのウィリエールツアーは今後計画しておられないのですか?』との声が挙がる。服部産業(株)は旅行会社では無いので、そこは旅のプロのJTB西日本の自転車イベント担当の小川氏と可能性を探り始める。
コラボのその先へ④ 海外の友人とのコラボレーションの模索(グラベル編)
最近フィリッポ・ポッツァート氏がイタリアのヴェネト州を中心に、グラベルイベントを企画立案し頑張っているようだ。イタリアではグラベルレースが大きな盛り上がりを見せ、グラベルイベントにポッツァートさんが絡んでいると聞く。本当にイタリアにいるとそこかしこで『最近ポッツァートは情熱をサイクリングイベントに注いでいるね。』と良く聞くので、グラベルで面白い事をするならポッツァートさんとコラボしようと思います。コロナ禍前に『日本を新しい家族と旅行したい!』と言っていたから、誘ってみようかな?
コラボのその先へ⑤ 海外の友人とのコラボレーションの模索(MTB編)
4年ぶりの台北ショーで世界中のスポーツバイク業界で活躍する友人らと再会を果たした。その中でも飛びきり素敵な人がMTBの父:ゲーリー・フィッシャー氏だ。ここ10数年、“ウィリエールの営業”と“大手アメリカンブランドのシンボル”というお互いの立場があり、ゲーリーさんが来日した際に、ゲーリーさんに会いに行く事をずっと控えていました。しかし、近年ゲーリーさんが大手アメリカンブランドから離れた事で、再び何か一緒に出来る可能性が出てきたと思っています。
20年前にカリフォルニア州にあるクリスチャンスクールで理科講師をしていたキット北村に、“息子さんのベビーシッターの仕事と晩御飯の当番をする事”を仕事に、ゲーリーさん家に居候させてもらった過去があります。ゲーリーさんの年齢を考えても、再び一緒にMTBイベントで何か面白い事をするなら数年以内にするべきだと思っています。
試乗会レポート
1月 ワイズロード大試乗会にて
お正月だというのに、親知らずが疼く…痛い!痛くてたまらない!泣く泣く嫌いな歯医者に行って、最後に残った親知らずを抜く。お正月明けにウィリエールとビデオミーティングがあったが、上手く喋れずミーティングを延期する旨をウィリエール側に伝えると、ウィリエールのデザイナーから親知らずを抜いたキット北村の画像が届く。“イタリア人の目から見る私はこんな風に見えるのか…”と感心する。
さて、今年最初の試乗会はワイズロードさん主催のビッグイベント:ワイズロードバイクデモでした。実はワイズロードバイクデモに今まで一度も出展したことがありませんでした。初めての出展でしたが、その圧倒的なイベント来訪者の数に驚きました。久しぶりにサイクルモードの時のような、ウィリエールの試乗車待ちで長蛇の列。大盛況っぷりにスタッフ2人では足りませんでしたね。ウィリエールの取り扱いしている店舗の店長大集合です。
ワイズロードバイクデモ中にプロロゴのディメンションを使ってくれている植竹選手と出会い、“オリジナルサドル作ろうか?”とアイディアが出る。後にまさか本当に植竹モデルが出来るとはこの時思いもよりませんでしたが…(現在、植竹モデルは完売御礼のようです)
数年ぶりにクロチェリスタ試乗会は青梅にある『イタリア料理屋ヒバチヤ』で『レイクシューズ』さんとのコラボです。前回はピザを注文しましたが、今回のヒバチヤさんのお勧めは焼きスパゲッティです。レイクシューズの中川さんとも一緒に試乗会をすることが多いですね。ウィリエールディーラーではレイクシューズを推しているお店が多いからでしょうか。また、シクロワイアード編集長・綾野さんも愛車のフィランテSLRで応援に駆けつけてくれました。
ヒバチヤホームページ:https://mfwave410.wixsite.com/mysite
2月 3年ぶりにイタリアへ
3年ぶりのイタリア出張、ちょうどコロナウィルスがイタリアで蔓延し始める直前に出張していたので、実に3年ぶりに海外に赴きました。この3年で積もり積もった問題を全て解決!そして、カベンディッシュ選手の引退に向けてのアピールの打ち出し方を討議しましたよ。
3月 台北ショーそして、試乗会はワイズロード大阪・神戸試乗会にて
3月上旬、ワイズロード大阪店・ワイズロード神戸店のスタッフにウィリエールの知識を深めてもらうために、ウィリエールのヒストリーをレクチャーする時間を設けて頂きました。久しぶりの授業に元・高校教師の血が騒ぎますね。ワイズロード神戸店の試乗会ではDTスイスホイールとのコラボになりました。DTスイスの営業であるマルイの安達さんには、昔からかなりお世話になっております。
3月下旬、4年ぶりの台北ショー出張、台北ショーとは別の要件で、台北市にあるエレファントバイクなるウィリエールコンセプトストアに訪問。今後のウィリエールの打ち出し方を学ばせて頂きました。
エレファントバイクのホームページ:https://www.elephantbike.com.tw/
4月 愛知・静岡・兵庫にて
4月上旬、愛知県安城市のリーフさんでの試乗会。毎年に春先にリーフさんで試乗会を行っていますが、雨が降った事がありません!今年は過去の試乗会でお知り合いになった『欧州建材』さんがロンド・ファン・フラーンデレンの石畳を持って来てくれました。これで日本にいながらベルギーの石畳対策の練習が出来ます。皆さんも本場ベルギーの石畳を体感したいのなら、欧州建材さんで石畳の石をご購入下さい。
欧州建材のホームページ:http://oh-shu.com/
静岡県静岡市のαワークス試乗会ではスポーツアロマセラピーの『ACR‐YANAI』さんとコラボ試乗会。時間の合間を見て、私も試乗会での疲れを癒してもらいました。日本の某プロサイクリングチームの専属マッサーをされているようで、プロ選手と同じケアを受けられます。来年からのαワークス試乗会は道の駅かどこかのカフェ等で開催予定です。
ACR柳井さんのホームページ:http://acr-yanai.net/
兵庫県明石市のインフィニティー試乗会です。いつも試乗会でお邪魔する時に名物のカツメシと焼アナゴを食べて帰ります。試乗会には中高年のおじさんグループが和気あいあいと試乗されました。お店のショーケースにある荒木店長の札幌オリンピックの思い出の金杯と銀杯。オリンピックグッズコレクターとしては、この金杯と銀杯が羨ましくてたまりません。
5月 滋賀・福井にて
今年も滋賀県の試乗会は河西イチゴ園で、今回一緒にコラボして試乗会を行ったのはウインクレルが扱っている『ノースウェーブ』さんと岩井商会が扱っている『レペンテ』さんです。大人気のカフェに集まるスポーツバイクを知らないお客さんにロードバイクやトライアスロンバイクを紹介し、スポーツバイクの啓蒙活動も担っています。仕事終わりのイチゴパフェが最高で、疲れが吹っ飛びます。
河西イチゴ園のホームページ:http://kawanishif.shop26.makeshop.jp/
福井県に移動し、今年の白崎サイクル試乗会はタケフナイフビレッジの真向かいにある万葉菊花園で行いました。毎年沢山のお客さんが試乗会に白崎サイクルに集まりますが、ウィリエールディーラーでは無い他店舗のお客さんも万葉菊花園に気軽に来れたようで、今年は更に試乗会参加者が多かったです。また試乗された方の多くが万葉菊花園内にある『韓国風カフェ・ハグポポ』さんでティータイムを楽しみました。韓国風カフェと自転車のコラボ意外と合うのかも?
韓国風カフェ・ハグポポのホームページ:https://hugpopo.stores.jp/
6月 広島にて
キット北村の地元・広島での試乗会はここ最近、道の駅・三矢の里あきたかたで行ってきましたが、今年はワイズロードフジグラン広島店で試乗会を行いました。広島市内にある大型スーパーのフジグラン広島店の2階にある一風変わった立地のお店です。スーパーの中にあるがゆえの独特な人の流れがあり、また中学生や高校生で自転車競技部に属する子供達が、晩御飯の買い物を終えたお母さんと一緒にロードバイクを買いに来るという光景が見られるお店です。営業的に大変勉強になりました。
7月・8月・9月・10月 いつもなら試乗会を開催する季節ではありますが・・・
夏の7月・8月・9月にも毎年試乗会を多々行ってきましたが、今夏の異常な猛暑で試乗会開催を断念しました。気温が35度を越えると試乗会に来るお客さんが激減するからです。今年は猛暑が世界各地で確認され、雨が足りず乾燥し山火事が世界中で多発したり、逆に大雨で洪水が発生した地域も多く異常気象を強く感じた3ヶ月でしたね。
そして10月はイル・ロンバルディアに挑戦したために、毎年10月恒例の北陸ウィリエールライドを中止せざるを得ませんでした。毎年ウィリエールライドに参加される北陸のウィリエールユーザーの皆さんスミマセン、来年はやりますのでよろしくお願いいたします。
11月 愛知、千葉、東京にて
11月上旬の愛知県3連続試乗会の1日目はテックスポーツカミハギから独立したテックスポーツです。稲沢市のミスター・ウィリエール愛知と呼ばれる小川さんが遂に独立されました!試乗会前夜にはウィリエールユーザーさんに焼鳥屋に招待され、お酒を飲まないテックスポーツ小川店長とキット北村の2人は深夜まで続いたウィリエールユーザーさんの爆笑痴話に身も心も疲労困憊となりました。翌朝、疲れておりましたが、沢山のお客様が新型モデルに乗りに来られて大盛況でしたので疲れが吹っ飛びました。
2日目はカトーサイクルです。東海地区一円からサイクリストがウィリエール試乗会に集まってくれました。一緒にMTBやグラベルも得意なお店ですので、ウィリエールのグラベルも売って頂いています。佐藤メカニックは早朝からレイブSLでグラベル性能を実走テストされていますので、レイブの事なら佐藤メカニックにお聞きください。キット北村よりもレイブシリーズを語ってくれると思います。
たまたまRGTエンタープライズが扱っている『ソールスター・Q36.5』さんも同日試着会をされていました。イル・ロンバルディアのレースではソールスターが大活躍だったのでその報告をしておきました。
3日目の千秋楽はワタキ商工ニコー製作所です。トライアスロンも得意なお店で、泳げなかった吉田店長もいつのまにかトライアスリートに!毎年イタリアツアーに参加されていた吉田店長ですが、元気な2人の息子さんの相手で今年のイタリアツアーには参加出来ませんでした。来年はぜひ参加して頂きたいものです。
11月下旬(勤労感謝の日)は千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイで行われたセオフェス2023でのブース出展です。試乗も出来るイベントで、関八州から沢山のお客さんが来てくれました。早朝は大雨と濃霧でどうなる事か?と思いましたが。
勤労感謝の日の後の土日はプントロッソ東京での大試乗会でした。『マヴィック』さん、RGTエンタープライズが扱っている『ソールスター・Q36.5』さん、『ワコーズ』さんとコラボになりました。マヴィックさんは黄色のド派手なマヴィックカーで登場。ホイールテストの人気はもちろんですがマヴィックカーとの撮影も大人気でしたね。マヴィックのメカニックさんの丁寧な接客にキット北村の勢いだけの接客に反省しました。笑顔と共に理路整然とした接客のワコーズさん、朝から夕方まで洗車予約のお客さんにワコーズ製品を説明しておられました。どちらかと言えば、キット北村の接客と共通点のある営業のデイビッドさん。試乗会でもよく一緒になるのですが、いつもデイビッドさんの製品に対する情熱に感服しています。
実は今回のプントロッソ東京試乗会にはスペシャルゲストが2人来てくれました。
1人目は今年、フランスで戦った『宇賀隆貴選手(Velo Sport Valletais)』さんです。色々なチーム事情からチームバイクではなくウィリエールでレースとタイムトライアルの両方で戦ってくれました。夢を持って挑戦する若者を見ていると嬉しくなっちゃいます。
2人目は私の5大モニュメントを制する旅の指南書になったクラシック挑戦記を執筆された『クラシックハンター:宇賀神善之』さんです。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュとアムステルゴールドのレース登録でどうしてもよく分からない所があって、シクロワイアード編集長の綾野さんを通して連絡を取り、遂に新旧クラシックハンター(?)が相まみえることに!5大モニュメントを完全制覇するには人手が必要なので、宇賀神さんに『数年後、一緒にグランフォンド:ミラノ~サンレモへ行きましょう!』とお願いしました。
12月 大阪、香川、岡山にて
例年であれば、12月にはあまり試乗会を行わないのですが、7・8・9月と試乗会が3か月出来なかった事もあり、急遽ゲリラ的に試乗会を行う事にしました。
12月第1週の土日は大阪の2店舗から、まずはワイズロード大阪試乗会です。実は今年2回目なんですが、最近ウィリエールユーザーが増殖中という事で、冬のボーナス商戦に急遽2回目の試乗会をすることにしました。ミドルグレードが好調なようです。
翌日、カンザキ上新庄店試乗会です。2023年度までカンザキ阪急千里山店がウィリエールディーラーでしたが、急遽2024年度からはカンザキ上新庄店がウィリエールディーラーへとスイッチしました。名物スタッフの本間メカニックがフィランテSLRに、アルバイトスタッフの中川メカニックがフィランテSLを駆り、関西を中心にレースに出場しています。
12月第2週の土日は香川のオリーブサイクルと岡山のウェーブバイクスです。オリーブサイクルは『最近お客さんが土日に来なくって…』と心配されていましたが、沢山のお客さんが試乗に来られて大繁盛しました。香川は色々なサイクリングルートの道中に美味しいうどん屋さんやパン屋さんが沢山あって、いつも羨ましく思います。
そして2023年度のオオトリを飾るのは総社市のミスター・ウィリエール岡山と呼ばれている草井メカニック率いるウェーブバイクス総社店です。例年なら岡山の高梁ヒルクライムというレースイベントと並行してウェーブバイクスの試乗会をイベント出展と共に行っていたのですが、今年はグランフォンド高梁というサイクリングイベントへと変更になった事で、イベント会場への出展を控え、久しぶりに店舗前での試乗会に!帰りしなに総社市で有名な昭和テイストの洋食屋さんで締めました。
2024年アスタナ・カザフスタンとグルパマFDJの2チームをサポートするウィリエール社
2023年、まさかのカベンディッシュ選手の“ツール・ド・フランスでの落車と引退の撤回”以外は大きなニュースの無かったアスタナ・カザフスタン。さすがにここ数年のアスタナの露出の少なさに痺れを切らしたキット北村は、今年自らイル・ロンバルディアでアスタナチームに帯同しネタを作ってきましたが、来年はチームランキング上位のグルパマFDJがウィリエールに乗ってくれるので、2024年度はそんな苦労を必要としなくなる事でしょう。
2024年京都の岩井商会MTBレーシングチームがウルタMAX‐SLRで日本全国のレースを転戦!
ワールドカップで活躍するウィリエール・ピレリMTBチームの新型バイク:ウルタMAX‐SLR。京都の名門『岩井商会レーシングチーム』のMTB班から『ウィリエール・トリエスティーナのMTBで2024年度シーズンを戦いたい!』という申し出があり、ウィリエール本社ではフレーム販売の予定は無かったのだが、急遽年内中にフレームを間に合わせるように手配した。年末ギリギリで入荷したため、選手とバイクの写真と詳細な紹介は来年になるけれども、3台のフレームだけ紹介!藤川選手、戸谷選手、吉水選手の3名がウルタMAX‐SLRを駆り、日本全国のレースで暴れまくる予定なので、応援よろしくお願いします!
岩井商会レーシングチームのホームページ:https://iwaishokai101.wixsite.com/racing
最後に・・・
今年は公私ともに時間の余裕が無くて、ウィリエールの担当が方針をコロコロ変えるので、色んな準備が不十分となりハラハラドキドキする事が多い1年でした。4年ぶりに“5大モニュメントを制する旅”を再開しましたが、円安が酷すぎて遠征費用が掛かり過ぎました!年末までにすっきりしたいのに、未だに2024年アムステルゴールドレースのエントリー方法がよく分からず右往左往。最後に今年も獺祭で乾杯!
過去試乗会が行われていないエリアでも、ぜひお近くのウィリエール販売店に試乗会のリクエストをぜひお問い合わせしてみてくださいね。
それでは皆様良いお年をお迎えください…
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