2023/12/01(金) - 21:16
12月1日(金)、日曜開催のロードレース東京多摩2023のパラサイクリングに参加する海外選手達が豊洲市場を訪れた。日本の食やその流通の現場を海外の選手達に知ってもらおうと東京都が企画、卸市場の見学と日本食の代表「お寿司」の食体験を行った。なかなか見られないパラサイクリング選手達のリラックスした表情とともにそのレポートをお届けします。
この日集まったのは韓国とタイのタンデム選手達総勢10名。タンデムは二人乗り自転車で争われる競技で、前席のパイロットと後席のストーカーで構成される。パイロットは目の見える選手、いわゆる晴眼者で、自転車のコントロールを行い、ストーカーは視覚障がい者でエンジンの役割を果たす。良い結果を出すにはただ脚力のみならず、2名の呼吸が重要となる。
各国の参加選手は以下の通り。
■韓国男子
キム・ジョンビン(ストーカー)、チョ・スン(パイロット)
チェ・クァンス(ストーカー)、ヤン・ギウォン(パイロット)
■韓国女子
イ・ソンスン(ストーカー)、ペク・スンヨン(パイロット)
■タイ男子
ソムラック・プーパッブ(ストーカー)、スラチャイ・ハアジャトゥラット(パイロット)
■タイ女子
ワッチャローポン・ブンマーラート(ストーカー)、アッチャラー・セーテン(パイロット)
とは言え、この日はオフ。東京名所でもある豊洲市場を見学した上、美味しいお寿司も食べられるとあって、選手達もリラックスモード。バスを降り、アテンドしてくれる豊洲の職員さん達に挨拶を受けた後、大きなマグロの模型の前へと案内されると、早速スマホを取り出してパシャリ。視覚障がいを持つ選手は、実際に模型に触れることで、その大きさを体験した様子(※特別に許可を頂いてのもの。普段は触れません)。全員揃っての記念撮影も終えると、いよいよ卸市場へ。
時間的にお昼前と言うこともあり、残念ながら卸売場での競りは終了した後。「次は朝早くに来て、ぜひ競りの模様を見たいです!」と多くの選手が口にしていた。また、韓国の選手達は塩干売場に降りた際、遠くに韓国海苔の段ボールを見つけ、「あれは韓国から輸入されているものですか?」と質問。「そうです」と言う答えを聞くと、自国の商品が日本でも取り扱われていることに喜びの表情を浮かべていた。
少し静かな昼間の売場を通り過ぎた後は、いよいよ待望のお寿司体験。管理施設棟の3階にある「おかめ」「愛養」の2店舗に入店。待ちきれない様子で職人さんがお寿司を握る姿を熱心に拝見。お寿司が目の前に来ると、目を輝かせてのスマホ撮影会となった。中にはすぐさまInstagramにアップする選手も。ご馳走を前にして、選手の顔とは別の、ハツラツとした若者らしさが溢れる。
食後に再び集合場所へ戻ると、各国を代表して監督と選手2名がこの日の感想を聞かせてくれた。限られた時間にも関わらず、こういった企画で歓待してくれた事へのお礼を口々に述べ、「お寿司は新鮮で量もたくさん食べられて、とても美味しかった」「今度来る時は長めに卸売市場の様子を見てみたい」と、喜びとともに次回の訪問にも胸を膨らませた。
この後選手達は、再びバスに乗り「この大会でいい成績を残したい」と話しながら、競技会場となる味の素スタジアムへと向かった。ロードレース東京多摩2023は、12月3日(日)に男女ロードレースとともにパラサイクリングが同時開催。前日にはエキシビションレースや一般参加の「チャレンジレースin味スタ」も行われる。スタジアム内では両日ともに「STADIUM FESTA」もあり、沿道やスタジアムに多くの人達が訪れることになりそうだ。
text & photo: Yuichiro Hosoda
この日集まったのは韓国とタイのタンデム選手達総勢10名。タンデムは二人乗り自転車で争われる競技で、前席のパイロットと後席のストーカーで構成される。パイロットは目の見える選手、いわゆる晴眼者で、自転車のコントロールを行い、ストーカーは視覚障がい者でエンジンの役割を果たす。良い結果を出すにはただ脚力のみならず、2名の呼吸が重要となる。
各国の参加選手は以下の通り。
■韓国男子
キム・ジョンビン(ストーカー)、チョ・スン(パイロット)
チェ・クァンス(ストーカー)、ヤン・ギウォン(パイロット)
■韓国女子
イ・ソンスン(ストーカー)、ペク・スンヨン(パイロット)
■タイ男子
ソムラック・プーパッブ(ストーカー)、スラチャイ・ハアジャトゥラット(パイロット)
■タイ女子
ワッチャローポン・ブンマーラート(ストーカー)、アッチャラー・セーテン(パイロット)
とは言え、この日はオフ。東京名所でもある豊洲市場を見学した上、美味しいお寿司も食べられるとあって、選手達もリラックスモード。バスを降り、アテンドしてくれる豊洲の職員さん達に挨拶を受けた後、大きなマグロの模型の前へと案内されると、早速スマホを取り出してパシャリ。視覚障がいを持つ選手は、実際に模型に触れることで、その大きさを体験した様子(※特別に許可を頂いてのもの。普段は触れません)。全員揃っての記念撮影も終えると、いよいよ卸市場へ。
時間的にお昼前と言うこともあり、残念ながら卸売場での競りは終了した後。「次は朝早くに来て、ぜひ競りの模様を見たいです!」と多くの選手が口にしていた。また、韓国の選手達は塩干売場に降りた際、遠くに韓国海苔の段ボールを見つけ、「あれは韓国から輸入されているものですか?」と質問。「そうです」と言う答えを聞くと、自国の商品が日本でも取り扱われていることに喜びの表情を浮かべていた。
少し静かな昼間の売場を通り過ぎた後は、いよいよ待望のお寿司体験。管理施設棟の3階にある「おかめ」「愛養」の2店舗に入店。待ちきれない様子で職人さんがお寿司を握る姿を熱心に拝見。お寿司が目の前に来ると、目を輝かせてのスマホ撮影会となった。中にはすぐさまInstagramにアップする選手も。ご馳走を前にして、選手の顔とは別の、ハツラツとした若者らしさが溢れる。
食後に再び集合場所へ戻ると、各国を代表して監督と選手2名がこの日の感想を聞かせてくれた。限られた時間にも関わらず、こういった企画で歓待してくれた事へのお礼を口々に述べ、「お寿司は新鮮で量もたくさん食べられて、とても美味しかった」「今度来る時は長めに卸売市場の様子を見てみたい」と、喜びとともに次回の訪問にも胸を膨らませた。
この後選手達は、再びバスに乗り「この大会でいい成績を残したい」と話しながら、競技会場となる味の素スタジアムへと向かった。ロードレース東京多摩2023は、12月3日(日)に男女ロードレースとともにパラサイクリングが同時開催。前日にはエキシビションレースや一般参加の「チャレンジレースin味スタ」も行われる。スタジアム内では両日ともに「STADIUM FESTA」もあり、沿道やスタジアムに多くの人達が訪れることになりそうだ。
text & photo: Yuichiro Hosoda
Amazon.co.jp
いなば タイカレー 4種 アソート 4種×2個 計8個 セット
¥1,950 (¥244 / 缶)