スペインのバスクで開幕したイツリア・ウィメン。初日は登りで形成された5名によるスプリントで争われ、2年連続総合2位のミーシャ・ブレーデウォルツ(オランダ、SDワークス・プロタイム)が総合制覇に向けて白星発進した。

雨のなか始まったイツリア・ウィメン第1ステージ photo:CorVos
イタリアで男子のジロ・デ・イタリアが行われている最中、スペイン・バスク地方では女子ワールドツアーのイツリア・ウィメンが開幕した。僅か3日間の戦いながら、全てのステージにバスクらしい急勾配の山々が詰め込まれたクライマー向きのステージレースだ。2022年の初開催から今年で5回目と歴史は浅いものの、毎年見応えのある山岳バトルが繰り広げられている。
初回大会から3度の総合優勝を誇るデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)は5月30日に開幕するジロ・デ・イタリア・ウィメンの調整のため不出場。また2023年覇者のマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)も4月のロンド・ファン・フラーンデレンでの骨折からの回復中のため不在となるなか、2年連続で総合2位のミーシャ・ブレーデウォルツ(オランダ、SDワークス・プロタイム)が総合優勝候補に挙がった。

登りで5名に絞られた先頭集団 photo:CorVos
大会初日はサラウツの山岳地帯を巡る121.3kmで争われた。はじめに3つの3級山岳を越え、後半も2級、3級、3級山岳が待ち受ける、なんともバスクらしいレイアウトだ。レース中盤で形成された逃げ集団は残り63km地点で早くも吸収され、FDJユナイテッド・スエズやEFエデュケーション・オートリーなどの牽引によって人数が絞られた集団から、アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)がアタックした。
遅れてブレーデウォルツやヤラ・カステレイン(オランダ、フェニックス・プレミアテック)など4名が合流する。その後もニーダーマイヤーがアタックを繰り出したが、決定的な差には繋がらない。そしてスプリント力を備えるリアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター)らの追走を振り切った先頭の5名が、最終ストレートに突入し、初日は小集団によるスプリント勝負に持ち込まれた。
最初に181cmの長身リーアンヌ・マルクス(オランダ、リドル・トレック)が真っ先にスプリントを開始する。しかし踏み込むのが早すぎたためスピードを維持することができず、ブレーデウォルツがこれを追い抜く。ライバルたちを引き離したブレーデウォルツは、ガッツポーズを作る余裕を見せながらフィニッシュラインを通過した。

小集団スプリントを制したミーシャ・ブレーデウォルツ(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:CorVos

初の総合優勝に向け、白星発進となったミーシャ・ブレーデウォルツ(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:CorVos
ブエルタ・ア・ブルゴス・フェミナスのステージ優勝に続く、今シーズン2勝目をゲットしたブレーデウォルツ。「自分よりも登りに強い選手たちが登りで苦しんでいる姿を見て、(スプリントへの)自信を得た。フィニッシュ手前ではマルクスが良い動きを見せたが、幸運にも追い抜くことができた。もちろん総合優勝を懸けて戦うつもり」と、ブレーデウォルツは語っている。

イタリアで男子のジロ・デ・イタリアが行われている最中、スペイン・バスク地方では女子ワールドツアーのイツリア・ウィメンが開幕した。僅か3日間の戦いながら、全てのステージにバスクらしい急勾配の山々が詰め込まれたクライマー向きのステージレースだ。2022年の初開催から今年で5回目と歴史は浅いものの、毎年見応えのある山岳バトルが繰り広げられている。
初回大会から3度の総合優勝を誇るデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)は5月30日に開幕するジロ・デ・イタリア・ウィメンの調整のため不出場。また2023年覇者のマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)も4月のロンド・ファン・フラーンデレンでの骨折からの回復中のため不在となるなか、2年連続で総合2位のミーシャ・ブレーデウォルツ(オランダ、SDワークス・プロタイム)が総合優勝候補に挙がった。

大会初日はサラウツの山岳地帯を巡る121.3kmで争われた。はじめに3つの3級山岳を越え、後半も2級、3級、3級山岳が待ち受ける、なんともバスクらしいレイアウトだ。レース中盤で形成された逃げ集団は残り63km地点で早くも吸収され、FDJユナイテッド・スエズやEFエデュケーション・オートリーなどの牽引によって人数が絞られた集団から、アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)がアタックした。
遅れてブレーデウォルツやヤラ・カステレイン(オランダ、フェニックス・プレミアテック)など4名が合流する。その後もニーダーマイヤーがアタックを繰り出したが、決定的な差には繋がらない。そしてスプリント力を備えるリアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター)らの追走を振り切った先頭の5名が、最終ストレートに突入し、初日は小集団によるスプリント勝負に持ち込まれた。
最初に181cmの長身リーアンヌ・マルクス(オランダ、リドル・トレック)が真っ先にスプリントを開始する。しかし踏み込むのが早すぎたためスピードを維持することができず、ブレーデウォルツがこれを追い抜く。ライバルたちを引き離したブレーデウォルツは、ガッツポーズを作る余裕を見せながらフィニッシュラインを通過した。


ブエルタ・ア・ブルゴス・フェミナスのステージ優勝に続く、今シーズン2勝目をゲットしたブレーデウォルツ。「自分よりも登りに強い選手たちが登りで苦しんでいる姿を見て、(スプリントへの)自信を得た。フィニッシュ手前ではマルクスが良い動きを見せたが、幸運にも追い抜くことができた。もちろん総合優勝を懸けて戦うつもり」と、ブレーデウォルツは語っている。
イツリア・ウィメン2026第1ステージ結果
| 1位 | ミーシャ・ブレーデウォルツ(オランダ、SDワークス・プロタイム) | 3:30:35 |
| 2位 | ヤラ・カステレイン(オランダ、フェニックス・プレミアテック) | |
| 3位 | リーアンヌ・マルクス(オランダ、リドル・トレック) | |
| 4位 | ローレン・ディクソン(イギリス、FDJユナイテッド・スエズ) | |
| 5位 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +0:02 |
| 6位 | リアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター) | |
| 7位 | ウソア・オストラサ(スペイン、ラボラルクチャ・フンダシオンエウスカディ) | +0:18 |
| 8位 | ドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド、UAEチームADQ) | |
| 9位 | リカルダ・ボーンファイント(ドイツ、リドル・トレック) | |
| 10位 | レティツィア・ボルゲージ(イタリア、AGインシュランス・スーダル) |
個人総合成績
| 1位 | ミーシャ・ブレーデウォルツ(オランダ、SDワークス・プロタイム) | 3:30:22 |
| 2位 | ヤラ・カステレイン(オランダ、フェニックス・プレミアテック) | +0:07 |
| 3位 | リーアンヌ・マルクス(オランダ、リドル・トレック) | +0:08 |
| 4位 | ローレン・ディクソン(イギリス、FDJユナイテッド・スエズ) | +0:11 |
| 5位 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +0:15 |
| 6位 | エヴィータ・ムジック(フランス、FDJユナイテッド・スエズ) | +0:28 |
| 7位 | ジュリエット・ベルテ(フランス、FDJユナイテッド・スエズ) | +0:29 |
| 8位 | リアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター) | +0:31 |
| 9位 | ウソア・オストラサ(スペイン、ラボラルクチャ・フンダシオンエウスカディ) | |
| 10位 | ドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド、UAEチームADQ) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ミーシャ・ブレーデウォルツ(オランダ、SDワークス・プロタイム) |
| 山岳賞 | ヤラ・カステレイン(オランダ、フェニックス・プレミアテック) |
| ヤングライダー賞 | エマ・コント(フランス、コフィディス・ウィメン) |
| チーム総合成績 | FDJユナイテッド・スエズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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