DSMが来年より「DSM・フィルメニッヒ・ポストNL」にチーム名を変更

DSM・フィルメニッヒが第2タイトルスポンサーにポストNLを迎え、2024年は「DSM・フィルメニッヒ・ポストNL」として活動することを発表した。同社はオランダを中心とする郵便サービス会社で、新たなチームキットは来年1月8日に公開される。

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オランダ籍のワールドチームであるDSM・フィルメニッヒは11月16日、ポストNLをセカンドタイトルスポンサーに迎えることを発表した。それに伴い2024年よりチーム名がDSM・フィルメニッヒ・ポストNLに変更する。契約期間は2026年までの3年間。

ポストNLはオランダを拠点にベネルクス（ベルギー、オランダ、ルクセンブルク）を中心に展開する郵便及び配送サービス企業。またポストNLは男子チームだけでなく、ワールドツアーを戦う女子チームや男子の選手育成を目的とするディベロップメントチームに対してもスポンサーシップを行う。

チームは新スポンサーを迎えた後も「Keep Challenging（挑戦し続ける）」というスローガンを意味する2本のストライプは継続することを強調。チームは先行して新デザインのジャージを公開し、2024年からは青色だったストライプがポストNLのコーポレートカラーであるオレンジ色となる。スコットのバイク等を含むチームキットの新デザインについては、来年1月8日に明らかにするのだという。

2008年のスキルシマノ時代からGMを務めるイヴァン・スペークンブリンク氏は、ポストNLについて「チームはポストNLと共に自転車に関わらず、健康な未来を目指し取り組んでいく。ポストNLとDSM・フィルメニッヒというプレミアムパートナーは、今後数年間に渡り我々チームに強固な成長と機会を与えてくれる」とコメントした。

2024年に向け大型補強を実行

チームは来シーズンに向け、現ヨーロッパ選手権王者であるファビオ・ヤコブセン（オランダ、スーダル・クイックステップ）を獲得し、またワレン・バルギル（フランス、アルケア・サムシック）も7年振りに復帰。更にティモ・ローセン（ユンボ・ヴィスマ）やジュリアス・ファンデンベルフ（EFエデュケーション・イージーポスト）、ブラム・ウェルテン（グルパマFDJ）など即戦力となるオランダ人選手を多く獲得している。

また多くの選手育成に定評のあるディベロップメントチームからはU23のオランダTT王者エンツォ・ライエンセ（22歳）や、ツアー・オブ・チンハイレイク（UCI2.Pro）を含め今年3勝を挙げたフランク・ファンデンブルック（22歳）ら3名を昇格。2024年シーズンに期待の懸かるロースターとなった。

text:Sotaro.Arakawa