多種多様なサイクリングアクセサリーを展開するトピークから、出先でもトルク管理を可能とする工具セット"トルクロケットミニEX"が登場。ラチェット式で2〜10Nmのトルク測定を可能とする本格携帯工具だ。



直読み式トルクレンチの機能を携帯工具に落とし込んだトピークのトルクロケットミニEX (c)マルイ

自転車にまつわる様々なアクセサリー類を展開するトピーク。その中でも幅広いラインアップを誇るのが携帯工具だ。一般的なフォールディング式のツールから、ビットを交換するラチェットレンチなど、多くのバリエーションを揃えている。

今回紹介するトルクロケットミニEXは、ビット交換式の板ラチェット工具にトルク測定機能を付加した一品。カーボンハンドルやシートピラーなど、厳密なトルク管理を必要とするバイクパーツを、出先でもしっかりと締結できる工具だ。

スマートに収納できるケースが付属する (c)マルイ

トルクロケットミニEX最大の特徴は、フルサイズのプリセット式トルクレンチのように、指定トルクを自由に変更できる点にある。2~10Nmの範囲でダイヤルをセットし、締付トルクを指定することが可能となっている。

これまでも、トルク管理を行えるという携帯工具はちらほらと存在してきた。ただ、複雑なトルクチェック機構を携帯工具の中に収めるのは難しいようで、予め指定された締結トルクのみをチェックできるものが大半。それだけに、コンパクトでありながら、幅広い範囲でのトルク管理を可能とするトルクロケットミニEXの利便性は際立つはずだ。

自転車で使われる多くの規格を網羅する付属ビット (c)マルイ
エクステンションバーを用いることで奥まった場所での作業性も向上する (c)マルイ



工具としては1/4角のビットを使用する板ラチェットレンチとなっており、レバーで締め付け方向を変更可能。トルクを計測する際は、目盛りを0に設定し、工具後部のトルクノブをつかんで垂直に力をかけ、指定トルクに達するまで、目盛りを確認しながらボルトを締める。

2、2.5、3、4、5、6、8mmのヘックス、T10、T15、T20、T25のトルクス、そして+の12種類のビットが付属しており、自転車に用いられる主要なネジに対応。更に70mmのエクステンションバーも付属しており、ボトルケージのネジなど奥まった場所での作業も行いやすい。

本体に加え、ビット、エクステンションバー、ケースが付属する (c)マルイ

レンチおよびビット、エクステンションを収納できる専用のナイロンケースも付属し、持ち運びもしやすくなっている。収納時は7cm×14.5cmとコンパクトになるため、ツールケースなどにも忍ばせやすいだろう。重量は227g、価格は9,460円(税込)だ。



トピーク トルクロケットミニEX
ラチェットレンチ:1/4″六角
トルク設定範囲 : 2〜10Nm
付属品:
六角ビット : 2、2.5、3、4、5、6、8mm
トルクスビット : T10、T15、T20、T25
+ドライバービット
スピード スリーブ ビット ホルダー (70mm)
420デニール/1000デニール ナイロンケース付属
サイズ:215 x 145mm(展開時)、L70 x W145 x H30mm(収納時)
重量:227g
価格:9,460円(税込)
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