2023/10/10(火) - 08:15
2024年5月4日に開幕する第107回ジロ・デ・イタリア。主催者であるRCSスポルトは第3ステージまでのコースを明らかにし、開幕地はイタリア北西部ピエモンテ州のヴェナリア・レアーレとなり、第2ステージに早くも山頂フィニッシュが設定された。
今年の欧州最後のワールドツアーであるイル・ロンバルディアの2日後である10月9日(月)、2024年ジロ・デ・イタリアの開幕から3日目までのコース詳細が発表された。その開幕地となったのはイタリア北西部ピエモンテ州にある古都トリノ。そこから第4ステージの途中までピエモンテ州を巡るコースとなった。
大会初日は2011年と同じトリノの街の外れにあるヴェナリア・レアーレをスタートし、トリノの中心街を目指す136km。最大5つ星で表す難易度は3で、コースの真ん中から山岳が3つ登場する丘陵ステージとなる。
レース主催者が初日の見所に設定したのは2つ目の山岳スペルガ(距離5.1km/平均8.2%)。2022年大会の第14ステージにも登場したこの山岳は、ちょうど75年前に起こったスペルガの悲劇(サッカーチームであるACトリノの選手たちを乗せた飛行機が墜落した事件)への追悼を意味する。
初日からパンチャーやクライマーによる激しい展開が予想されるステージを経て、2日目に早くも山頂フィニッシュが登場する。出発地点であるサン・フランチェスコ・アル・カンポとサントゥアリオ・ディ・オローパを結ぶ距離は150kmで、レースはスタートから約80kmに及ぶ平坦路を経てオアジ・ゼニアとネルヴァの山岳を登坂。そしてこれまで何度もジロに登場したサントゥアリオ・ディ・オローパ(登坂距離11.8km/平均勾配6.2%/最大勾配13%)の山頂を目指す。
ちなみにこの山岳は2019年のグラン・ピエモンテでエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)が優勝し、マルコ・パンターニ(イタリア)が1999年ジロで勝利した走りが語り継がれている場だ。
前日の総合争いを終え、大会3日目にようやくスプリンターの出番がやってくる。ピエモンテ州第2の都市ノバラからフォッサノまでの165kmはほぼ平坦路で、フィニッシュ手前は緩やかな登り基調となる。そしてピエモンテ州のアックイ・テルメを出発する第4ステージのフィニッシュ地点は未発表。しかし南のリグーリア州に向かうことは明らかで、そこからイタリアを東へと向かう。
今大会のリーク情報としてはペルージャとデゼンツァノ・デル・ガルダで2度の個人タイムトライアルが行われ、その総距離が70kmに達するという。そのためマリアローザ(総合優勝)を目指す選手はTT能力が鍵を握ることになりそうだ。
また、今年のジロを盛り上げたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)やレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)がツール・ド・フランスに注力するため不出場と見られる一方、タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)参戦の噂も。ともあれコース全容は今週金曜日の10月13日に発表される予定だ。
今年の欧州最後のワールドツアーであるイル・ロンバルディアの2日後である10月9日(月)、2024年ジロ・デ・イタリアの開幕から3日目までのコース詳細が発表された。その開幕地となったのはイタリア北西部ピエモンテ州にある古都トリノ。そこから第4ステージの途中までピエモンテ州を巡るコースとなった。
大会初日は2011年と同じトリノの街の外れにあるヴェナリア・レアーレをスタートし、トリノの中心街を目指す136km。最大5つ星で表す難易度は3で、コースの真ん中から山岳が3つ登場する丘陵ステージとなる。
レース主催者が初日の見所に設定したのは2つ目の山岳スペルガ(距離5.1km/平均8.2%)。2022年大会の第14ステージにも登場したこの山岳は、ちょうど75年前に起こったスペルガの悲劇(サッカーチームであるACトリノの選手たちを乗せた飛行機が墜落した事件)への追悼を意味する。
初日からパンチャーやクライマーによる激しい展開が予想されるステージを経て、2日目に早くも山頂フィニッシュが登場する。出発地点であるサン・フランチェスコ・アル・カンポとサントゥアリオ・ディ・オローパを結ぶ距離は150kmで、レースはスタートから約80kmに及ぶ平坦路を経てオアジ・ゼニアとネルヴァの山岳を登坂。そしてこれまで何度もジロに登場したサントゥアリオ・ディ・オローパ(登坂距離11.8km/平均勾配6.2%/最大勾配13%)の山頂を目指す。
ちなみにこの山岳は2019年のグラン・ピエモンテでエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)が優勝し、マルコ・パンターニ(イタリア)が1999年ジロで勝利した走りが語り継がれている場だ。
前日の総合争いを終え、大会3日目にようやくスプリンターの出番がやってくる。ピエモンテ州第2の都市ノバラからフォッサノまでの165kmはほぼ平坦路で、フィニッシュ手前は緩やかな登り基調となる。そしてピエモンテ州のアックイ・テルメを出発する第4ステージのフィニッシュ地点は未発表。しかし南のリグーリア州に向かうことは明らかで、そこからイタリアを東へと向かう。
今大会のリーク情報としてはペルージャとデゼンツァノ・デル・ガルダで2度の個人タイムトライアルが行われ、その総距離が70kmに達するという。そのためマリアローザ(総合優勝)を目指す選手はTT能力が鍵を握ることになりそうだ。
また、今年のジロを盛り上げたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)やレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)がツール・ド・フランスに注力するため不出場と見られる一方、タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)参戦の噂も。ともあれコース全容は今週金曜日の10月13日に発表される予定だ。
ジロ・デ・イタリア2024ステージリスト
日時 | ステージ | スタート〜フィニッシュ | 距離 |
---|---|---|---|
5月4日(土) | 第1ステージ | ヴェナリア・レアーレ〜トリノ | 136km(丘陵) |
5月5日(日) | 第2ステージ | サン・フランチェスコ・アル・カンポ〜サントゥアリオ・ディ・オローパ | 150km(山岳/山頂フィニッシュ) |
5月6日(月) | 第3ステージ | ノバラ〜フォッサノ | 165km(平坦) |
5月7日(火) | 第4ステージ | アックイ・テルメ〜? | ?km(?) |
text:Sotaro.Arakawa
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