2023/09/11(月) - 12:55
チームに直訴してブエルタ出場を叶えたルイ・コスタは「僕を信じてくれたチームのおかげ」と勝利を喜ぶ。落車を悔やむケムナや敢闘賞を獲得したエヴェネプールなど、ブエルタ第15ステージを選手の言葉で振り返ります。
区間優勝 ルイ・コスタ(ポルトガル、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)
このチームは移籍当初から僕の活躍を信じてくれた。今年は良いコンディションでシーズンを迎えることができ、このようにブエルタ・ア・エスパーニャで勝利することが叶った。この勝利はチームにとっても重要な意味を持つ。本当に嬉しいよ。
ツール・ド・フランスに出場したが、チームとして勝利を挙げることができなかった。だから当初出場する予定のなかったブエルタへの出場を直訴したんだ。「僕がステージ優勝してみせる」とね。その後勝利のために戦い続け、それまでの道のりは辛いものだった。
今日の勝利の裏には多くの努力と犠牲が必要になる。そういうものは多くの目には触れないものだ。だからこそ、今日の勝利がこの上なく嬉しいんだ。
区間2位 レナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
(落車した下りで)後続と僅かに差ができたので独走に持ち込めると思った。しかしコーナーを曲がり切れず、落車のダメージをコントロールしようと試みた。驚いたことに勝負から脱落せずに済んだが、あの落車によって最大のチャンスを逃してしまった。
区間3位 サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)
ピレネー山脈を舞台とした2日間の直後ということもあり、今日はとてもハードなレースとなった。すぐに回復することは難しいからね。レース序盤から激しいアタック合戦となり、2時間かかってようやく逃げ集団が形成された。だが、最後はルイ・コスタがスプリントで強さを見せた。僕自身、登りで脚の調子が良かったので満足している。第3週目にまた勝利に迫りたい。
区間4位&山岳賞&敢闘賞 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
最終山岳であれ以上ペースを上げることができなかった。大会最初の山岳(第3ステージ)で見せたような、アタックについていく走りができなかった。体力のタンクは頂上が近づくにつれて空っぽになっていった。でも昨日の走りから考えれば当然だろう。
今日は逃げから勝利が生まれると思っており、山岳賞を守るために逃げに乗らなければならなかった。他の選手たちの脚はフレッシュだったし、昨日のバルデのように協力してくれる選手もいなかった。だがベストを尽くしたおかげで、第3週目に向けてポジティブな考えのまま休息日を迎えることができる。
今日の逃げの中でブイトラゴが最も強く、ルイ・コスタは最も賢く、それに対しケムナは少し躊躇してまったのだろう。だが僕らはケムナが苦しみながらも高出力で踏み続けることができると知っている。僕には今日のコースが少し長すぎたので、途中で力を使い果たしてしまった。
―敢闘賞のトロフィーはどうするのか?
両親に渡すよ。僕のスーツケースは既にパンパンだからね(笑)。
マイヨロホ セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)
レムコ(エヴェネプール)は今日も素晴らしい走りを見せた。実はスタート地点で彼に「君の逃げを毎日のように許すことはできない。そのうち失ったタイム差をひっくり返してしまうからね!」と伝えた。そうしたら彼は「ステージ優勝しか狙っていないよ」と答えたので、今日のところは容認したんだ(笑)。
今日は序盤からペースは速く、中盤ではアルペシンがプロトンからステージ優勝を狙っていたので結果的に高速レースとなった。でも休息日前のステージはこうなるものだ。
チームとしてスプリント勝利を狙いにいったカーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
今日チームと僕自身が見せた走りを誇りに思う。コースレイアウトが(スプリントに持ち込むには)厳しいことは分かっていたが、チーム一丸となり狙いにいった。どうやらその動きが多くの選手を驚かせたみたいだね。結果的に逃げとの差を縮めるには至らなかったが、良い走りを見せることができた。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
区間優勝 ルイ・コスタ(ポルトガル、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)
このチームは移籍当初から僕の活躍を信じてくれた。今年は良いコンディションでシーズンを迎えることができ、このようにブエルタ・ア・エスパーニャで勝利することが叶った。この勝利はチームにとっても重要な意味を持つ。本当に嬉しいよ。
ツール・ド・フランスに出場したが、チームとして勝利を挙げることができなかった。だから当初出場する予定のなかったブエルタへの出場を直訴したんだ。「僕がステージ優勝してみせる」とね。その後勝利のために戦い続け、それまでの道のりは辛いものだった。
今日の勝利の裏には多くの努力と犠牲が必要になる。そういうものは多くの目には触れないものだ。だからこそ、今日の勝利がこの上なく嬉しいんだ。
区間2位 レナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
(落車した下りで)後続と僅かに差ができたので独走に持ち込めると思った。しかしコーナーを曲がり切れず、落車のダメージをコントロールしようと試みた。驚いたことに勝負から脱落せずに済んだが、あの落車によって最大のチャンスを逃してしまった。
区間3位 サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)
ピレネー山脈を舞台とした2日間の直後ということもあり、今日はとてもハードなレースとなった。すぐに回復することは難しいからね。レース序盤から激しいアタック合戦となり、2時間かかってようやく逃げ集団が形成された。だが、最後はルイ・コスタがスプリントで強さを見せた。僕自身、登りで脚の調子が良かったので満足している。第3週目にまた勝利に迫りたい。
区間4位&山岳賞&敢闘賞 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)
最終山岳であれ以上ペースを上げることができなかった。大会最初の山岳(第3ステージ)で見せたような、アタックについていく走りができなかった。体力のタンクは頂上が近づくにつれて空っぽになっていった。でも昨日の走りから考えれば当然だろう。
今日は逃げから勝利が生まれると思っており、山岳賞を守るために逃げに乗らなければならなかった。他の選手たちの脚はフレッシュだったし、昨日のバルデのように協力してくれる選手もいなかった。だがベストを尽くしたおかげで、第3週目に向けてポジティブな考えのまま休息日を迎えることができる。
今日の逃げの中でブイトラゴが最も強く、ルイ・コスタは最も賢く、それに対しケムナは少し躊躇してまったのだろう。だが僕らはケムナが苦しみながらも高出力で踏み続けることができると知っている。僕には今日のコースが少し長すぎたので、途中で力を使い果たしてしまった。
―敢闘賞のトロフィーはどうするのか?
両親に渡すよ。僕のスーツケースは既にパンパンだからね(笑)。
マイヨロホ セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)
レムコ(エヴェネプール)は今日も素晴らしい走りを見せた。実はスタート地点で彼に「君の逃げを毎日のように許すことはできない。そのうち失ったタイム差をひっくり返してしまうからね!」と伝えた。そうしたら彼は「ステージ優勝しか狙っていないよ」と答えたので、今日のところは容認したんだ(笑)。
今日は序盤からペースは速く、中盤ではアルペシンがプロトンからステージ優勝を狙っていたので結果的に高速レースとなった。でも休息日前のステージはこうなるものだ。
チームとしてスプリント勝利を狙いにいったカーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
今日チームと僕自身が見せた走りを誇りに思う。コースレイアウトが(スプリントに持ち込むには)厳しいことは分かっていたが、チーム一丸となり狙いにいった。どうやらその動きが多くの選手を驚かせたみたいだね。結果的に逃げとの差を縮めるには至らなかったが、良い走りを見せることができた。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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