2023/06/07(水) - 17:17
高い品質のオーダーウェアを小ロットから製作することができるチャンピオンシステムのラインアップに、Performance Ecoジャージが追加された。ベストセラーの半袖ジャージに採用される生地を、リサイクル素材とすることでエコに配慮した1着に仕上がった。実際の着心地などを含めて紹介しよう。
近年リサイクル素材を用いたサイクリングウェアが多く登場するようになり、ユーザーとしてもリサイクル素材を手にする、目にする機会が増えてきたはずだ。オーダーウェアブランドのチャンピオンシステムも再生素材を活用した半袖ジャージをラインアップに加え、エコフレンドリーのジャージを自らのデザインに染めることが可能となった。
リサイクル素材を活用したECOジャージは、チャンピオンシステムのベストセラーグレードのPerformanceで用意されている。通常モデルをベースとしつつ素材を改めることで、Perfomanceグレードらしい性能と着心地を維持しつつ、環境に配慮した1着を実現した。
チャンピオンシステムはECOジャージにREPREVEという素材を採用。この素材はペットボトルから再生産されたポリエステルの繊維で、累計100億本以上ものペットボトルをリサイクルされてきた実績があり、新品のポリエステルと比較しエネルギーを62%、水を99%、廃棄物を35%削減することに成功してきた素材だ。それを生地の96%に使うことで、環境に配慮したジャージを実現した。
リサイクルマテリアルというと環境問題が先行し、クオリティは二の次という印象を受ける方もいるだろう。しかし、REPREVEは品質に一切の妥協なく開発された素材であり、非常にしなやかな肌触りが特徴。加えて吸汗性や伸縮性にも富んでおり、サイクルジャージとしての機能も満たしている。
その素材をPerformanceジャージに落とし込んでいる。ウェア前面の裾部分にはワイドなシリコンバンドを配置し、背中側にも通常のグリッパーをあしらうことで、ジャージのずれ上がりを防いでいる。バックポケット脇のジッパー付き隠しポケットや、大きなリフレクターなどが装備された。
オーダーではレースカット(タイトめ)とクラブカット(レギュラーフィット)から選択することができるため、レースやトレーニングでの着用はもちろん、週末のカフェライドにもピッタリ。オリジナルデザインが行えるからこそ、それぞれの遊び方に適して、かつエコなジャージでライドを楽しめる。価格は17,930円(税込)。
―編集部インプレッション
シクロワイアード編集部で着用するウェアはチャンピオンシステム製で、今回ECOジャージを試着した藤原は半袖ジャージのサイズはSサイズを選び様々な場面で着用してきた。ECOジャージもSサイズを選んだのだが、袖を通した時はECOジャージは着慣れたジャージよりもひとまわり大きな印象を受けた。
サイジングとしては使用に差し支えないのだが、レースカットということを考慮すると生地が非常に薄手に仕上げられ、ゆとりが生まれたのだろうか。今までのジャージでは乗車姿勢時に肩周りや胴回りに突っ張り感があったため、Sサイズをチョイスしていたのだが、今作では生地が非常に伸びやかのため、身長168cm、体重57kgの体型ではXSも視野に入るようなフィット感だ。
ECOジャージのレースカットは、カッティングが体に沿うようなタイトめで、胴回りとワイドなグリッパーによってフィットさせる。身頃は長めに仕立てられており、袖は短め。近年のレースウェアのような着用感を求める場合は、無料の袖延長オプションを選んでも良さそう。
今作で気に入っているポイントは生地がしなやかで柔軟性に富んでいること、そして軽やかな風合いであること。体の動きにも柔軟にフォローしてくれるため着用感は心地よく、肌触りも心地よい。リサイクル素材を前面に推し出したECOジャージだが、これからスタンダードになるポテンシャルを備えている。
生地には特徴的な間隔でパンチングが施され、少し引っ張ると向こう側が透けて見えるほど繊維同士の密度は薄め。これによって通気性が確保されており、ライド中は風がウェア内を通り抜けてくれる。印象としてはウェア内に進入する風よりも、排出される風の方が通気性を感じさせる。
またジッパー付き防水ポケットにはプラーが備えられていることが非常に好印象。折角の防水ポケットにも関わらず開閉が億劫の場合、取り出す可能性の高いスマホや財布などは通常のカーゴポケットに入れてしまいがちで、ECOジャージのようにポケット内にアクセスしやすいのであれば使用頻度は高くなる。
今回の試着において非の打ち所が見つからなかったPerformance ECOジャージ。フィット感に関してはサンプルを手配してしっかりと試着できるため、ECOジャージを検討する際はぜひ手にとって確かめてもらいたい。エコに配慮したというトピックはあれど性能は十分に高機能なため、一つの選択肢として検討しても良いと感じさせられた試着だった。(インプレッション:藤原岳人)
チャンピオンシステム Performance ECOジャージ
サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL、3XL、4XL
カットスタイル:男性レースカット、男性クラブカット、女性レースカット、女性クラブカット
価格:17,930円(税込)
近年リサイクル素材を用いたサイクリングウェアが多く登場するようになり、ユーザーとしてもリサイクル素材を手にする、目にする機会が増えてきたはずだ。オーダーウェアブランドのチャンピオンシステムも再生素材を活用した半袖ジャージをラインアップに加え、エコフレンドリーのジャージを自らのデザインに染めることが可能となった。
リサイクル素材を活用したECOジャージは、チャンピオンシステムのベストセラーグレードのPerformanceで用意されている。通常モデルをベースとしつつ素材を改めることで、Perfomanceグレードらしい性能と着心地を維持しつつ、環境に配慮した1着を実現した。
チャンピオンシステムはECOジャージにREPREVEという素材を採用。この素材はペットボトルから再生産されたポリエステルの繊維で、累計100億本以上ものペットボトルをリサイクルされてきた実績があり、新品のポリエステルと比較しエネルギーを62%、水を99%、廃棄物を35%削減することに成功してきた素材だ。それを生地の96%に使うことで、環境に配慮したジャージを実現した。
リサイクルマテリアルというと環境問題が先行し、クオリティは二の次という印象を受ける方もいるだろう。しかし、REPREVEは品質に一切の妥協なく開発された素材であり、非常にしなやかな肌触りが特徴。加えて吸汗性や伸縮性にも富んでおり、サイクルジャージとしての機能も満たしている。
その素材をPerformanceジャージに落とし込んでいる。ウェア前面の裾部分にはワイドなシリコンバンドを配置し、背中側にも通常のグリッパーをあしらうことで、ジャージのずれ上がりを防いでいる。バックポケット脇のジッパー付き隠しポケットや、大きなリフレクターなどが装備された。
オーダーではレースカット(タイトめ)とクラブカット(レギュラーフィット)から選択することができるため、レースやトレーニングでの着用はもちろん、週末のカフェライドにもピッタリ。オリジナルデザインが行えるからこそ、それぞれの遊び方に適して、かつエコなジャージでライドを楽しめる。価格は17,930円(税込)。
―編集部インプレッション
シクロワイアード編集部で着用するウェアはチャンピオンシステム製で、今回ECOジャージを試着した藤原は半袖ジャージのサイズはSサイズを選び様々な場面で着用してきた。ECOジャージもSサイズを選んだのだが、袖を通した時はECOジャージは着慣れたジャージよりもひとまわり大きな印象を受けた。
サイジングとしては使用に差し支えないのだが、レースカットということを考慮すると生地が非常に薄手に仕上げられ、ゆとりが生まれたのだろうか。今までのジャージでは乗車姿勢時に肩周りや胴回りに突っ張り感があったため、Sサイズをチョイスしていたのだが、今作では生地が非常に伸びやかのため、身長168cm、体重57kgの体型ではXSも視野に入るようなフィット感だ。
ECOジャージのレースカットは、カッティングが体に沿うようなタイトめで、胴回りとワイドなグリッパーによってフィットさせる。身頃は長めに仕立てられており、袖は短め。近年のレースウェアのような着用感を求める場合は、無料の袖延長オプションを選んでも良さそう。
今作で気に入っているポイントは生地がしなやかで柔軟性に富んでいること、そして軽やかな風合いであること。体の動きにも柔軟にフォローしてくれるため着用感は心地よく、肌触りも心地よい。リサイクル素材を前面に推し出したECOジャージだが、これからスタンダードになるポテンシャルを備えている。
生地には特徴的な間隔でパンチングが施され、少し引っ張ると向こう側が透けて見えるほど繊維同士の密度は薄め。これによって通気性が確保されており、ライド中は風がウェア内を通り抜けてくれる。印象としてはウェア内に進入する風よりも、排出される風の方が通気性を感じさせる。
またジッパー付き防水ポケットにはプラーが備えられていることが非常に好印象。折角の防水ポケットにも関わらず開閉が億劫の場合、取り出す可能性の高いスマホや財布などは通常のカーゴポケットに入れてしまいがちで、ECOジャージのようにポケット内にアクセスしやすいのであれば使用頻度は高くなる。
今回の試着において非の打ち所が見つからなかったPerformance ECOジャージ。フィット感に関してはサンプルを手配してしっかりと試着できるため、ECOジャージを検討する際はぜひ手にとって確かめてもらいたい。エコに配慮したというトピックはあれど性能は十分に高機能なため、一つの選択肢として検討しても良いと感じさせられた試着だった。(インプレッション:藤原岳人)
チャンピオンシステム Performance ECOジャージ
サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL、3XL、4XL
カットスタイル:男性レースカット、男性クラブカット、女性レースカット、女性クラブカット
価格:17,930円(税込)
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