UCIワールドツアー開幕戦のツアー・ダウンアンダーを走ったバイクを紹介していくシリーズ第1弾。AG2Rシトロエン、アルペシン・フェニックス、アスタナ・カザフスタン、バーレーン・ヴィクトリアスの4チームを紹介します。
AG2Rシトロエン

AG2Rシトロエン / BMC SLR01 photo:Kei Tsuji
フランスのAG2Rシトロエンは2022年から大きくバイクのパーツ構成を変えていない。メインバイクはBMCのチームマシーンSLR01で、ヨーロッパレースではよりエアロなタイムマシーンロード01も投入する。グループセットからホイールまでカンパニョーロで固められており、もちろんスーパーレコードEPSのフルセットにボーラWTO。UAEチームエミレーツがシマノに切り替え、AG2RがUCIワールドチームの中で唯一のカンパニョーロ使用チームとなった。
パーツ構成はルックペダル、パワー2マックス、ピレリタイヤ、フィジークのサドルとバーテープで組み上げる。チューブレスタイヤとチューブラータイヤの比率は半々と言ったところ。

グループセットはワールドチームで唯一のカンパニョーロを使用 photo:Kei Tsuji 
ペダルはルックのKeo blade photo:Kei Tsuji
AG2Rシトロエン

フランスのAG2Rシトロエンは2022年から大きくバイクのパーツ構成を変えていない。メインバイクはBMCのチームマシーンSLR01で、ヨーロッパレースではよりエアロなタイムマシーンロード01も投入する。グループセットからホイールまでカンパニョーロで固められており、もちろんスーパーレコードEPSのフルセットにボーラWTO。UAEチームエミレーツがシマノに切り替え、AG2RがUCIワールドチームの中で唯一のカンパニョーロ使用チームとなった。
パーツ構成はルックペダル、パワー2マックス、ピレリタイヤ、フィジークのサドルとバーテープで組み上げる。チューブレスタイヤとチューブラータイヤの比率は半々と言ったところ。


| バイク | BMC |
| グループセット | カンパニョーロ |
| ホイール | カンパニョーロ |
| ペダル | ルック |
| パワーメーター | パワー2マックス |
| タイヤ | ピレリ |
| サドル | フィジーク |
| ジャージキット | ロスティ |
| ヘルメット | HJCスポーツ |
| コンピューター | ワフー |
アルペシン・ドゥクーニンク

UCIワールドチームに昇格したアルペシン・ドゥクーニンクも機材に大幅な変更のないチーム。引き続きキャニオンに乗る。グループセットからホイール、ペダル、パワーメーターに至るまでシマノ尽くしで、ダウンアンダーではメンバー全員がエアロードCFRに乗った。写真では青の単色に見えるが、角度によって青から紫、紫から赤へと艶かしく色を変える。ヨーロッパレースではアルティメットCFRも使用する。
デュラエースC50のホイールに装着されるのはヴィットリアのコルサ・チューブレスレディ25C。ディスクローターはプロトンの標準規格である前160mm・後ろ140mmの組み合わせではなく、アルケア・サムシックとグルパマFDJとともに前140mmにこだわる。チェーンリングはもはや標準化した54-40Tの組み合わせ。


| バイク | キャニオン |
| グループセット | シマノ |
| ホイール | シマノ |
| ペダル | シマノ |
| パワーメーター | シマノ |
| タイヤ | ヴィットリア |
| サドル | セレイタリア |
| ジャージキット | カラス |
| ヘルメット | アブス |
| コンピューター | ワフー |
アスタナ・カザフスタン

プロトンの中で最もよくオーストラリアの太陽を反射していたのがアスタナ・カザフスタンのウィリエール。ダウンアンダーではフィランテSLRを軸に、ゼロSLRが投入された。ステム一体型ハンドルまでターコイズブルーのメタリックなまだら模様のペイントが施されている。
グループセットはシマノのデュラエースで統一されているが、リアディレイラーのプーリーやBBのベアリングはSLFモーション製。ホイールはルック傘下のコリマで、マビック印のスルーアクスルを使用。ペダルはルック、サドルとバーテープはプロロゴ、タイヤはヴィットリア。チューブラータイヤ率が高い。最新鋭バイクでありながらどこか伝統を感じるセットアップ。


| バイク | ウィリエール |
| グループセット | シマノ |
| ホイール | シマノ |
| ペダル | ルック |
| パワーメーター | シマノ |
| タイヤ | ヴィットリア |
| サドル | プロロゴ |
| ジャージキット | ジョルダーナ |
| ヘルメット | リマール |
| コンピューター | ガーミン |
バーレーン・ヴィクトリアス
バーレーン・ヴィクトリアスは2023年もメリダのスクルトゥーラとリアクトの二台体制。ダウンアンダーでは総合エースのビルバオがスクルトゥーラに乗った。パーツ構成にも大きな変更はない。シマノのデュラエースで組み上げられるが、まだ旧型R9100のパワーメーターを使用している選手もいた。
ハンドルやホイールはヴィジョンのメトロンシリーズで、ハンドル周りやシートポストにもFSAやヴィジョン製品を使用する。ホイールはメトロン45SLと60SLの二択で、タイヤはコンチネンタルのグランプリ5000S TRのチューブレス。エアボリュームの大きな28mmで統一されていた。
| バイク | メリダ |
| グループセット | シマノ |
| ホイール | ヴィジョン |
| ペダル | シマノ |
| パワーメーター | シマノ |
| タイヤ | コンチネンタル |
| サドル | プロロゴ |
| ジャージキット | アレ |
| ヘルメット | ルディプロジェクト |
| コンピューター | ガーミン |
text&photo,Kei Tsuji
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