2023/01/19(木) - 17:00
AETHERよりも軽く、エアロで、冷却効果を高めたジロのフラッグシップヘルメット「ARIES SPHERICAL(アリーズ スフェリカル)」が公開された。新しいコンセプト「LIKE NOTHING(何も感じさせない)」を掲げる、2層構造のスフェリカルテクノロジーを引き継ぐ最高峰モデルだ。
2018年のAETHER(イーサー)登場から実に4年半の時を経て、ジロが後継のフラッグシップヘルメット「ARIES(アリーズ)」を公開した。AETHERよりも20g軽く、4%エアロで、2.3%冷却効果を高めたという渾身の一作。このデビューを待っていたジロのヘルメットユーザーも少なくないだろう。
二層構造のシェルで落車時の衝撃を受け流す「SPHERICAL(スフェリカル)」や、曲線を多用したデザインなど、ジロのフラッグシップヘルメットらしい特徴はそのまま。新コンセプト「LIKE NOTHING(何も感じさせない)」を掲げ、「何も身につけていないかの如く、流れる風を肌で直接感じることができるほどの並外れたクーリング性能により頭部を常に快適に保ち、的確に頭を守り(プレスリリース)」、従来以上にライドに集中できるよう開発されたという。
AETHERで初投入され、現在はセカンドグレードにも波及するSPHERICAL構造とは、2層にわたる別々の素材のライナーを利用する(=プログレッシブレイヤリング)ことで衝突力のマネージメントを行うシステム。さらに回転運動の衝撃を和らげるMIPSを組み合わせることでより多様な衝撃から頭部へのダメージを和らげる。もしもの時を守るヘルメットとして、これ以上ないメリットと言えるだろう。
安全性と軽量化は相反する要素だが、ARIESの優れた冷却力と、大きく肉抜きされ洗練されたコンパクトなフォルムは、AETHER比較で5%軽い(Mサイズで270g)。新採用の「AURA II 飛散防止補強アーチ」(半透明の部分)はツインブリッジとなり強度を落とすことなく軽量化。 大きく肉抜きされたシェル全体、空気抵抗や風の流れを妨げることなく繋いでいるという。
コンパクト化されたフォルムは軽量化だけではなく、エアロ効果にも影響する部分。ロードレースの高速化に伴い、AURA II アーチの面取り加工や空気の流れを計算し取り込んだ空気の後部への排出と整流を考慮。AETHERからの空気抵抗削減は4%に及んでいる。
さらに内部の冷却効率を高めるべく、内部のエアチャネルは従来よりもワイド化され、内部に効率良く配置された複数の横溝によって頭部の余分な熱を取り除き、常に快適な状態を維持。冷却効率はAETHER比で2.3%の向上を叶えたという。
さらにインナーパッドには汗の吸収を高めつつ、パッド内部のシリンビーズを利用することでライダーの額から湿気を逃し、目への汗の浸入を防ぐDryCoreシステムを採用。後部に備えられたリフレクティブハイライトは夜間での被視認性を高め、より一層安全性を高めるための工夫だ。
ARIES SPHERICALは5つのカラーラインナップが用意され、全てグローバルフィットでの展開。ダイアテックによれば定評あるアジアンフィットは今後追加される見込みだという。
なお、シクロワイアードオフィスには、既にジロ本社から製品版のARIES SPHERICALが到着済み。着用感など、ファーストインプレッションは追って紹介予定だ。
ジロ ARIES SPHERICAL
サイズ: S(51-55cm/Matte Whiteのみ)/ M(55-59cm)/ L(59-63cm)
カラー:Matte Black、Matte White、Matte Carbon / Red、Matte Ano Blue、Matte Metallic Coal/ Space Green
グローバルフィット
重量: 270g(Mサイズ)
Spherical Technology™ / MIPS® brain protection system 搭載
構造: インモールド・ポリカーボネートシェル / EPSライナー / AURA II Reinforcement アーチ
フィットシステム: Roc Loc 5 Air
インナーパッド: DryCoreスェットマネージメント / Ionic+ anti-microbial パッド
ベンチレーション: 24箇所のウィンドトンネル ベンチレーション
JCF公認モデル / CE安全規格取得
価格: 48,840円(税込)
2018年のAETHER(イーサー)登場から実に4年半の時を経て、ジロが後継のフラッグシップヘルメット「ARIES(アリーズ)」を公開した。AETHERよりも20g軽く、4%エアロで、2.3%冷却効果を高めたという渾身の一作。このデビューを待っていたジロのヘルメットユーザーも少なくないだろう。
二層構造のシェルで落車時の衝撃を受け流す「SPHERICAL(スフェリカル)」や、曲線を多用したデザインなど、ジロのフラッグシップヘルメットらしい特徴はそのまま。新コンセプト「LIKE NOTHING(何も感じさせない)」を掲げ、「何も身につけていないかの如く、流れる風を肌で直接感じることができるほどの並外れたクーリング性能により頭部を常に快適に保ち、的確に頭を守り(プレスリリース)」、従来以上にライドに集中できるよう開発されたという。
AETHERで初投入され、現在はセカンドグレードにも波及するSPHERICAL構造とは、2層にわたる別々の素材のライナーを利用する(=プログレッシブレイヤリング)ことで衝突力のマネージメントを行うシステム。さらに回転運動の衝撃を和らげるMIPSを組み合わせることでより多様な衝撃から頭部へのダメージを和らげる。もしもの時を守るヘルメットとして、これ以上ないメリットと言えるだろう。
安全性と軽量化は相反する要素だが、ARIESの優れた冷却力と、大きく肉抜きされ洗練されたコンパクトなフォルムは、AETHER比較で5%軽い(Mサイズで270g)。新採用の「AURA II 飛散防止補強アーチ」(半透明の部分)はツインブリッジとなり強度を落とすことなく軽量化。 大きく肉抜きされたシェル全体、空気抵抗や風の流れを妨げることなく繋いでいるという。
コンパクト化されたフォルムは軽量化だけではなく、エアロ効果にも影響する部分。ロードレースの高速化に伴い、AURA II アーチの面取り加工や空気の流れを計算し取り込んだ空気の後部への排出と整流を考慮。AETHERからの空気抵抗削減は4%に及んでいる。
さらに内部の冷却効率を高めるべく、内部のエアチャネルは従来よりもワイド化され、内部に効率良く配置された複数の横溝によって頭部の余分な熱を取り除き、常に快適な状態を維持。冷却効率はAETHER比で2.3%の向上を叶えたという。
さらにインナーパッドには汗の吸収を高めつつ、パッド内部のシリンビーズを利用することでライダーの額から湿気を逃し、目への汗の浸入を防ぐDryCoreシステムを採用。後部に備えられたリフレクティブハイライトは夜間での被視認性を高め、より一層安全性を高めるための工夫だ。
ARIES SPHERICALは5つのカラーラインナップが用意され、全てグローバルフィットでの展開。ダイアテックによれば定評あるアジアンフィットは今後追加される見込みだという。
なお、シクロワイアードオフィスには、既にジロ本社から製品版のARIES SPHERICALが到着済み。着用感など、ファーストインプレッションは追って紹介予定だ。
ジロ ARIES SPHERICAL
サイズ: S(51-55cm/Matte Whiteのみ)/ M(55-59cm)/ L(59-63cm)
カラー:Matte Black、Matte White、Matte Carbon / Red、Matte Ano Blue、Matte Metallic Coal/ Space Green
グローバルフィット
重量: 270g(Mサイズ)
Spherical Technology™ / MIPS® brain protection system 搭載
構造: インモールド・ポリカーボネートシェル / EPSライナー / AURA II Reinforcement アーチ
フィットシステム: Roc Loc 5 Air
インナーパッド: DryCoreスェットマネージメント / Ionic+ anti-microbial パッド
ベンチレーション: 24箇所のウィンドトンネル ベンチレーション
JCF公認モデル / CE安全規格取得
価格: 48,840円(税込)
リンク
Amazon.co.jp