3年ぶりに開催された第8回ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム2022。ブランクを経て迎えただけにファンたちにとっては待望のイベントとなった。沿道には選手の似顔絵や応援バナーなど、手づくりでユニークな応援スタイルが溢れた。



ジャパンカップでも例年大好評のこの企画。日本へやってきた海外選手たちを喜ばせる日本のファンたちの応援スタイルをスナップして紹介します。

ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)とファンたちヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)とファンたち photo:Makoto AYANO
大会アンバサダーのマルセル・キッテルと清水勇人さいたま市長大会アンバサダーのマルセル・キッテルと清水勇人さいたま市長 photo:Makoto AYANOスレートボードのメッセージには悪魔おじさんスレートボードのメッセージには悪魔おじさん photo:Makoto AYANO


あちこちで人気だった悪魔おじさんとエスコートの悪魔ガールズあちこちで人気だった悪魔おじさんとエスコートの悪魔ガールズ photo:Makoto AYANO
チームタイムトライアルを走るユンボ・ヴィスマチームタイムトライアルを走るユンボ・ヴィスマ photo:Makoto AYANO
スタート・フィニッシュエリアにはユンボ・ヴィスマ応援コーナーがスタート・フィニッシュエリアにはユンボ・ヴィスマ応援コーナーが photo:Makoto AYANO
ツール・ド・フランスで活躍したスター選手たちが再びさいたまを走るツール・ド・フランスで活躍したスター選手たちが再びさいたまを走る photo:Makoto AYANO
娘さんがフェルトでつくったヴィンゲゴーのマスコットだそうです(ケース入り)娘さんがフェルトでつくったヴィンゲゴーのマスコットだそうです(ケース入り) photo:Makoto AYANO前回大会のキッテルとの記念写真にもらったサインを再びパネルに(繰り返します)前回大会のキッテルとの記念写真にもらったサインを再びパネルに(繰り返します) photo:Makoto AYANO
ツール・ド・フランスの風物詩、ひまわりツール・ド・フランスの風物詩、ひまわり photo:Makoto AYANO
コース沿道は多くの観客で賑わったコース沿道は多くの観客で賑わった photo:Makoto AYANO
スケッチブックに新城幸也の応援スケッチブックに新城幸也の応援 photo:Makoto AYANOAllez FROOM !Allez FROOM ! photo:Makoto AYANO


ゲラント・トーマスの応援は出身地のウェールズの旗でゲラント・トーマスの応援は出身地のウェールズの旗で photo:Makoto AYANO
ヤスパー・フィリプセンとクリス・フルーム(黄色い忍者)の応援ヤスパー・フィリプセンとクリス・フルーム(黄色い忍者)の応援 photo:Makoto AYANOGo! CAV!! Go! CAV!! photo:Makoto AYANO


バルベルデの応援バナーには「師匠」の愛称がバルベルデの応援バナーには「師匠」の愛称が photo:Makoto AYANO蜜蜂のキャラクターのようなユンボ・ヴィスマの応援旗蜜蜂のキャラクターのようなユンボ・ヴィスマの応援旗 photo:Makoto AYANO


出場してないポガチャルのモノマネ。ヘルメットから「ポガ毛」がはみ出て、ファンタオレンジ飲んでる。スロベニアのナショナルジャージはどこで調達した?出場してないポガチャルのモノマネ。ヘルメットから「ポガ毛」がはみ出て、ファンタオレンジ飲んでる。スロベニアのナショナルジャージはどこで調達した? photo:Makoto AYANO
ツール・ド・フランス主催者A.S.O(アモリー・スポール・オルガニザシヨン)の招待により、海外の主要メディアもやってくるさいたまクリテ。今回初来日となったアメリカ人ジャーナリスト、グレゴー・ブラウン氏(FloBikes)によれば「日本人のファンたちは驚くほどフレンドリーで、控えめだけどとっても温かい感じがする。『おもてなし』という言葉を知ったのだけど、とても歓迎されている気がするし、なぜ選手たちが日本に行きたいと言うのかがよく分かった。僕自身も本当に楽しめたし、このあと4日間滞在して小旅行を楽しむつもりのだけど、楽しみで仕方がない」と話してくれた。

日の傾くなかさいたま新都心のクリテリウムコースを走る日の傾くなかさいたま新都心のクリテリウムコースを走る photo:Makoto AYANO
実写版のお面と似顔絵イラストの団扇実写版のお面と似顔絵イラストの団扇 photo:Makoto AYANO
ヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナカザフスタン)とアレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム)が逃げるヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナカザフスタン)とアレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム)が逃げる photo:Makoto AYANO
メイン集団のスプリント争いでキレを見せたのはマーク・カヴェンディッシュ(クイックステップ・アルファヴィニル)メイン集団のスプリント争いでキレを見せたのはマーク・カヴェンディッシュ(クイックステップ・アルファヴィニル) photo:Makoto AYANO
ニーバリ、バルベルデの引退セレモニー

引退の花束を受け取ったアレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム)とヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナカザフスタン)引退の花束を受け取ったアレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム)とヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナカザフスタン) photo:Makoto AYANO
今季限りでの引退を決めたアレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム)とヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナカザフスタン)。レースでも2人揃って逃げを打ち、終盤まで粘る走りを見せた。追走グループに捕まる前に最後の健闘を讃えあう握手をみて、胸が熱くなったファンも多かったことだろう。

レースが終わり、表彰式も終わった後、主催者によって用意されていたプログラムがニーバリとバルベルデの2人の引退セレモニー。バルベルデは後継者のエンリク・マスから花束を贈られ、ニーバリはチームメイトの弟、アントニオ・ニーバリから花束を受け取り、それぞれ熱い抱擁を交わした。

ニーバリと自作の応援旗と一緒に写真に収まるファンニーバリと自作の応援旗と一緒に写真に収まるファン photo:Makoto AYANO活躍した写真を散りばめたパネルを受け取るアレハンドロ・バルベルデ活躍した写真を散りばめたパネルを受け取るアレハンドロ・バルベルデ photo:Makoto AYANO


長かったキャリアを終える2人のレジェンドの労をねぎらう惜しみない拍手が送られた。そしてセレモニーへの参加申込み者らは順に2人と一緒にツーショット写真を撮れるという特典が用意された。この日、沿道にもとくに2人への応援は多かった。

かつての盟友フランシスコ・マンセボ(マトリックス・パワータグ)とバルベルデかつての盟友フランシスコ・マンセボ(マトリックス・パワータグ)とバルベルデ photo:Makoto AYANO
そしてレース前にはフランシスコ・マンセボ(マトリックス・パワータグ)と仲良く話をするバルベルデの姿が。マンセボは2000年ツール新人賞のパコ・マンセボは46歳で今日のプロトン最年長選手。同郷のバルベルデとはツールを一緒に走った仲で、元チームメイトだった時期もある。「オールドフレンドだよ!」と笑うふたり。いつもならバルベルデがプロトン最年長なことが多いが、この日はマンセボの46歳が最年長だった。

引退する中島康晴(キナンレーシングチーム)と、かつて共に走った新城幸也引退する中島康晴(キナンレーシングチーム)と、かつて共に走った新城幸也 photo:Makoto AYANO
レース後、日本のメディア陣のリクエストで実現したのが中島康晴(キナンレーシングチーム)のプチセレモニー。かつて梅丹本舗エキップアサダ時代などにヨーロッパを目指し共に走った新城幸也も一緒に並んでの引退フォトセッション。中島選手、お疲れさまでした!


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