2022/10/01(土) - 17:18
山中湖を出発し、冨士浅間神社で祈祷をし、西湖や河口湖へ。ペテル・サガン(スロバキア、トタルエネルジー)と共に富士山周辺を走った、スペシャライズドのブランドイベント2日目の模様をレポート。
先週末にオーストラリアで開催された世界選手権でロードシーズンを終えたペテル・サガン(スロバキア、トタルエネルジー)を日本に招き、アジア各国のアンバサダーも交えて開催された、スペシャライズドの豪華イベント。9月30日(金)は山中湖畔を発着する70kmのライドプランが用意された。
世界選手権3連覇を筆頭に、ツール・ド・フランス区間12勝、パリ〜ルーベ制覇など、超トップクラスのスター選手と走れるまたとない機会。来日した各国スペシャライズドのアンバサダーやスタッフのほか、倍率100倍(!)という狭き門を勝ち抜いた一般応募のサイクリストも招かれた。
前日のサーキットイベントはレーシングカーに乗って楽しんだサガンだったが、この日はトタルエネルジーのスロバキアチャンピオンジャージ姿で登場。この日乗ったのは、普段レースやトレーニングで使うS-WORKS TarmacではなくS-WORKS Aethosのサガンシグネチャーモデルだった(サイズ56)。
山中湖畔のホテルを出発し、サイクリングロードで富士山を眺めながら北口本宮冨士浅間神社へ。荘厳な佇まいに「ワオ」を連続していたサガンには、スペシャライズド・ジャパンの計らいで来シーズンの活躍とグループライドの成功を祈願する祈祷も捧げられた。
スバルラインの入り口をかすめ、鳴沢村のアップダウンコースでヒルクライム。高いプロ意識を持ってファンサービスに徹しつつ走ったサガンは「登りよりも下りが好きだね。僕のことを知ってれば分かってると思うけど(笑)」とも。このあたりの様子は、各国のアンバサダーや、スペシャライズド本国スタッフが撮影していたオフィシャルムービーで順次公開されるはずなので、まずは今すぐ各アンバサダーのInstagramストーリーや、今回のイベントテーマ#ownyourroadをチェックすべし。
「すぐにヨーロッパに戻ってメディカルチェックとグラベル世界選手権に出場する。10月になっても全然気を抜けないんだ」と話していたサガンは、たっぷりファンサービスをした後は折り返し地点で離脱し、スペシャライズド本社スタッフと共に"いつものライド"に切り替えた。
西湖から河口湖への短いダウンヒルを飛ばし、湖畔の平坦路をハイアベレージで駆け抜ける。もちろんトップスピードではないものの、それでいてコーナーやちょっとの登りでも全くリズムを崩すことなく、流れるような美しい走り。その後ろをピッタリとフォローしてなお余裕たっぷりの本社スタッフの走りにも(※スペシャライズド社員には全米トップアマチュアクラスの走り屋が多数在籍)、改めてトップブランドとは何たるかを感じたのであった。
サガンの来日に湧いたイベントだったが、この企画を日本開催に決めたスペシャライズド韓国のリム・ウンビン代表は「サガンのゲスト参加はもちろんトピックですが、スペシャライズドの掲げる"製品のスペック自体にフォーカスするのではなく、ハイスペックを誇る我々の製品を使うからこそ見える世界観や、ライドエクスペリエンスを強く提示する"という思いを強く打ち出したかったのです」と言う。そのために、世界のどことも違いネームバリューのある日本に決めた、とも。当初はオーストラリアから近い東南アジアで開催する予定だったが、ウンビン代表の発案で日本開催になったという経緯も聞くことができた。
サガンは本日10月1日(土)の飛行機でヨーロッパに戻るが、各国のアンバサダーはもう数日日本に残り、思い思いに各地を走って楽しむという。世界でもトップクラスの人気を誇る彼・彼女たちの目線を通して、どんな発信がされるのか楽しみにしたいと思う。
シクロワイアードでは後日サガンのインタビューを掲載予定。イベントのこと、世界選手権のこと、これまでのキャリアのこと、類まれなるフィジカルやトレーニングについてなど、本人の言葉を通してお伝えします。
text:So Isobe
先週末にオーストラリアで開催された世界選手権でロードシーズンを終えたペテル・サガン(スロバキア、トタルエネルジー)を日本に招き、アジア各国のアンバサダーも交えて開催された、スペシャライズドの豪華イベント。9月30日(金)は山中湖畔を発着する70kmのライドプランが用意された。
世界選手権3連覇を筆頭に、ツール・ド・フランス区間12勝、パリ〜ルーベ制覇など、超トップクラスのスター選手と走れるまたとない機会。来日した各国スペシャライズドのアンバサダーやスタッフのほか、倍率100倍(!)という狭き門を勝ち抜いた一般応募のサイクリストも招かれた。
前日のサーキットイベントはレーシングカーに乗って楽しんだサガンだったが、この日はトタルエネルジーのスロバキアチャンピオンジャージ姿で登場。この日乗ったのは、普段レースやトレーニングで使うS-WORKS TarmacではなくS-WORKS Aethosのサガンシグネチャーモデルだった(サイズ56)。
山中湖畔のホテルを出発し、サイクリングロードで富士山を眺めながら北口本宮冨士浅間神社へ。荘厳な佇まいに「ワオ」を連続していたサガンには、スペシャライズド・ジャパンの計らいで来シーズンの活躍とグループライドの成功を祈願する祈祷も捧げられた。
スバルラインの入り口をかすめ、鳴沢村のアップダウンコースでヒルクライム。高いプロ意識を持ってファンサービスに徹しつつ走ったサガンは「登りよりも下りが好きだね。僕のことを知ってれば分かってると思うけど(笑)」とも。このあたりの様子は、各国のアンバサダーや、スペシャライズド本国スタッフが撮影していたオフィシャルムービーで順次公開されるはずなので、まずは今すぐ各アンバサダーのInstagramストーリーや、今回のイベントテーマ#ownyourroadをチェックすべし。
「すぐにヨーロッパに戻ってメディカルチェックとグラベル世界選手権に出場する。10月になっても全然気を抜けないんだ」と話していたサガンは、たっぷりファンサービスをした後は折り返し地点で離脱し、スペシャライズド本社スタッフと共に"いつものライド"に切り替えた。
西湖から河口湖への短いダウンヒルを飛ばし、湖畔の平坦路をハイアベレージで駆け抜ける。もちろんトップスピードではないものの、それでいてコーナーやちょっとの登りでも全くリズムを崩すことなく、流れるような美しい走り。その後ろをピッタリとフォローしてなお余裕たっぷりの本社スタッフの走りにも(※スペシャライズド社員には全米トップアマチュアクラスの走り屋が多数在籍)、改めてトップブランドとは何たるかを感じたのであった。
サガンの来日に湧いたイベントだったが、この企画を日本開催に決めたスペシャライズド韓国のリム・ウンビン代表は「サガンのゲスト参加はもちろんトピックですが、スペシャライズドの掲げる"製品のスペック自体にフォーカスするのではなく、ハイスペックを誇る我々の製品を使うからこそ見える世界観や、ライドエクスペリエンスを強く提示する"という思いを強く打ち出したかったのです」と言う。そのために、世界のどことも違いネームバリューのある日本に決めた、とも。当初はオーストラリアから近い東南アジアで開催する予定だったが、ウンビン代表の発案で日本開催になったという経緯も聞くことができた。
サガンは本日10月1日(土)の飛行機でヨーロッパに戻るが、各国のアンバサダーはもう数日日本に残り、思い思いに各地を走って楽しむという。世界でもトップクラスの人気を誇る彼・彼女たちの目線を通して、どんな発信がされるのか楽しみにしたいと思う。
シクロワイアードでは後日サガンのインタビューを掲載予定。イベントのこと、世界選手権のこと、これまでのキャリアのこと、類まれなるフィジカルやトレーニングについてなど、本人の言葉を通してお伝えします。
text:So Isobe
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